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AppleCare+の真実:製品別の加入推奨ガイドと実体験

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AppleCare+の真実:製品別の加入推奨ガイドと実体験

iPhoneをはじめとして、Apple製品を新規購入すると、オプションサービスとしてAppleCare+に加入することができます。

AppleCare+はいわば延長保証です。Apple製品には1年間のメーカー保証(限定保証)が付いてきます。これを2年(あるいは3年)に延長し、さらにユーザにメリットのあるサポートをつけるのがAppleCare+です。

AppleCare+は有料サービスなので、加入すべきかどうか悩みます。製品によってAppleCare+の価格は異なりますが、追加費用が発生するのは事実です。

私自身Apple製品を20年近く使ってきて、たくさんの製品を購入し、大体はAppleCare+を購入してきました。

AppleCare+に加入してよかったものもあるし、加入してよかったんじゃないかと思うのもあるのが、正直なところです。

AppleCare+の本質は、掛け捨ての保険です。海外旅行に行く時、安い保険に加入する人が多いですよね。あれと本質は同じなんです。

何もなければ無駄金とも言えますが、それを無駄と解釈するかどうかは別の話です。

AppleCare+は、メーカー側にとって有利になるよう商品設計されています。トータルで見ると、大数の法則に基づき、全体のAppleCare+のユーザにとっては、不利(損)になるよう計算されております。

まず最初に結論から申し上げます。AppleCare+に加入すべきかどうかは、製品の種類と使用方法によります。

本記事では、これをまず明らかにするところからお話しします。

私の経験を踏まえて、多くのユーザにとって幸せになるAppleCare+の加入方法をお伝えします。さらにバッテリー交換という視点も付け加えてお話しします。

以下に、各Apple製品についての私の意見を述べます。少々断言的な言い方を含みますが、「筆者は自分の経験からそういう視点に立っているのか」と見ていただければ嬉しく思います。決して意見を押し付けているわけではありませんので、その点をお含みおきください。

iPhone: 加入しない

iPhoneは、現代社会に生きる私たちにとって、最も頻繁に使用するデバイスの一つです。iPhoneこそが、真にパーソナルなコンピュータであると言えます。

このiPhoneについてですが、AppleCare+を加入する必要はないと考えています。

iPhoneは頑丈で、一般的な使用では壊れにくいからです。特に直近のモデルはそう言えます。

また壊れる前にアップグレードすることも考えられます。「iPhoneが好きで好きでたまらない!」という人はしょっちゅう買い換えると思います。こういう熱狂的なファンはもちろん、多くの一般ユーザーは iPhone を2年ごと、3年ごとにアップグレードする傾向があります。壊れる前に使用を中止するので、AppleCare+は必要ないでしょう。

私自身の話になりますが、iPhone を16年間使ってきて、画面を割ったことは一度もありません。多分大切に扱っていると思います。日本のユーザであれば、私のようにバンパーやケースをつけたり、保護フィルムを貼ったりして、大切に使うのが当たり前では無いでしょうか?

