【2017年5月11日更新】
Apple の定額制音楽配信サービス「Apple Music」が大変な反響を呼んでいます。月額980円で数百万曲の音楽が楽しめます。
「Apple Music」とiPhoneがあれば、どこにいてもすぐに音楽が楽しめます。こんなに楽しいことはありません。私もサービス開始以来、「Apple Music」の魅力にトリコです。
「Apple Music」はiPhoneだけではなく、iPad やMac/PCでも利用が可能です。音楽好きにはたまらないサービスと言えましょう。
さてこの「Apple Music」を iPhone や iPad、Mac/PCのイヤホンや内蔵スピーカーだけで聞くのは少々もったいない気がします。より大きなスピーカーでも楽しみたいと思います。大きなスピーカーなら迫力のサウンドを楽しめるだけではなく、家族や友人とも一緒に聞くことができます。Appleの新サービスをトコトン味わいたいのです。
目次
Bluetooth スピーカーを利用して Apple Music を聴く
まずBluetoothスピーカーを用いる方法をご紹介します。iPhone や iPad、Mac/PC には Bluetoothが備わっていますから、こちらを用いて市販のBluetoothスピーカーにつないで音楽を楽しむことができます。
下の写真はボーズ社のBluetoothスピーカー「SoundLink mini Speaker」です。
先日友人宅に遊びに行った時に、「これすげーいいよ!」とこのBluetooth スピーカーを猛烈にプッシュされました。このBluetooth スピーカーは片手で持てる大きさながら、低音が驚くほどたくさんでます。小さな筐体からは想像もつかないほどの大きな音が出ます。電池でも駆動するので、スピーカーを外出先に持って行くのにうってつけです。
現在は後継の「SoundLink Mini Bluetooth speaker II」がでております。この機種では、スピーカーフォンを搭載しており、ハンズフリーで通話が可能となっています。充電式リチウムイオンバッテリーにより、10時間の連続再生が可能です。
Bluetooth スピーカーを選ぶならば、このボーズ社の「SoundLink Mini」にしておけば間違いないといえるでしょう。自宅だけではなくクルマの中や外出先の公園などで Apple Music を楽しむのにうってつけです。
AirPlayを利用して Apple Music を聴く
ボーズ社の「SoundLink mini Speaker」は Bluetooth スピーカーとしては良い音が出るのですが、しかしそうはいっても片手で持てる程度の大きさのスピーカーです。その音質には限界があります。
一般にスピーカーは大きければ大きいほど表現力が増します。室内で、より大きなスピーカーでもっと高音質な音楽を楽しみたい場合は、 AirPlay を利用します。
AirPlayとは、iPhoneやiPad、iPod touch、そしてMac/PCのiTunes で再生している音楽をWi-Fiを経由して音楽を鳴らす方法です。かつてAirTunes と呼ばれていましたが、いまは対応機器が増えてAirPlayと呼ばれています。
このAirPlayが素晴らしいテクノロジーなのです。AirPlayがあれば家庭内で音楽をより楽しめます。Bluetoothと異なり、AirPlayは音を圧縮しませんから、高音質な音楽をそのままスピーカーで鳴らすことができます。AirPlayの技術はもしかしたらあまり知られていないのかもしれませんが、とてももったいないことです。
このAirPlayを楽しむためにはいくつかの方法があります。大雑把に分けて3つあります。
- AirPlay対応のスピーカーで聴く
- AirPlay対応のアンプで聴く(別途、スピーカーが必要)
- AirMac Express で聴く(別途、スピーカー等が必要)
こちらの3つの方法について解説します。
AirPlay対応のスピーカーで聴く
AirPlay対応のスピーカーで聴く方法についてです。AirPlay対応のスピーカーに直接 iPhone/iPad から音楽を飛ばすことができます。
AirPlay対応のスピーカーは総じて高価で5万円以上します。しかしデザインは良く、音質も良いです。AirPlay対応のスピーカーを用いる方法は有力な選択肢の一つです。
AirPlay対応のアンプで聴く(別途、スピーカーが必要)
AirPlay対応のアンプで聴く方法についてです。AirPlay対応のアンプが販売されおり、対応アンプとさらにスピーカーを用意する必要があります
