Apple の iPhone や iPad には「Newsstand (ニューススタンド)」というアプリがあります。このアプリを利用すれば、手軽に雑誌を楽しむことができます。
Newsstandのストアでは雑誌や新聞などが多数販売されています。日本のマーケットにはサービスが弱いと思われがちなAppleですが、けっしてそんなことはないです。R25や日経トレンディ、週刊東洋経済、家庭画報など、私たちにとってよく知られている雑誌が電子化されて販売されています。
私はNewsstandで講談社の「ディズニーファン」を定期購読しています。この雑誌を以下のデバイスで楽しんでいます。
(上・左から)iPad mini (Verizon版セルラーモデル)、iPad Air (Wi-Fi)、iPad mini Retinaディスプレイ (香港版)
(下・左から)iPhone 5s (日本版SIMフリー)、 iPhone 5c (au版)
Newsstandをつかえば、1つのアカウントで複数のデバイスにて楽しむことができます。これは電子化の大きなメリットのひとつですよね!
本エントリーでは、これらのNewsstandを私がどのように楽しんでいるかをご紹介します。
目次
1. iPad AirでNewsstandを読む。
iPad Air はディスプレイが9.7インチ。いわばフルサイズiPadといってもよいです。従来からあるサイズですね。
iPad Air (Wi-Fi)の重量は469g。前モデルiPad Retinaディスプレイモデル (第四世代)より183gも軽量になっています。これは非常に大きな違いで、Newsstandで雑誌を読んでいるとiPad Airの軽量さが際立っていることにすぐに気がつきます。
今回比較するデバイスのなかで最も大きなサイズのものがiPad Airです。雑誌を読むのにうってつけのモデルがiPad Airであるといってよいでしょう。
2. iPad mini、iPad mini RetinaディスプレイでNewsstandを読む。
iPad mini、iPad mini Retinaディスプレイはいずれも7.9インチを採用しています。このサイズの点で、iPad Airとどうしても比較してしまいたくなるのですが、iPad mini はiPad Airほどの迫力を持っているとはいいがたいです。
しかしiPad mini、iPad mini Retinaディスプレイはそれぞれ312g, 341gです(いずれもセルラー)。とiPad Air (Wi-Fi)との比較では、157g、128gほど違いがあります。これは顕著な差といってよく、iPad mini、iPad mini Retinaディスプレイは気楽に持ち運びしやすいiPadであるということができます。
いっぽうiPad miniとiPad mini Retinaディスプレイとの比較においては、iPad mini Retinaディスプレイに軍配が上がるといわざるを得ません。写真をみるという点では両者はほぼ同等です。目を凝らせば違いがやっとわかるというレベルです。
しかし、字を読むならば差は歴然としています。圧倒的にiPad mini Retinaディスプレイがいいです。
またレンダリングの表示速度も体感できるレベルで異なります。これは搭載しているチップの性能によるといえます。iPad miniはA5であるのに対して、iPad mini RetinaディスプレイはA7です。2世代異なります。
3. iPhone 5s, iPhone 5cでNewsstandを読む。
iPhone 5s, iPhone 5cは4.0インチのデバイスです。雑誌を見るのは少々厳しく拡大しながら読むというのが前提となるでしょう。
私が試した限りでは本を読むにおいてiPhone 5s, iPhone 5cの差は感じられませんでした。iPhone 5sはA7チップ、iPhone 5cはA6チップを採用しています。性能はA7チップのほうがよいとされていますが、Newsstandのディズニーファンのアプリを動かすという点においては差はないように私は思います。これはアプリ側がA7チップに最適化されていないからだと思われます。
iPhone 5sは112gであるのに対して、iPhone 5cは132g。20gの差は感じられます。しかし、私の印象では両者はほぼ同等です。優劣はありません。
4. 私のNewsstandの楽しみ方は
さて上記で各デバイスでのNewsstandの使用感をお伝えしてきました。ここで、私自身の経験を述べます。
これらのうち最も使っているのはじつは iPad mini Retinaディスプレイモデルです。私は日頃から iPad mini Retinaディスプレイモデルを鞄にいれて持ち歩いています。iPad AirよりもiPhoneよりも iPad mini Retinaディスプレイモデルを触っている時間が長いです。
iPad mini Retinaディスプレイモデルはセルラータイプを選んだので、メールやウェブ、ツイッターなどのSNS、アプリのダウンロード、Facetimeオーディオなどを外でもできますが、その合間にNewsstandで雑誌を読むというのが習慣になっています。電車やバスに乗り込むと私は雑誌をぱらぱらみています。
iPhone 5s, iPhone 5cでNewsstandを楽しむのも悪くないのですが、いかんせん画面サイズが小さいです。だからこちらはリファレンス的に使うことが多いです。
たとえば私はよくディズニーランドにいくのですが、「ディズニーファンに載ってたあの新発売のグッズ、なんだっけ?!」などというときにiPhone 5s, iPhone 5cでパーッとページを繰ることが主な使い方です。
雑誌自体をじっくり楽しむときはiPad mini Retinaディスプレイモデル、備忘録がわりの参考資料として持ち歩くのにiPhone 5s, iPhone 5cを使っています。
またiPad Airは週末に使うことが多いです。平日はほとんど触りません。そもそも家にいるときはiPadを触るというよりもMacを触ったり、読書したりする時間の方が長いです。iPad AirはWi-Fiモデルですから外に持ち出すことはまずありません。またiPad miniよりも重いという点がどうしても気になってしまいます。毎日持ち出すのはちょっとキビシイです。私の家族は自宅にてiPad AirでNewsstandを読んで、次回東京ディズニーリゾートを訪れるときの作戦を練っています。
結論: Newsstandを読むのに最も適切なiOSデバイスはなにか
以上、各iOSデバイスでのNewsstandの使用感を述べ、私自身の体験をお伝えしました。
最も適切なiOSデバイスはなにかという問いには、iPad mini Retinaディスプレイモデルであると私自身は答えます。
iPad mini Retinaディスプレイモデルは7.9インチという絶妙のサイズを備えています。持ち歩きが苦にならない重量、適度に大きい画面サイズ、高解像度のRetinaディスプレイを備えたバランスの良さを私は高く評価しています。
iPad Airはデバイスとしてはとても優れています。ただ、iPad Airは私にはちょっと重たいのです。私自身は会社員であり、日々仕事場と自宅の行き来を頻繁にしておりますから、モバイルシーンでの利用の頻度の高さという点を重視しています。さっと取り出せるほうを選びたくなります。
よって、Newsstand のコンテンツをじっくり楽しむならiPad mini Retinaディスプレイモデルがいちばんよいと結論づけております。私の生活スタイルにあったデバイスなんです。
今回のエントリーではNewsstandをメインに取り上げましたが、ほかにもPDFを読むなどといった閲覧目的でもiPad mini Retinaディスプレイモデルがよいと考えます。
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