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スティーブ・ジョブズ「焦点を合わせるということは「ノー」ということだ。そのけっか本当にすごいプロダクトが生まれるんだ」

スティーブ・ジョブズ「焦点を合わせるということは「ノー」ということだ。そのけっか本当にすごいプロダクトが生まれるんだ」

Appleが「Designed by Apple in California」という広告キャンペーンを全世界で展開しています。

これだ。 これこそが、大切なんだ。 プロダクトがもたらす体験。 人が何を感じるのか、ということ。 そのあるべき姿を思い描くとき、 一歩引いて、じっくりと考える。  これは、誰のためになるのか? 生活をより良くするのか? 存在する価値があるものなのか? あらゆるものを作るのに追われていては、 完璧なものなどできやしない。  私たちは、偶然なんて信じない。 ましてや、まぐれなんて。 ひとつの「YES」の前には、 数えきれないほどの「NO」がある。 私たちは、数少ない素晴らしいものだけに、 膨大な時間を注ぎ込む。 手がけるすべてのアイデアが、 それを手にする人の暮らしを輝かせるまで。  私たちはエンジニアであり、アーティストである。 職人であり、発明家である。 私たちは、サインを刻む。 あなたは気づかないかもしれない。 けれども、いつも感じ取っているはずだ。 これが、私たちのサイン。 それは、すべてを語る。  Designed by Apple in California

ここで「ひとつの「YES」の前には、数えきれないほどの「NO」がある。」という表現があります。これは1997年に行われたAppleの世界開発者会議でスティーブ・ジョブズ氏が語った言葉を、形を変えて言い換えています。

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1997年の世界開発者会議で、ジョブズ氏は聴衆から質問を受け付けました。一人の聴衆から「OpenDocはどうしたのか?」と聞かれました。この技術は残念ながら普及を果たすことができず、廃止することとなったため、このような質問がでてきたのです。

それに応えて、ジョブズ氏は次のような返答をしました。

「Appleは数年感、お粗末なエンジニアリング管理に苦しんできた。人々は18の違う方向に向かっていた。全く違う方向に違う動物たちが向かっているような動物園を見ていたという事態がおこっていたんだ。つじつまが合わないんだよ。総和は部分を足したものよりも少ないんだ。

私たちは決断しなければならなかった。私たちが向かっている基本的な方向はなんなんだ? 意味をなすものはなにか。意味をなさないものはなにか。意味をなさないものが山ほどあったんだ。

焦点を合わせることとは「イエス」ということかい? 違うよ。焦点を合わせるということは「ノー」ということだよ。「いや。だめだ。ノーだ」といわなくちゃいけない。

焦点を合わせた結果、本当にすごいプロダクトが生まれるんだ。全体は、部分の総和よりもずっと大きなものになるんだよ。」

“Apple suffered for several years from lousy engineering management… There were people that were going off in 18 different directions… What happened was that you looked at the farm that’s been created with all these different animals going in all different directions, and it doesn’t add up–the total is less than the sum of the parts. We had to decide: What are the fundamental directions we are going in? What makes sense and what doesn’t? And there were a bunch of things that didn’t… Focusing is saying yes, right? No. Focusing is about saying no. You’ve got to say, no, no, no… The result of that focus is going to be some really great products where the total is much greater than the sum of the parts.”

(このスピーチは5分目から。)

Appleのプロダクトをみれば「イエス」がたくさんあります。ここには画面がある。ここにはボタンがある。ここで音量を上げ下げできる。

しかしその「イエス」に到達するために、「ノー!ノー!ノー!」という絶え間ない自省がありました。本当にこれでいいのか? 本当にこれが解なのか? 違うのではないか? もっといいソリューションがあるのではないのか? もっとエレガントなアプローチがあるのではないのか?

この試練を経て、本当に焦点を当てたプロダクトこそが、人々に受け入れられるのだという信念がジョブズ氏にはありました。iMacしかり、iPod しかり、MacBookしかり、iPhone、しかり、iPadしかりです。

このジョブズ氏のことばは非常に重たいと思います。なぜなら世の中には中途半端な「イエス」をもったプロダクトに満ちあふれているからです。いい加減な仕事をする産業への批判とも言えます。

なおこのWWDC 1997のジョブズ氏のスピーチは次のように捉えられています。

「焦点を合わせるということは、その対象に対してイエスという意味だと人々は考える。だが、それだけではない。そこにあるほかの100のよいアイデアにノーと言うことも意味するのだ。選ぶのは慎重にしなければならない。私は自分がしてきたこととおなじくらい、してこなかったことに誇りを持っている。イノベーションは1000もの物事にノーと言うことなのだ。」
ケン・ シーガル『Think Simple-Appleを生みだす熱狂的哲学』より。(Kindle版では24%)

“People think focus means saying yes to the thing you’ve got to focus on. But that’s not what it means at all. It means saying no to the hundred other good ideas that there are. You have to pick carefully. I’m actually as proud of the things we haven’t done as the things I have done. Innovation is saying no to 1,000 things.”
(Apple Worldwide Developers’ Conference, 1997)

なお、このケン・ シーガル『Think Simple ―Appleを生みだす熱狂的哲学』はいまセールになっています。ジョブズ氏に関心のある人にオススメです。^^

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