Appleが2016年3月22日に発表した9.7インチタブレットデバイス「iPad Pro」が大変な人気を呼んでおります。
iPad Proは、2015年9月10日に発表された12.9インチ版がすでに市場に投入されております。こちらは驚くほど大きなスクリーンで消費者の心を捉えています。
12.9インチ版iPad Proはド迫力サイズのタブレットデバイスです。Appleの高速な64ビットA9Xチップを搭載しており、さらに「Apple Pencil」や「Smart Keyboard」といった新しい周辺機器にも対応しています。
12.9インチ版の「iPad Pro」は、商品名に「Pro」という名前が冠されているように、他のiPadシリーズにくらべて、ゴージャスな位置づけとなっています。価格設定は32GBのWi-Fiモデルが94,800円からとなっています。
目次
より身近な存在になった9.7インチ版「iPad Pro」
12.9インチ「iPad Pro」のリリースから約6ヵ月後が経ち、9.7インチ版の「iPad Pro」が新たに投入された格好です。
9.7インチ版iPad Proはもっと身近な存在になっています。お値段は32GB Wi-Fiモデルが66,800円からで購入可能。手が出しやすいです。
またディスプレイのサイズは小さくなって入るのですが、「12.9インチ版は持ち歩くには重いし、かさばる。9.7インチ版がいいわ」と感じている人も少なくないでしょう。
私は、この9.7インチ版iPad Proはタブレットデバイスの金字塔であると考えています。「タブレットデバイスが欲しいな!」という欲求をもった消費者が真っ先に検討すべきモデルがこの9.7インチiPad Proであると考えています。
2015年秋に登場した12.9インチ版の「iPad Pro」はまさにタブレット界の最高峰です。世の中にはAndroidタブレット、Windowsタブレットなど、タブレット製品が多数ありますが、この12.9インチiPad Proは飛びぬけた存在であることは間違いありません。
高速なチップ、美しいディスプレイ、本体のスピーカー、周辺機器、バッテリー性能、多数のアプリ、かっちりと仕上げられたデザインなど、12.9インチiPad Proの有する性能は、他を寄せ付けない魅力があります。
そして、タブレットデバイスとしてもっともゴージャスな性能の12.9インチ版「iPad Pro」の魅力をほとんどそのままに、より小さいサイズにギュッと凝縮したのが、この9.7インチ版「iPad Pro」です。
9.7インチiPad Proは、スクリーンサイズが小さい分、重さが450g未満のボディとなっています。これはiPad Air 2と同等です。またApple PencilやSmart Keyboardが使えます。
さらに12.9インチiPad Proにはない性能を、9.7インチiPad Proは持っています。ディスプレイはより明るく広色域で、反射率が低いものが採用されています。12メガピクセルの背面カメラを利用すると、Live Photosや4Kビデオが撮影できます。True Toneフラッシュも新たに採用されています。
12.9インチiPad Proユーザが羨ましく思う箇所が9.7インチiPad Proにはあります。
9.7インチというサイズは万人向け(他のサイズとの比較)
iPad には3つのサイズがあります。大きいほうから12.9インチ、9.7インチ、7.9インチのスクリーンサイズです。この中で9.7インチ がもっとも人気です。
そしてこの9.7インチ付近がタブレットとしての王道サイズだと私は考えています。一般的な消費者にとって、9.7インチ付近のものがよりよくニーズを満たしてくれて、ベストだと思います。
12.9インチは「業務用サイズ感」があります。12.9インチiPad Proを手にとって見ると本当に大きくて、「よし、これからお仕事するぞ!」という気分にさせられます。その分クリエーティブな人にはとても向いています。持ち出すにしてもバッグを選びます。
たほう、7.9インチiPad mini 4やiPad mini 2 は、とり回しがよいサイズ感です。とはいえ、文字が小さく表示されます。12.9インチiPad Pro・9.7インチiPad Proが264ppiというゆとりのあるサイズで表示されるのにたいして、iPad mini 4は326ppiです。モバイラーにはうってつけですが、イラストを書いたりするには少々窮屈な感じがあります。小さいゆえのデメリットがあります。
9.7インチiPad Proは、視認性にも取り回しにも優れているサイズです。A4サイズなので外に持ち出すのになんら苦労しません。コンテンツを消費するにしても、なにかを作成するにしても、オールマイティなサイズがこの9.7インチです。
9.7インチiPad Proには、新しくローズゴールドが採用されました。これがとても美しい色なのです。iPhone 6sや6s Plus、SE、そしてAppleWatch Sport ですでに使用されているカラーのローズゴールドのモデルが選べるのは大きなアドバンテージです。
また従来のシルバー、スペースグレイ、ゴールドも選ぶことができます。
9.7インチ版「iPad Pro」はどのモデルを選ぶべきか。
9.7インチiPad Proにはいくつかの種類があります。どのモデルを購入すべきでしょうか。
データ通信について
9.7インチiPad Proには「Wi-Fiモデル」と「Wi-Fi +セルラーモデル」の2種類があります。
9.7インチiPad Proは「Wi-Fi +セルラーモデル」がオススメです。「Wi-Fi +セルラーモデル」であればいつでもどこでもモバイルデータ通信を利用してウェブを見たり、メールを受信したり、LINEをつかったりできます。
もし12.9インチiPad Proを選ぶのであれば、重たくかさばる重量・サイズなので、室内使用を目的としてWi-Fiモデルがいいと考えています。
しかし、9.7インチiPad Proは屋外に用意に持ち出せる重量・サイズです。カバンにさっと入れることができます。いま格安SIMがはやっているので、それを「Wi-Fi +セルラーモデル」に指せば月々のコストを非常に小さく抑えなが、データ通信を楽しむことができます。
Wi-Fiモデルだと、屋外でいちいち無料の無線LANにつないだり、テザリングしたりしないといけません。やってみるとわかるのですが、案外テザリングは面倒です。使うたびにテザリングの設定をしなければならないのは、とても手間です。「Wi-Fi +セルラーモデル」の恩恵は計り知れませんよ。
Apple公式サイトで販売されている9.7インチ iPad ProWi-Fi +セルラーモデルは、SIMフリーです。NTTドコモやau、ソフトバンク、そして格安SIM (MVNO)のSIMを使って、通信することができます。
ストレージについて
次にストレージ容量についてですが、32GBモデルはやや心もとないです。32GBでもやりくりできないことはないですが、予算があれば128GBモデルか256GBがいいです。
iPad Proにはデジカメの写真をSDカードから取り込む周辺機器「Lightning – SDカードカメラリーダー」が用意されています。これを使って写真をどんどん取り込んだら、ストレージはあっという間に食いつぶされてしまいます。もしデジカメをお使いの方は、128GBモデルをご検討ください。
また4K動画の撮影を考えている人は、256GBモデルを圧倒的にお勧めします。1分間でおよそ375MBものデータを消費します。10分間だとおよそ3GB。半端ない容量のストレージが必要です。
結論
9.7インチiPad Proを選ぶならば「Wi-Fi + セルラーモデル 128GB 」か「Wi-Fi + セルラーモデル 256GB 」がお勧めです。
9.7インチ版「iPad Pro」はタブレットデバイスの金字塔です。iPhoneとの親和性は抜群です。タブレットを新規購入したい人にとっても、Windows PCが古くなって買い替えたい人にとっても魅力的な商品に仕上がっています。