オーケーマック

小型 iPhone (iPhone 12 mini, 13 mini, SE)の利点について

当サイトの人気記事はコチラ
(この記事にはアフィリエイト広告および広告が含まれています。)
小型 iPhone (iPhone 12 mini, 13 mini, SE)の利点について

本記事では、2024年における小型 iPhone の状況について考えたいと思います。

まず最初に言及したいのは「iPhone 13 mini」です。

雑誌「MacFan」の最新号2024年3月号の表紙において女優の森川葵さんが取り上げられていました。

森川葵さんは大変美しい俳優さんで、MacFan誌の表紙を飾っています。

女優・森川葵さんが語るiPhone 13 miniの魅力

森川葵さんは現在iPhone 13 miniを使っているとMacFan誌のインタビューで述べています。

MF 森川さんがお使いの iPhone のモデルとそれを選んだ理由を教えてください。

森川 iPhone 13 ミニを使っています。小さなカバンにもしまいやすいサイズが良かったので、このモデルにしました。

MF 使い心地はいかがですか?

森川 最近バッテリの持ちが悪くなってきてしまって・・・。買い替えも考えたのですが、iPhone 15 には小さいモデルがないですよね。なので買い替え先がなくて困っています。とりあえずバッテリを交換するしかないかなぁ。

MF 小さいモデルが好きな人にとって、選択肢がiPhone SEシリーズしかない今は辛いタイミングですよね。(以下略)

<雑誌「MacFan」の最新号2024年3月号より抜粋>

最初に指摘したいのは、森川葵さんが「iPhone 13 mini」の利点として真っ先に挙げているのがそのサイズ感であることです。

小さなカバンにしまいやすいことが大きなポイントです。iPhone 13 miniの最大の特徴がこのサイズと言えるでしょう。

他方、バッテリーが悪くなってきていると森川さんは述べています。

おそらく2021年か22年ごろに森川さんはお使いのiPhone 13 miniを入手されたはず。入手してから2年も経てば、iPhoneのバッテリー性能は80%近くに落ちてしまっていることが予想されます。

筐体が小さいため、大型のバッテリーを積むスペースがない点も、強調しておきたいと思います。

さらに森川さんは「乗り換える先がない」と述懐しています。

最新の iPhone 15 にはA16 Bionicチップが、iPhone 15 Pro にはA16 Bionicチップが搭載されています。

これらの最新チップを楽しもうと思っても、いずれもiPhone 13 miniからは大型になり、重くなってしまうのです。

iPhone 13 miniにA16 Bionicチップを載せてくれや!」と言いたくなります。

年を経るごとにどんどん大きくなる iPhone

近年、スマートフォンは大型化しております。iPhoneも例外ではありません。

今から10年前の 2014年9月、iPhone 6が発売されました。この時の画面サイズが 4.7インチ。(大型モデル iPhone 6 Plus は5.5インチでした。)

その後 iPhone 7、iPhone 8を経て、iPhone SE (第2、3世代)まで 4.7インチの大きさが継続しています。iPhone 8以降は、ラインナップの中で廉価モデルの位置付けです。

他方、ハイエンドシリーズとして iPhone X、XS がリリースされました。こちらは画面サイズが5.8インチでした。

さらに、iPhone XR以降、11、12、13、14、15は6.1インチです。どれも人気の高い機種です。

現在のiPhoneシリーズの最新機種である iPhone 15・15 Pro は画面サイズが6.1インチです。

今のiPhoneの一般的な大きさは 6.1 インチといって差し支えないでしょう。

このサイズに慣れてしまった私は、iPhone の Plus モデル(もうあまり見かけることが少なくなりましたが)は、いまとなっては小さいなぁと感じてしまいます。

2024年のいま、Androidも含め、スマートフォンのメインストリームはディスプレイサイズが6.1インチであると言うことができましょう。

歴代のラインナップで異色の小型 iPhone 13 miniと12 mini

iPhone の歴史を振り返った時、異色の iPhone が mini シリーズです。

iPhone 12 と 12 mini
iPhone 12 と 12 mini

iPhone 12 miniは2020年10月に、iPhone 13 mini は2021年9月に発売開始されました。

どちらもディスプレイサイズは5.4インチと、iPhone Plus モデルよりちょっと小さいものの、狭額縁であるデザインによりサイズと重量は小型軽量です。

「大きいことはいいことだ」、「たくさんあることはいいことだ」という設計思想のもと、多くのメーカーが商品を市場に送り出しています。

しかし、Appleは「小さいことに価値がある」というメッセージをiPhone 12 mini、13 mini に込めたのではないかと私は思います。

「Less is more.」を具現化したのが、iPhone 12 miniであり、13 miniであるような気がするのです。

iPhone 12/13 miniは誰のためのもの?

