来るべきiOS 8では開発者にキーボードが解放されてます。サードパーティによるキーボードがiOSで使えるようになる! このことは私たち日本語ユーザにとってものすごい可能性を秘めていると私は考えています。
OS 7まではキーボードはAppleが作ったものでした。日本語変換もAppleのものです。
AppleのiOSの日本語変換の精度についてですが、様々な意見がありましょう。
私はMacに搭載されている「ことえり」を愛用しているものですから、iOSも「ことえり」級に使い勝手が良くなってほしいとずっと願ってきました。
しかし、その願いは、iOS 8の登場とともに別の形でかなえられるのかもしれません。ソフトウェア会社ジャストシステムが現在「iOS 8 のためのATOK」のリリースに取り組んでいるからです。
ジャストシステムが「iOS 8のためのATOK」をリリース予定
OS 8 のためのATOKのサイトでは本日、「UXデザイン担当 新人K」なる人物による文言が付け加えられています。
曰く、「ロゴの赤色にもこだわりました。」
いいねえ、いいねえ! ワクワクしてきました! このじらされ感!
私はこの「iOS 8のためのATOK」が、iOSにおける日本語環境をガラリとかえるのではないかと期待しているのです。ATOKのソフトウェア技術者のこだわりをiOS 8で感じたい、と思っています。
はやく「iOS 8のためのATOK」の全貌を見たいものです。
がっかりさせられた「ATOK Pad」
ジャストシステムは既にiOS用アプリ「ATOK Pad」をリリースしています。私は「ATOK Pad」の日本語変換精度に期待して購入し、利用してきました。
しかし、ATOK Padは厳密な意味で日本語変換ソフトとはいえません。「日本語変換もついたメモアプリ」というのが適切な評価です。
そしてその「ATOK Pad」ですが、私はほとんど使わなくなってしまいました。1300円する、iOSにしては高価な部類に含まれるアプリですが、もったいないですねw
使わなくなった理由は簡単です。ATOKの変換機能それ自体がいくら良くても、メールアプリ、iMessageアプリ、LINEアプリでその機能を使えなかったとしたら、ほとんど意味がないのです。
iOS 8ではATOKの機能をシステム全体で使えるようになる
しかし、iOS 8ではシステム全体でATOKが利用できるようになります。これには胸を躍らせるほど期待しています。
私は昔からジャストシステムのファンです。ただ今年の夏、ベネッセコーポレーションの個人情報漏洩事件に絡んで、ジャストシステムが批判されるという事態になりました。ファンの一人として残念です。
そのようなネガティブなイメージをぜひともよいアプリをリリースすることで、ジャストシステムには払拭していただきたい!そのように願っています。
iOS 8 は米国時間9月17日に提供開始される予定です。そして「iOS 8のためのATOK」も早い段階でリリースされることでしょう。とても楽しみです。