(この記事は2022年1月23日に更新しました)
Appleの最新iPhoneである「iPhone 13」や「iPhone 13 Pro」の物理デュアルSIM版について最新情報をお届けします。
日本で販売されている iPhone とは異なり、海外で販売されている iPhone には nano SIM を2枚刺せるものがあります。
目次
iPhone のデュアルSIM機能のメリットについて
AppleのiPhone 13はすべてデュアルSIM機能が搭載されています。物理的な nano SIM と eSIM の両方を扱えます。
デュアルSIM機能があると何がメリットなのでしょうか。具体的には下記のようなシーンで有効です。
- 2つの電話番号を1台で利用することができる。(例:仕事用とプライベート用の電話番号を1台のiPhoneで利用する)
- 2つの異なる料金プランを利用することができる。(例:ドコモとワイモバイルとそれぞれ契約し、1台のiPhoneで利用する)
- 海外旅行先で2つのSIMを利用することができる。(例:通話用の番号はローミングを利用して受けられるようにしておきながら、データプランは現地の高速で安価なSIMを利用する)
デジタルデバイスに詳しい人や海外旅行によく行く人にとって、デュアルSIM機能はなくてはならない機能といっても差し支えないでしょう。
iPhone のデュアルSIM機能はナノSIMとデジタルeSIMを使用することで実現しています。このためには通信キャリアがeSIMに対応することが不可欠です。
iOS 15 (2021年9月21日にリリース)の新機能として、「メッセージアプリ内で電話番号を切り替え」が挙げられます。
デュアルSIMを搭載したiPhoneでは、会話の途中で電話番号を切り替えることが出来ます。
デュアルSIMのメリットがどんどん拡大していきます。
nano SIMを2個刺せるiPhoneが注目を浴びている
繰り返しになりますが、日本で販売されているApple のiPhoneはデュアルSIM機能がありますが、物理的な nano SIM と eSIMという組み合わせです。
しかし朗報です。香港版 iPhone はデュアルSIM機能をナノSIMを2枚刺せる形で実現しているのです。香港版は物理的なSIMカードを2枚同時に挿入できる仕様です。
例えばiPhone 13にプライベートのSIMと、仕事用のSIMを入れて利用することができます。
このようなデュアルSIM機能のメリットを享受したければ、香港で販売されているiPhoneを入手すればいいです。日本に住む私たちにとって最も入手しやすいのが香港版 です。(中国版はFaceTime機能が削られているので却下です。)
デュアルSIMに対応している香港版iPhone 13
- iPhone 13 mini 5,999 HKD(約84,700円) *ただし eSIM+nanoSIM
- iPhone 13 6,799 HKD(約96,000円)
- iPhone 13 Pro 8,499 HKD(約120,000円)
- iPhone 13 Pro Max 9,399HKD(約132,700円)
これら4種類のiPhoneは香港に行けば購入することができます。
しかし香港は現新型コロナウイルスのため、現地に赴くことは難しいです。
そこで、これらの物理的なデュアルSIMに対応している香港版iPhoneはネット通販で購入するのがもっとも便利で簡単です。
シャッター音が強制的に鳴る日本のiPhoneと、ミュートできる海外のiPhone
iPhone の売りはそのカメラ機能です。前モデルよりも性能が向上しています。
ところが日本で発売されているiPhoneはシャッター音がうるさいのです。それもそのはず新型iPhone にはステレオスピーカーが内蔵されております。2個のスピーカーからシャッター音がけたたましく鳴ります。
せっかくカメラがウリのiPhoneなのにこんなにうるさいのでは、楽しく撮影できません。一体、どうしてこんな仕様なんでしょうか。
仕様では、iPhone には左サイドに「着信/サイレントスイッチ」が付いています。着信/サイレントスイッチを切り替えることによって、iPhone の着信モード とサイレントモード を切り替えることができます。サイレントモードでは、iPhone のすべての音を消すことができます。(ただしバイブレーションする場合はあります。)静かにしたい時、サイレントモードはとても有効ですね。
ところが例外があります。それは日本のiPhoneです。日本で販売されるiPhoneは、サイレントモードにしてもシャッター音が必ず鳴ります。日本のiPhoneはいわばガラパゴス仕様なのです。
日本以外のアメリカやカナダ、ヨーロッパ、中国、香港、台湾などの大多数の諸外国のiPhoneはミュートを完全に行えます。
着信モード | サイレントモード | |
