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iPhone 6sの16GBモデルを選ぶのには理由がある

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iPhone 6sの16GBモデルを選ぶのには理由がある

Appleの新しいiPhone「iPhone 6s」、「iPhone 6s Plus」にはストレージの容量によって、16GBモデル、64GBモデル、128GBがあります。

この3つのうち、最も人気があるのはモデルは 64GB モデルであることが調査から明らかになっています。

「16GBモデルでは少ない。かといって128GBでは多すぎる。」

そのような顧客の声が調査結果から聞こえてきそうです。

iPhone 6sの16GBモデルに対する批判

米国のITジャーナリスト、ウオルト・モスバーグと「iPhone 6s 16GBモデルは容量が少ない」とAppleを批判しています。

確かにこの16GBは少ないです。製品名においては「16GBモデル」と書かれてはいますが、実際に使えるのは12GB程度です。

新しいiPhone 6sの購入者はAppleのアプリ「iLife」「iWork」を無料でダウンロードできます。これらのアプリは大きいため、入れるとストレージがドンドン食いつぶされていきます。

さらにiPhone 6s のウリの4Kビデオや写真を楽しんだり、あるいは動画や音楽をダウンロードしたら、あっという間にストレージ容量がなくなってしまいます。

「4K動画を撮っていたら、iPhone 6sのストレージがパンパンになっちゃったよ・・・。」

16GBモデルを選ぶと、そんな不幸な経験をすることになるかもしれません。これが16GBモデルについての事実であります。

Appleの幹部はiPhone の16GBモデルを肯定的に考えている

この16GBモデルについて、Appleの上級幹部であるフィル・シラー氏がインタビューに答えたことがあります。これは今年2015年6月、WWDCが開催されているとき、著名ブロガー、ジョン・グルーバー氏の質問に答えたものです。

グルーバー氏はなぜAppleはiPhone 16GBを製造し続けるのかとシラー氏に問いました。2011年AppleはiPhone 4sをリリースし、エントリーモデルが16GBとしましたが、それ以来今日に至るまで、ずっと16GBのiPhoneを作り続けています。

iOS 8がリリースされたとき、空き容量が足りなくてアップグレードできないユーザ続出しました。そのようなトラブルをなくすためにも、もっと大容量のモデルをベースモデルにしたらよいのではないかというグルーバー氏の発想はもっともであるように思います。ストレージはいまやとても安価になっています。

この問いを受けたフィル・シラー氏は「より多くのユーザが書類や写真、ビデオ、音楽のためにiCloudサービスを利用している」と回答しました。

価格に敏感な顧客にとっては、iCloudサービスがあるおかげで、たくさんの内蔵ストレージは必要がないと感じていられるというわけです。

またシラー氏は、16GBを利用することで製造費用を節約し、カメラのモジュールのようなより先進的なデバイス部品にお金をより割り当てることができると述べました。

またiOS8では問題がありましたが、iOS9では低容量デバイスでもアップグレードがうまくいくように図られています。

このシラー氏のインタビュー内容から、Appleの首脳はiPhoneの16GBモデルに対して肯定的であることがわかります。

16GBモデルを使い続けている日本の古参iPhoneユーザがいる

さて16GBモデルをあえて選び続けている iPhone ユーザがいます。iPhone の発売行列で有名なモヒカン頭のブッチさんです。

ブッチさんは2008年7月に発売されたiPhone 3GからのiPhoneユーザです。

「世界的ですもんね。乗るしかない、このビッグウェーブに」という名言をブッチさんはテレビのインタビューで残しました。

私もブッチさんのすぐ後ろで、iPhone 3Gの発売行列に並んでいたことがあります(すぐ離脱したのですが・・・)

そんなブッチさんは今年2015年、iPhone 6s の16GB モデルを選びました。

iPhoneを過去7年間愛用し続けてきたブッチさんは情報収集のためにiPhoneを使っています。

ブッチさんはYahooニュースで世界のニュースをチェックしているとのこと。またご自身がニュースに出ているかどうかを気にしているとのことです。

ブッチさんは買ったばかりのiPhone 3Gで田舎のおばあちゃんに電話しているところをマスコミに取材されたこともあります。

またブッチさんは昨年 iPhone 6を購入した際「新しいiPhone 6でなにがしたいですか?」と問われ、「電話したい」と答えたそうです。

ブッチさんの中ではiPhone に求めるものものは一貫しているんですね。

iPhone 6s の魅力はストレージだけじゃない

iPhone 6sのウリは4Kビデオの撮影です。しかし、それはウリのひとつにしか過ぎません。

高速なCPU、2GBのメモリ、3D touch、第二世代Touch IDそして新色ローズゴールドは新しいiPhone 6sを十分魅力的な存在にしています。

写真やビデオをがっつり撮ったりもせず、大容量アプリをつかったり、大容量ゲームを遊んだりしないのであればストレージは16GBで十分です。

だから、iPhone 6sは16GBモデルを買ってはいけないとは私はつゆにも思いません。

なお私は128GBを買いました。16GBとの差額は200ドル。約24,000円です。たったの24,000円だせばストレージの心配をしなくていいのですから、私は128GBモデルを選びます。このことはiPhone 6 Plus 128GBを購入してわかっていました。

iPhoneのストレージにドカドカデータをいれるのが私の使い方なのです。私はこれからも最大容量のiPhoneを選び続けると思います。

iPhone 6s でiOS 9を楽しもう

iPhone ユーザは世界中にたくさんいます。使い方もさまざまです。隣のiPhoneユーザはきっと想像もできない使い方をしているに違いありません。

16GBモデルであっても 128GBモデルであっても、iPhone 6sはiPhone 6sです。このAppleの最新のiPhone 6sを楽しもうではありませんか!

2015年10月21日
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