リコーのコンパクトデジタルカメラ「GR」は2013年5月に発売されました。私は発売日より使用しており、ほぼ2年間が経ちました。
私がGRに対して思うこと。それは私にとって最高のカメラであるということです。
GRを発売日から使って2年が経った
リコーのコンパクトデジタルカメラ「GR」が発売されたのは約2年前のこと。私は2013年5月24日の発売日からずっと使ってきました。
「GR」には様々な特徴があります。APS-Cサイズセンサとか、優れた28mm単焦点レンズとか、ローパスレスとかなどなど。
GRがあれば簡単に綺麗な写真が撮れる。カスタマイズも簡単
でも私はもっとシンプルに言いたいです。それは「GRは誰でも簡単に綺麗な写真が写せるカメラ」だとこと。そして「カスタマイズがとても容易で、撮影者の意図をすぐに反映させることができる」ということ。
GRは2年間使ってきて、飽きない。なぜでしょうか? それは「GRは撮影の目と、手と、心に同化している」からです。GRの直感的でわかりやすいメニューはこなれています。十分に小型なボディ。ファームウェアは4.0までバージョンアップされ、機能が拡張されてきました。
GRの機能はほとんど完成されています。注文したいこともないわけではありません。(たとえば暗いところでの合焦速度など)けれど、だからといってGRをけなす理由にはならないと思っています。トータルで考えた時の性能バランスがよくできているからです。
私にとってカメラはGRが基本です。GR 28mm (実焦点距離は18.3mm) を通勤カバンに入れています。これで多くの被写体を撮影できます。ただしGRだけですべての撮影シーンをカバーできるわけではありません。GRでカバーできない被写体は一眼レフカメラに任せたいです。たとえばポートレートは85mmあたりの単焦点レンズを使いたいですし、スポーツやダンサーなどは70-200mm、100-400mm などのズームレンズを使いたいです。でも大抵の場合、GRひとつでまかなえてしまいます。
GRのスペシャルイベント「GR体感&トークライブ」に参加できてよかった
2013年5月、リコーはGRのスペシャルイベント「GR体感&トークライブ」を東京・大阪で行いました。私は東京のイベントに参加したのですが、今振り返ってみると参加できて本当に良かったです。GRを通して自分の写真の世界が広がった気がしました。
この時の模様は下記にレポートしています。ちょっと長いですが、ぜひごらんください。
レポート「GR 体感&トークライブ」Part 1 新GRに触れてみた
レポート「GR 体感&トークライブ」Part 2 赤城耕一「GRの新しい世界」
レポート「GR 体感&トークライブ」Part 3 「GRサイドストーリー」
レポート「GR 体感&トークライブ」Part 4 内田ユキオ「僕がGRについて知っている2,3のことがら ~僕がGRを好きになった理由~」
レポート「GR 体感&トークライブ」Part 5 「GR 公開ワークショップ」
リコーは優れた仕事をした
GRは使えば使うほどその機能の奥深さに魅了されていきます。撮影者の創意工夫を引き出す仕組みが随所に施されているからです。2年経ってもいまだに「こんな機能もあったのか! こんな使い方もあったのか!」と気づくこともあります。リコーのワークショップ「東京ぶらフォト」に参加した時などに痛感しました。
GRは、深い。安っぽくない。
よそのカメラメーカーのカメラも気にならないわけではないです。しかし、GRに匹敵するコンパクトカメラは、GR登場2年経ってさえ皆無ではないでしょうか。
リコーはGRを作りました。それ自体すごいことだと思いますが、写真文化をも作ったと私は思います。これはもっとレベルの高いことです。
これからも「GR」を愛用していきたいと考えています。