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iPhoneのアプリを終了した方がいいのはアプリが反応しなくなったときだけ

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iPhoneのアプリを終了した方がいいのはアプリが反応しなくなったときだけ

iPhone を使っていて、たまに調子が悪くなる時があります。そんな時、アプリを終了することで解決することがあります。

アプリを終了した方がいいのは、アプリが反応しなくなったときだけ

しかし、普段からなんとなくアプリを終了している人はいらっしゃらないでしょうか。暇な時間にアプリを次々に終了する行為です。

なんとなくメモリを解放している気になり、なんとなく iPhone にとっていいことをしているような気がします。

このように「なんとなくアプリを終了する」行為は、iPhone のパフォーマンスを低下させることに繋がる事実に注意すべきです。

Appleのサポートページから引用します。

iPhone や iPod touch でアプリを終了する方法

アプリが反応しなくなった場合は、そのアプリをいったん終了して、もう一度開き直してみましょう。

アプリを終了する方法
アプリを終了した方がいいのは、アプリが反応しなくなったときだけです。アプリを終了する方法は、お使いのデバイスやモデルによって異なります。この記事では、iPhone や iPod touch の手順をモデル別にご説明します。

https://support.apple.com/ja-jp/109359 より引用

「アプリを終了した方がいいのは、アプリが反応しなくなったときだけ」

この言葉を言い換えますと、普通はアプリを終了する必要はないということです。フリーズした時だけそのアプリを終了すればいいとAppleは述べています。

アプリはタスク一覧に表示させたままで良いのです。

アプリを終了したくなるiPhoneユーザの心理

初代iPhone が米国発売されたのは2007年のこと。翌年2008年、我が国においてもiPhone 3Gがソフトバンクが代理店となって発売されました。

iPhone はすでに17年の歴史があります。大変長い歴史があるといえます。

iPhone 3Gや iPhone 3GS、iPhone 4あたりを使っていたオールドiPhone ユーザは、当時限られたハードウェア仕様のiPhoneを手懐けるのに必死だったと言えるでしょう。

アプリがすぐに落ちたり。OSをアップデートしたら電話が使えなかったり。いまなら笑っちゃうようなトラブルが頻発でした。文字通り必死でした。

iPhoneを手懐け、うまく動かす手法の一つとして「メモリ解放」が注目されました。

メモリ解放は、強制再起動したり、ホームボタンを使ったり、アプリを全て終了したり、中にはメモリ解放専用のアプリを使ったりと、涙ぐましい努力を伴うものでした。

確かに昔はメモリ不足があった側面は否めません。

だから、「メモリ解放」がオールドiPhone ユーザの心に深く根付いた行為になったのでしょう。

かくいう私もその一人です。「アプリを終了させることで最適な環境が継続できる」と近年まで信じ込んでいました。しかし、それはAppleにより公式に否定されています。

歴代のiPhoneの搭載メモリを振り返る

この「アプリを終了する」行為について、iPhoneのハードウェアの側面から考えます。

歴代の iPhone のモデルと、その搭載メモリ量を表にしました。

iPhoneのモデル 発売年 メモリ量
iPhone 15 Pro Max / iPhone 15 Pro 2023 8GB
iPhone 15 Plus / iPhone 15 2023 6GB
iPhone 14 Plus / iPhone 14 Pro / iPhone 14 Pro Max / iPhone 14 2022 6GB
iPhone SE (第3世代) 2022 4GB
iPhone 13 Pro / iPhone 13 Pro Max 2021 6GB
iPhone 13 / iPhone 13 mini 2021 4GB
iPhone 12 Pro / iPhone 12 Pro Max 2020 6GB
iPhone 12 / iPhone 12 mini 2020 4GB
iPhone SE (第2世代) 2020 3GB
iPhone 11 Pro / iPhone 11 Pro Max / iPhone 11 2019 4GB
iPhone XR 2018 3GB
iPhone XS Max / iPhone XS 2018 4GB
iPhone X / iPhone 8 Plus 2017 3GB
iPhone 8 2017 2GB
iPhone 7 Plus 2017 3GB
iPhone 7 / iPhone SE / iPhone 6s Plus / iPhone 6s 2016 2GB
iPhone 6 Plus / iPhone 6 / iPhone 5c / iPhone 5s 2014 1GB
iPhone 5 2012 1GB
iPhone 4s / iPhone 4 2010 512MB
iPhone 3GS 2009 256MB
iPhone 3G 2008 128MB

2024年現在販売されているiPhoneはほとんどのモデルがメモリ6GB以上積んでいます。6GBあれば、すでにメモリ解放など不要であるというわけです。

ただメモリ解放が必要な場合はあります。それは原神のような重たいゲーム、重たいベンチマークアプリなど、パフォーマンスをどんどん要求するアプリを動かした時です。これらのアプリは確かにメモリを持っていきます。

一方、iPhone 3Gや3GSは、搭載メモリが128MBや 256MBでした。同時期に発売されたMacを振り返ってみると、初代MacBook Air (2008年)は2GBのメモリを搭載していました。

MacBook Air に比べて、iPhone 3Gや3GSの搭載メモリのいかに貧弱だったことか。

iPhone 12 Pro / iPhone 12 Pro Max のメモリ 6GB、またiPhone 14 / iPhone 14 Plusのメモリ6GBから、ハードウェア制限の潮目が変わりましたね。

現代では、iPhone 15 Proがメモリ8GBを搭載しているのに対して、M2 MacBook AirやM3 MacBook Airは同じメモリ搭載容量8GBを積んでいます。

OSの差はあれ、iPhoneとMacは同等のハードウェアを有しているのです。

日本でiPhoneが発売された2008年に比べて、2024年の今ではモバイル環境が激変したことを改めて感じさせます。

もう「アプリを終了する」時代は終わった

振り返ってみると、iPhone 3Gや iPhone 3GSユーザはアーリーアダプターであり、インフルエンサーでもありました。

おそらくは敬虔なiPhone 3Gや iPhone 3GSユーザたちは、いまだに iPhone を愛していることでしょう。それが故に、過去の経験則としてこの「アプリを終了させる行為」を、周りに推奨してしまっている例がどうやら今でもあると聞きました。

新しく iPhone にふれる無垢なユーザさんに間違った知識を伝えるのは全く良くないことです。

すでにお伝えしたように、メモリ6GBや8GBある iPhone でアプリキルをしたところで、なんら意味をなしません。フリーズした時にのみアプリを終了すればいいのです。

終わりに

以上、iPhoneのアプリを終了する行為について述べました。

現在のラインナップの iPhone は、リッチなハードウェアを備えています。アプリはしなくても大丈夫です。いちいちアプリを起動しなおすことはありません。

iPhoneでアプリを終了させるのは調子が悪い時だけ。確かにそういう時はあります。

でも、あとは何も気にしなくてもいいのです。余計なことはしなくていい。

Macでも同じ考え方です。Macで都度アプリを全部落とす人なんて、あまりいないでしょう。

iPhoneのアプリを終了する無益な習慣には終止符を打って、次のステージに行きましょう。

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