たとえばヤマハ「AVレシーバー 5.1ch/4K/Bluetooth/Wi-Fi/ネットワークオーディオ/ハイレゾ音源対応 ブラック RX-S601(B)」があります。これはAVアンプです。
すでにAV機器をお持ちの方にとっては、このAirPlay対応アンプを導入するのは敷居が低いと言えます。いっぽう一からAVコンポーネントを揃えるとなるとかなり費用がかかる上に、適切なオーディオ機器を選定する知識もまた必要です。
AirMac Express で聴く(別途、スピーカー等が必要)
最後にAirMac Express でApple Musicを聴く方法についてです。私自身はこの方法を長年愛用しています。
AirMac Expressとは802.11nデュアルバンドに対応した、AppleのWi-Fiルータです。手のひらに乗るほど小さいです。
このAirMac Expressには光ミニプラグ端子が用意されており、ここから音楽を出すことができます。私が使用している機器は下記の通りです。
私が使用しているAirPlay用の機器
- Apple「AirMac Express」
- スピーカー「ONKYO GX-D90(B) WAVIO アンプ内蔵スピーカー 15W+15W ハイレゾ音源対応 ブラック」
光入力がついたアクティブスピーカーです。価格19,000円程度の手の出しやすいスピーカーですが、その割にはとてもよい音質がでます。2002年からのロングセラー機種です。おすすめです。 - ケーブル「サンワサプライKM-HA12-20 光デジタルオーディオケーブル」
光ケーブルです。「GX-D90」は光角型プラグで、AirMac Expressが光ミニプラグなので、このケーブルを利用することができます。
これら3つの製品を使用して私は AirPlay でApple Musicを楽しんでいます。
AirMac Expressを用いた AirPlay の設定はとても簡単です。AirMac ExpressとiPhone/iPadやMacは同じApple社の製品であるため、親和性が抜群です。詳しいオーディオの知識はまったく不要です。Wi-Fiの設定はややこしいところもあるのですが、ことAirMac Expressに関して言えば、どんな素人でも簡単に扱えるように仕上げられています。
AirMac Expressを用いたこの方法のメリットは良い音を出す環境を安価で環境を作れることです。総費用はだいたい3万円程度です。費用をあまりかけたくない方におすすめです。
これらを用意することで、簡単に Apple Music を外部スピーカーで聞くことができます。
まとめ:Apple Music を外部スピーカーで鳴らそう
以上、Apple Music を外部スピーカーを用いて楽しむ方法をご紹介しました。
最後になりましたが、上記内容を表にしたのものが下記です。。
機器名 | 価格 | メリット・デメリット | |
---|---|---|---|
Bluetooth スピーカーを利用 | ボーズ「SoundLink Mini Bluetooth speaker II」 | 23,760円 | 重低音良し。手軽に持ち運べる。 |
AirPlay対応のアンプを利用 | ヤマハ「RX-S600(B)」 | 35,930円 | オーディオの知識が必要。初心者には敷居が高い。 |
AirMac Expressを利用 | Apple「AirMac Express」9,800円、オンキョー「GX-D90(B)」17,143円 | 26,943円 | 安価。手持ちのスピーカーを使いまわせる。 |
私がAirMac Expressを購入したのは2006年のことです。AirMac Expressをすぐにスピーカーに繋いで、Wi-Fiで音楽を鳴らせたのにめちゃくちゃ感動したのを覚えています。お客さんがうちに来た時、「音楽をどこから鳴らしているの?」とおどろかれたこともありました。AirPlay が私の音楽生活を楽しくしてくれるのを実感して、Appleはすごい会社だなと感じた次第です。
Apple が「Apple Music」というスゴいサービスを始めました。Apple Musicは、iPhoneやiPad、Mac/PCに直接イヤホンを繋いで聴いてもいいですが、より大きなスピーカーで聞くと音楽はもっと楽しくなります。
Bluetoothなスピーカーを外に持ち出して Apple Musicを楽しむもよし。AirPlay対応なスピーカーやアンプ、AirMac Expressを導入して室内でじっくり楽しむもよし。
私はスピーカーをダイニングに設定して、家族と食事しながら、Appleのラジオサービス「Beats 1」を聴いているんです。