私はこのiPhone 12 mini、そしてiPhone 13 mini を高く評価しています。

それぞれ高速なA14 Bionicチップ、A15 Bionicチップを搭載しており、最新の iOS 17でもサクサク動きます。(もちろん iPhone 15 Pro などと比べたら遅く感じられますよ。比較しちゃダメ)

iPhone の miniシリーズは、iPod に対するiPod mini のように、コンパクトで軽量に仕上がっています。

森川葵さんがずっと使い続けているこのmini シリーズは、とりわけ手の小さな女性にとって大変持ちやすくなっています。

身長がそれほど大きくない女性は、手も小さいです。そんな方にはminiシリーズが握りやすい。大きいiPhoneだとポロッと落としてしまいそうです。

映画「Objectified」の Jony Ive氏。お尻のポケットからiPhone を取り出す
映画「Objectified」の Jony Ive氏。お尻のポケットからiPhone を取り出す
Ive氏が取り出したのはiPhone 3G (3GS?)
Ive氏が取り出したのはiPhone 3G (3GS?)

Jony Ive氏は、3.5インチのiPhone をお尻のポケットから取り出しましたが、その芸当は6.1inchだと少々厳しいでしょう。

iPhone 12 miniはその小型な形状から、カバンやポケットからさっと出すことができます。

とりわけ電子決済の手段として利用するとき、そのサイズ感が重宝します。

miniシリーズは嵩張ることがなく、取り回しに優れているのです。このことはよく覚えておいて損はありません。

iPhone 12 mini の弱点について

iPhone 12 mini、13 mini は後継機種が作られませんでした。

ここで、iPhone 12 mini、13 miniの弱点についても触れておく必要があります。

事実として画面が小さいことは弱点であることが挙げられます。迫力のある動画を見たり、ゲームをしたりするには、少々画面サイズが足りなく感じられるのです。

またバッテリーが弱いことは、常に指摘されてきたことです。

iPhone 12 miniから13 miniに進化するにあたって、確かにスペックシート上はバッテリー時間が延びました。

ただ私の体感ベースだと、iPhone 13 miniだからと言って、バッテリーが劇的に持つかと言われば疑問です。

そのような欠点も踏まえながらも、まとめる形で言うと、iPhone mini は大変良好です。バッテリーについては、モバイルバッテリーでカバーしようではありませんか。こまめに充電すれば1日は持ちますよ。

とりわけテキストベースなメモやカレンダー、メッセージングアプリが主な用途なのであれば、全く問題ありません。電子決済では大変取り回しがいいです。

私自身 iPhone 12 miniを今でも大切に使っているのです。

2024年、小型 iPhone を選ぶなら iPhone SE (第3世代)だけ

2023年、iPhone 13 miniは、iPhone 15 の登場とともに販売停止となりました。

現在、新品でiPhone 13 miniを買うのは大変難しい状況になっています。

ごくたまに楽天モバイルで見ることがありますが、あっという間に売り切れてしまいます。

したがって、2024年の今、コンパクトな iPhone を新品で買おうとすると選択肢はiPhone SE (第3世代)のみです。これは大変残念なことです。

初めて iPhone を購入しようとする方が、iPhone SE (第3世代)をチョイスするのは、私は賛成です。安価で手が出しやすいですし、A15 Bionicチップが高速なので、使っていてストレスが少ないです。

上位機種と比べると見劣りするところもありますが、小型 iPhone として、iPhone SE (第3世代)は優秀です。

私自身、iPhone SE (第3世代)を気に入って使っています。

しかし、iPhone 13 miniを使っている人が「古くなったから」といって、iPhone SE (第3世代)に機種変更するのはあんまりお勧めできることではありません。見た目も、カメラも、ディスプレイも、さまざまなところでダウングレード感があります。

一番いいのはバッテリー交換でしょう。バッテリー性能はスマートフォン体験に重要な要素です。

まとめ

以上、2024年における小型 iPhone の状況について考えました。

現在では、iPhone 12 mini や 13 miniが販売されておりません。後継機種もありません。

すでにiPhone 12 mini や 13 miniをお使いの方で、引き続きコンパクトにこだわりたい方は、引き続きバッテリーをAppleや正規サービスプロバイダで交換してもらうのがいいです。大切に使ってください。

ただし気持ちを切り替えて、iPhone 15 に移行するのもいいのではないかとも私は思います。新しい機種には新しい魅力があるのは事実です。

▶︎▶︎ iPhone 15が124,800円(税込)から。送料無料。

もし小型なiPhoneを新規で買うならば、iPhone SE (第3世代)がおすすめです。

▶︎▶︎ iPhone SEが62,800円から。送料無料。

iPhone miniからiPhone SE (第3世代)への移行はダウングレード感が付きまといます。お勧めできません。

Return Top