11月1日より、アシュトン・カッチャー主演、映画「スティーブ・ジョブズ」が公開されます。
本日10月3日、公開に先駆けて、一般向け「日本最速試写会」がありましたので、参加してきました。
試写会の場所はTOHOシネマズ 六本木ヒルズです。
映画のチラシ。主演の俳優はジョブズさんに似てるわぁ。
チラシの裏側。
劇場に入ると、ジョブズさんのお面をもらいました。試写会参加者はこのお面をつけて、記念撮影タイム。
長谷川理恵さんも来ていたのか・・・・。(長谷川理恵「スティーブ・ジョブズ」に興味津々 長男も愛用!? – フォトギャラリー2 : 映画ニュース – 映画.comより)
ブッチさんも・・・・!!(私の前方にいらっしゃいました)
映画「スティーブ・ジョブズ」のオフィシャルサイトより、この映画について引用します。
今世紀最高の経営者、人の心を掴むカリスマ── 2011年10月5日、56歳の若さで亡くなり、オバマ大統領はじめ数々の著名人が追悼の意を表した、Apple・コンピュータの創業者スティーブ・ジョブズ。一方で彼は、ワガママで傲慢、自分の考えを絶対に曲げず、必要ならば友人さえも追い落とす非情な男とも言われた。なぜ、そんな<嫌われ者が、世界中の人々から<熱く愛されるデバイス>を創ることが出来たのか──?その疑問に答える、ジョブズ没後初の映画が実現した。
1976年、自分とよく似たはみ出し者の友人たちと、自宅ガレージに<Appleコンピュータ>を設立。次々とヒット商品を生み出し、わずか4年で株式を上場、莫大な富と名声を手にする一方で、その激しい性格は多くの敵をつくり、遂には自分がつくった会社からも追放されるという人生最大の挫折を迎える。二度と立ち上がれないような怒涛の修羅場をくぐり抜け、それでも挑戦することを諦めなかった男。誰もが知る天才の、誰も知らない真実に触れ、あなたの人生の可能性も広がる──そんな素晴らしき出会いが、ここにある。
さてこの映画「スティーブ・ジョブズ」を観ての私の感想です。
「Apple信者はこの映画を必ず観ておけ!」
この映画「スティーブ・ジョブズ」は私に言わせればギャグ映画なんですね。ジョブズさんについて多少なりとも関心のある人にとっては、面白い小ネタが満載の映画です。私はずっとニヤニヤしながらこの映画を楽しみました。
主演のアシュトン・カッチャーは、コロッケのようなクオリティでジョブズさんのモノマネをしています。話し方、歩き方、目線の使い方など、相当に研究しています。CM「Think Different 」のジョブズ版すら、モノマネしてくれます。
またこの映画にはジョブズさんのほか、ウォズ、ビル・フェルナンデス、ロッド・ホルト、クリス・エスピノーザ、ビル・アトキンソン、アンディ・ハーツフェルド、ジェフ・ラスキンなどの初期Appleの仲間たちや、マイク・マークラ、ジョン・スカリー、アーサー・ロック、ギル・アメリオなどのAppleエグゼクティブもでてきます。いわば「ものまね王座決定戦」のApple版といってもいいです。
個人的にはダニエル・コトキ(ジョブズさんと一緒にインドに行ったリード大学のクラスメイト、Appleの初期社員)のなさけなーい役がかなりツボでした。
またこの映画では、事実通りの衣装を再現しようとしてることに成功していると思いました。下の写真は本物のジョブズさん、およびウォズの写真です。
映画ではかなり忠実に衣装や小物が再現されていると感じました。一回観ただけでは細かいディテールまではチェックできませんでしたが、だいたいはあっていた感じ。このような細かい点も映画「スティーブ・ジョブズ」の魅力です。
Apple Iの制作に情熱を傾けた青春群像
また映画の中で、Apple I や Apple II の制作シーンが出てきます。ここは見逃せませんよ。非常にエキサイティングな盛り上がりのあるシーンに仕上がっています。若いエンジニアたちが、苦労して基盤に向かうさまは青春映画のようです。
「Appleはオシャレ!」とか「iPhone は若い女性に人気!」、「Appleはファッションアイテム!」とか昨今耳にする機会が増えましたが、私はまったく賛同しかねますな。Appleはギークのものですよ。半田ごてがよく似合いますね。若いジョブズさんはヒッピーで、お風呂にも入りませんでした。そういう若い男性がアキバにいっぱいいるじゃないですか、ロンゲでヒゲでメガネのおにいさんたち。ああいうテクノロジーオタクたちから産まれたのがAppleという会社でした。
また映画ではウォズのポーランドのジョークマシンが出てきますが、ちょっときわどいネタが非常に面白かったです。こういう小ネタがこれでもかこれでもかと、つぎつぎにジャブが繰り出されます。120分超という長い映画でしたが、私はまったく飽きませんでした。
映画「スティーブ・ジョブズ」はディテールにこだわったギャグ映画です。当サイトをご覧の皆様には鑑賞を強くお勧め致します。(^ー゜)