---|---|---|
日本版iPhone | iPhoneのすべての音が鳴る | シャッター音が強制的に鳴る |
海外版iPhone | iPhoneのすべての音が鳴る | iPhoneのすべての音が消える |
写真を撮るときミュートをするのは世界の常識です。特に観光地など外出先では、うるさい音が周りの人の迷惑になります。。
iPhoneで本当に写真やビデオ撮影を楽しみたい人は、日本のApple Storeで買わず、シャッター音が鳴らない海外の iPhone を選んでください。iPhoneを利用して、快適に写真撮影・動画撮影を楽しむことができます。
海外版iPhoneをゲットする方法
日本にいる私たちが海外版iPhoneを購入する方法が3つあります。
- 海外に行って、現地のApple Store でiPhone を購入する方法
- 海外のApple 公式サイトから転送業者を利用してiPhone を購入する方法
- 通販サイトを利用して、iPhone を購入する方法を使ってiPhone を購入する方法
私は2016年、カナダのApple StoreでiPhone 7を購入したことがありました。
▼ Apple Conestoga (オンタリオ州 コネストガモール内にある)で iPhone 7 をゲット
ただiPhoneのために海外に行くのはお金と時間がかかります。日本から一番近い海外のApple Storeは香港でしょう。格安航空会社を使っても数万円はかかってしまいます。
また、海外の転送業者もメジャーどころはApple Storeが出荷しなかったりするので、抜け道を考えるのは面倒です。
一番手っ取り早いのは通販サイトを利用してiPhone を購入することです。
▼ 通販サイトEtorenでiPhone 11 をゲットした
香港版SIMフリー iPhone をどこで購入すべきか?
上で表示した表を見てわかるように、iPhone を最もお安く購入するならば日本のApple公式サイトです。iPhoneを買うならここが一番安いです。
もし香港版のiPhoneが欲しいならば、日本に住む私たちにとってなじみと実績があるのが通販サイトEtorenとExpansysを利用するのがオススメです。
EtorenもExpansysも香港に拠点のあるスマホショップ。日本人スタッフがいますので、基本的に困ることはありません。問い合わせも日本語でできます。
どのショップもすぐに海外版iPhoneを送ってくれます。
香港版iPhone 13 シリーズ価格リスト
Expansysで販売されている香港版iPhone 13 シリーズは下記の通りです。
こちらには、日本のApple公式サイトの価格(税込)と、その差額を表示しております。
容量 | 香港版 | Apple公式サイト | 差額 | |
---|---|---|---|---|
iPhone13Pro Max | 128GB | 170,232 | 134,800 | 35,432 |
256GB | 182,724 | 146,800 | 35,924 | |
512GB | 210,667 | 170,800 | 39,867 | |
1TB | 253,012 | 194,800 | 58,212 | |
iPhone13Pro | 128GB | 149,928 | 122,800 | 27,128 |
256GB | 162,421 | 134,800 | 27,621 | |
512GB | 191,926 | 158,800 | 33,126 | |
1TB | 232,704 | 182,800 | 49,904 | |
iPhone13 | 128GB | 118,690 | 98,800 | 19,890 |
256GB | 134,306 | 110,800 | 23,506 | |
512GB | 138,993 | 134,800 | 4,193 | |
iPhone13 mini | 128GB | 109,317 | 86,800 | 22,517 |
256GB | – | 98,800 | – | |
512GB | 134,306 | 122,800 | 11,506 |
海外版SIMフリーiPhoneのメリット
メリット1 SIMフリー
海外版iPhoneはSIMフリーです。周波数さえ合えば、日本でどの携帯電話キャリアの電波も使うことができます。
メリット2 シャッター音がない
日本のiPhoneとは異なり、海外のiPhoneはシャッター音を完全に切ることができます。
メリット3 香港版iPhone 13シリーズは物理デュアル SIM対応 (miniを除く)
香港版iPhone 13シリーズは mini を除き nano SIM を2枚刺すことができます。これは大きなメリットです。
では香港版SIMフリー iPhone のデメリットはあるのでしょうか?
