コロナ禍で、わたしたちの学習環境は大きく変わりました。
学校に行くことができない状況が発生した。しかし、学びは続けなければならない。
このジレンマの中、学習を支えるデジタルツールは重要性を増しています。
小中学校においては、オンライン授業がもはや当たり前になっています。Windowsやクロームブックが主流でしょうか。
私の子ども(小5、中1)も学級閉鎖を余儀なくされ、オンラインで授業参加になることがしばしばありました。
二人ともクロームブックを学校から与えられています。
ただ、私はiPadの方に利を見出します。iPadの方が子供の学習には使いやすいと考えております。
本記事では、iPad Pro 2枚で効率よく学習することについて述べます。
目次
iPadが家庭学習に活かせる
私の子ども(小5)は塾を利用して勉強しています。
しかし、塾に通塾するのではなく、塾が提供するオンライン授業を受けています。
通塾もオンラインもカリキュラムはほぼ同等です。むしろオンラインの動画授業の方が濃度は濃いと言えるでしょう。
通塾すれば塾に通うお友達との切磋琢磨が期待できますが、わたしたち家族は感染のリスクや通塾の手間を省くために、オンラインを選択しました。
このオンライン授業を受講するのに、我が家ではiPadを用いています。
我が家のデバイスは以下の通りです。
- iPad Pro 12.9インチ (2017) セルラーモデル + Smart Keyboard + Apple Pencil
- iPad Pro 11インチ (2021) セルラーモデル + Magic Keyboard + Apple Pencil
これらの使い分けについて、ご説明いたします。
iPad Pro 12.9を動画やスクリーンショット再生に使う
我が家には2017年のiPad Pro 12.9インチがあり、これを再生メインにしています。
iPadはやはり画面が大きいほうが見やすいです。目への負担が異なります。
また、iPad Pro 12.9インチは音量も大きく、快適に音声を聞き取ることができます。
だから、iPad Pro 12.9インチは大きくて見やすく、学習に向いていると言えましょう。
iPadはスクリーンショットが取れます。これがいいのです。
板書をサッとスクショしてメモにしてもいいですし、iPadなら簡単にスクショに書き込みができます。
iPad Pro 11は教科書を再生するのに使う
いっぽう、iPad Pro 11は教科書(テキスト)を表示するのに使用しています。
オンライン授業ですと、すでにテキストはPDFで配布されていることが多いでしょう。
PDFファイルをどんどんオンラインストレージに放り込んでやります。
教材動画をテキストをオンラインストレージに格納して、iPadからそれらにアクセスするというわけです。
子どもの学習教材は膨大になりがちですが、オンラインストレージにはほぼ無限に貯めることができます。
どんなに大量に教材があってもファイラーからすぐにアクセスできます。
また、Macを使えば複数のPDFファイルを簡単に1つにまとめることができます。
PDFファイルに書き込みたい時は、スクリーンショットを撮ってもいいですし、あるいは Notability、GoodNote 5といった編集アプリを使えばもっと高度な書き込みができます。
iPadに加えて、紙のノートを使う
私の子ども(小5)の学習の様子です。
下の写真は、算数の「場合の数」について学んでいるところです。
場合の数のテーマは、攪乱順列です。
いわゆる「ベルヌーイの封筒取り違え問題」ですね。プレゼント交換問題としても有名です。
今回は、攪乱順列を、「前の場合の数」を利用して次を求めるということについて考察しました。
ここで登場するのが紙のノートです。やはり紙のノートが必要でしょう。
もう少し精神年齢の高い生徒・学生であれば、ノートのデジタル化も可能でしょうが、小学生にはデジタル化は難しいと思います。
やはり色のついたペンを使って、自分の手で状況を整理したり、条件をまとめたりすることの経験が必要な発達段階だと思います。
デジタル化は手数が増えてしまい、手段と目的を取り違えることが起きやすくなりますので、紙のノートを重視するという姿勢は変えません。
まとめ: iPad Pro 2枚で効率よく学習する
以上、iPad Pro 2枚で効率よく学習する方法についてお伝えしました。
iPad Pro 12.9インチ を授業再生用にし、iPad Pro 11インチをテキスト閲覧用にします。
勉強をするとき、伝わる度合いが高いのは対面授業であることは間違いありません。先生のおっしゃることを一言も聞き逃さないとする緊張感は学びを促進します。
しかし、コロナ禍においては対面授業に参加できないケースもあります。この場合、動画授業もまた重要となります。
iPadは動画での学習を支える有益なデバイスです。
対面授業であれ、オンライン授業であれ、子どもの学びを支える学習ツールは、適材適所で使い分けていくことが求められるのでしょう。