体験談:iPhone SE (第2世代)のバッテリー修理

iPhone のバッテリー修理についてですが、私の体験談を具体的にお話しします。

2021年2月に購入した iPhone SE (第2世代)は、3年2ヶ月経過した2024年4月にバッテリーが79%になりました。

iPhone SE (第2世代)が バッテリーが「修理」となってしまった
iPhone SE (第2世代)が バッテリーが「修理」となってしまった

「著しく劣っている」との表示ですが、バッテリーがへたっていることは体感できます。

バッテリー最大容量が79%になってしまった
バッテリー最大容量が79%になってしまった

この iPhone はAppleCare+に加入しております。

AppleCareの保証状況を確認する
AppleCareの保証状況を確認する

私はこのiPhoneをApple Storeでバッテリー修理をしてもらったのです。

バッテリーは100%となりました。そしてすぐにAppleCare+を解約しました。

修理が終わりAppleCareは必要なくなったため解約した
修理が終わりAppleCareは必要なくなったため解約した

今回AppleCare+ の盗難プランに加入しておりました。

振り返ってみると、3年3ヶ月のAppleCare+料金合計金額は、AppleCare+非加入時のバッテリー交換料金 11,200円よりもはるかに高いです。

Appleは、AppleCare+に加入していたとしても、バッテリーが80%未満にならないと無償で交換しません。

iPhone購入後、2年後にバッテリーが79%になる確率はかなり低いのではないかというのが私のつい先日体験した実例です。これは正確には統計をとってみないとわからないのですが、そういう印象です。

バッテリーの保証を狙って、AppleCare+に加入するのはあまり意味がないというのが私の実感です。

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iPad: 加入する

iPadは、AppleCare+を加入する必要があると考えています。

理由は交換費用にあります。iPadを自分の過失で破損した時、わずか4,400円で交換してくれます。iPhoneやMacに比べて、大変少ない費用です。

iPadの修理費用は大変高額です。iPadを外に持って行く人は、もちろん家で使う人も落下や液体漏れなどの事故による損傷のリスクがあります。

AppleCare+にカバーしてもらう方が安心です。

さらに iPad のAppleCareは純正の周辺機器(キーボードやペンシル)もカバーしてくれます。AppleCareで紐付けしてもらう必要がありますが、このことは十分知られていいです。

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体験談:iPad の周辺機器修理

私は iPad Pro 11inch (M1) を使っていました。AppleCare+に加入しておりました。

ホワイトの Magic Keyboard もまた利用していたのです。

Magic Keyboard と iPad Pro 11 inch
Magic Keyboard と iPad Pro 11 inch

ある時 Tab キーの効きが悪いなと思うようになりました。Appleサポートに相談したところ、3,700円の修理料金で対応してくれるとのこと。Appleさんにすぐに発送してもらって、良品と交換してもらいました。

このように、iPadがAppleCareに加入していれば、周辺機器を安価に修理交換してもらえます。ユーザとしてとても安心できます。

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ノート型Mac: 加入してもいいし、しなくてもいい

MacBook AirやMacBook Proといったノート型Macは、外に持ち出すことも考えられますし、内で使うことも考えられます。

基本的にノート型Macは頑丈に作られています。私の家では2011年のMacBook Airが今なお無傷でピンピンしています。2015年のマシンもサブですが、現役です。Macは本当に長持ちするんです。

ノート型Macは、基本的に加入しなくていいです。

かつてとは異なり、現在は iPhone や iPadを使う時間が相対的に増えたこともあり、リスクも低くなっています。

ただ、ノート型Macを過去に一度でも落下させてしまった経験がある方は加入してもいいでしょう。

iMac: 加入する

iMacは、大きな画面が魅力なMacです。私も大好きです。

AppleCare+の加入を是非ともお勧めします。

理由はiMacのディスプレイは経年とともに劣化するからです。3年目になったら、ディスプレイに不調が出てくると思うので、それを修理してもらいましょう。そうすれば、愛用するiMacをさらに長く使えます。

iMacを買って、末長く使うために、AppleCare+を活用しましょう。

AppleCare+があれば、iMac の周辺機器も保証対象となります。Magic Keyboardなど、へたりやすい機器をサポートしてもらいましょう。

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Mac mini: 加入しない

Mac miniは、基本的に持ち出すことを想定されていません。

頑丈に設計されており、大きな損傷を受ける可能性は低いです。

よって、加入の必要はありません。

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Apple Watch: 加入しない

Apple Watchは、加入しなくていいでしょう。

使い方次第なのですが、活動量の小さい人ほど、大きな損傷を受ける可能性は低いと考えています。そのため、AppleCare+の加入しても保証適用する機会なはいと考えています。