デメリット1 故障した時、エクスプレス交換サービスが利用できない。
iPhoneは割と丈夫に作られていますが、うっかり壊してしまうこともあるでしょう。
そんなとき、日本の Apple Store が対応してくれます。交換修理の際、海外版の在庫がないときは取り寄せになります。
海外版はエクスプレス交換サービスが利用できません。
2017年8月のことです。私は愛用するカナダ版iPhone をうっかり落としてしまいました。失意のうちにApple表参道を訪れ、修理を依頼しました。
すると、店のバックヤードにはカナダ型番の交換用在庫がありました。日本の型番になるかと思っていたので、うれしい誤算でした。いまはその交換品のカナダ版型番のiPhoneを使っています。
スペシャリストに、SIMフリーの iPhone であることを確認しました。シャッター音も鳴りません。
とはいえ、香港版iPhoneを購入したら絶対に頑丈なケースを付けることをおすすめします。
デメリット2 充電器が海外仕様のもの
充電器が海外仕様のものであることがデメリットとして挙げられます。気になる人は気になるかもしれませんが、念のため。
香港版SIMフリーiPhoneの使い方
香港版SIMフリーiPhone は nano SIMというサイズを利用することができます。
そのさい、NTTドコモやソフトバンクなどキャリアに届け出る必要は一切ありません。
またMVNOの nano SIMをご利用でしたら、同様にて香港版SIMフリーiPhoneにてご利用が可能です。プロファイルは1つまでしかインストールできません。
香港版iPhoneは日本でAppleからサポートを受けられるの?
輸入した SIMフリーiPhone が初期不良だったり、故障したりした場合、Appleはサポートしてくれるでしょうか?
答えはイエス。Appleはグローバル企業ですので、香港版iPhoneをサポートしてくれます。
また香港版iPhoneはAppleの延長保証サービス「AppleCare+」にも加入することができます。ただし、AppleCare+のエクスプレス交換には対応していません。
Appleに電話すれば簡単に契約できます。電話番号は 0120-27753-5 です。クレジットカードをご用意ください。
AppleCare+は購入後30日以内に入る必要があります。香港版SIMフリーiPhoneが手元に届いたらすぐに手配したほうがいいです。
結論:iPhone を買うなら香港版 iPhoneがいい。ナノSIM2枚を刺せる
結論です。もしiPhoneを購入するならば、日本版のiPhone を買ってはダメです。香港版のiPhone 13や13 Proを購入することをまず検討してください。物理nano SIMを2枚刺し、電話番号を2つを1台で利用できます(mini以外)。
さらに海外のiPhoneはうっとおしいシャッター音が鳴らなくなります。静穏を好むiPhoneファンにとってうれしいことです。
赤ちゃんやペットの写真を撮ったりする時、海外版のiPhoneはシャッター音が一切鳴りません。これは素晴らしいです。
iPhoneを心から楽しみたい人は、香港版 iPhoneを購入してください。後悔しません。
▶︎▶︎ 香港版 iPhone 13をExpansysで見てみる
▶︎▶︎ 香港版 iPhone 13をEtorenで見てみる
▶︎▶︎ 日本版 iPhone 13 Pro をApple 公式サイトで見てみる
▶︎▶︎ 日本版 iPhone 13 をApple 公式サイトで見てみる
▶︎▶︎ 日本版 iPhone 12 をApple 公式サイトで見てみる