5月に入りさわやかな天候が続きます。iPad mini用の外付キーボード「ロジクール ウルトラスリムキーボードミニ」を外出先に持ち出してみました。なかなか快適なんです。
まず最初に指摘したいのは、「ロジクール ウルトラスリムキーボードミニ」はキーボードそれ自体としては、MacBook Air のそれに劣るということです。数字キーは小さいし、tabはファンクションキーをかまなさいといけないし、手首をやや曲げないとタイピングできないし・・・。さまざまな欠点があります。キータッチはAppleのキーボードに劣ると私は感じます。だから「ロジクール ウルトラスリムキーボードミニ」を評して、「これは素晴らしい!完璧なプロダクトだ!」などとは思いません。
しかしそれでもなお、「ロジクール ウルトラスリムキーボードミニ」を買ってよかったと思っています。それは、iPad mini の7.9インチというスクリーンサイズにおいて、その大きさに合わせる妥協をしながら、最善ではないかもしれないが、最良のアプローチでキーボード設計がなされていると感じるからです。
たとえば私はウルトラスリムキーボードミニで、数字キーをタッチタイピングすることができません。無理っす!入力するときはすこし不器用な感じでポチポチと入力しています。
しかしアルファベットならばかなり楽にタッチタイピングできます。慣れたら Mac と同じ程度にアルファベットを打てます。
結局のところ、いいところ・悪いところが相殺し合って「総合的にみて、このキーボードははなかなかよいな」という結論に至っているというのが正直な感想であります。
長めの文章を入力するという目的であればiPad mini よりも Mac のほうが効率よく打てるでしょう。とくに日本語であれば、OSもハードも Mac に一日の長があるのは厳然たる事実です。
しかし私のiPad mini にはセルラーがついており、書いたテキストが即クラウドに反映されるという大きなメリットがあります。特にこの点を私は注目したいのです。
さらにiPad miniのセルラーモデルは重さ312gです。これにウルトラスリムキーボードミニ208gを加えても、たった520g。これは、実にMacBook Air 11インチモデル 1080gの半分の重さなのです。この点もまた見逃すことが出来ません。
同時に消費電力にも言及したいと思います。MacBook Air 11インチの駆動時間は5時間であるのに対して、iPad mini の駆動時間は10時間。MacBook AirとiPad miniは有する機能が異なるので単純な比較は避けるべきと思いますが、いちおう駆動時間は倍違うと言えると思います。
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2008年、ポメラの初代が発売されたとき「これ、いい!」と思いました。と同時に、ポメラには3Gモジュールを搭載すべきだとも感じました。現時点に至るまで、ポメラには通信モジュールは、Bluetooth をのぞいて搭載されておりません。
そんな私のかってな夢を別の形でかなえてくれたのが、iPad mini (セルラー)+ ウルトラスリムキーボードミニです。外出先で、数字はやや厳しいかもですけれど、アルファベットを中心に入力し、メールを送ったり、ブログをかいたり、テキストをクラウドに飛ばすなどという目的であれば、iPad mini (セルラー)+ ウルトラスリムキーボードミニの組み合わせはかなり有力な候補となると思います。
(注:現在TM710はディスコンとなり、後継機T715が発売されております)