もし現場仕事など、活動量の多い人はAppleCare+の加入して自損に備えてもいいでしょう。

体験談:Apple Watchのバッテリー修理

Apple Watchバッテリーについてですが、私の具体例をお話しします。

私が所有していた「Apple Watch Series 5(GPS + Cellularモデル)- 44mm スペースブラックステンレススチールケース」についてです。

Apple Watch Series 5(GPS + Cellularモデル)- 44mm スペースブラックステンレススチールケース
Apple Watch Series 5(GPS + Cellularモデル)- 44mm スペースブラックステンレススチールケース

使用開始から1年9ヶ月後が経ち、バッテリーの持ちが良くないと感じました。バッテリー性能が78%にまで低下していることを確認しました。

購入時にAppleCare+ for Watchに加入していたため、Appleのサポートに連絡しました。

Appleのサポートは遠隔でApple Watch本体のテストを行い、その後、エクスプレス交換サービスを利用して交換修理を行いました。

交換された AppleWatch
交換された AppleWatch

AppleCare+に加入していたため、費用は無料でした。

バッテリー性能が低下したApple Watch をAppleCare+ で交換修理してもらった話

ただこの私のケースは例外のようです。私のように2年でバッテリーが交換対象になるのは稀のようです。

iPhone 同様、Appleはバッテリーが80%未満にならないと、無償で交換しません。

「2年でバッテリーがへたることは無いだろう。へたったら有償で修理する」

そのように考えていた方が気が楽です。

▶︎▶︎ AppleCare+ for AppleWatch をApple公式サイトで見てみる

AirPods: 加入する

AirPodsは、加入を強くお勧めします。

AppleCare+の費用は比較的少ないです。(AirPods、AirPods Pro、Beatsは4,600円。AirPods Maxは7,800円) 修理費用もわずか3,700円です。

紛失や損傷のリスクもあるAirPods製品です。使っていればバッテリーも消耗します。

AppleCare+の加入をお勧めします。

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Apple TV: 加入しない

Apple TVは、ほとんどの場合、テレビの近くに安全に設置され、移動することはほとんどありません。

事故による損傷のリスクは非常に低いと考えられます。

したがって、AppleCare+の加入は必要ないと考えています。

▶︎▶︎ AppleCare+ for AppleTV をApple公式サイトで見てみる

HomePod: 加入する

HomePodはオーディオ製品です。2年間しっかり音を鳴らしてもらうよう、AppleCare+に加入しましょう。

体験談:HomePodの修理

私自身、AppleCare+でHomePodを修理してもらったことがあります。

私はHomePodを毎日使用しており、ある日、HomePodから小さな音が聞こえてくることに気がつきました。

iOS をiPhoneにクリーンインストールし、HomePodにHomePodソフトウェアバージョン15をインストールして初期化してみましたが、状況は改善しませんでした。

HomePodのAppleCare+に加入していたことを思い出しました。AppleのサポートアプリからAppleのサポートセンターに連絡し、症状を伝えたところ、スペシャリストから「交換修理になる」との回答を得ました。

交換されたHomePod
交換されたHomePod

新しいHomePodが届き、異音から解放されましたという次第なのです。

HomePod、AppleCare+に入っていて良かった

HomePodのようなデリケートな製品は、トラブルになるとユーザはどうしようもありません。

しょっちゅう新製品が出るようなカテゴリーの製品でもありません。しっかりAppleCare+に加入して、末長く音楽をHomePodで楽しみましょ!

▶︎▶︎ AppleCare+ for HomePod をApple公式サイトで見てみる

最後に

以上が、各Apple製品に対するAppleCare+の加入についての私の意見です。

繰り返しになりますが、AppleCare+の本質は、掛け捨ての保険です。Appleが得するようにできている保証プログラムです。

ですから、むやみにAppleCare+に加入することはよくありません。本当に必要か見極めて下さい。

私の意見を踏まえて、さらに、ご自身が過去にApple製品を壊してしまった経験などと踏まえて、最適な選択を行ってくださいね。

▶︎▶︎ AppleCare+ をApple公式サイトで見てみる

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