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初代iPhone発表時のジョブズ氏の発言を改めて振り返る

初代iPhone発表時のジョブズ氏の発言を改めて振り返る

今週9月20日、ついに iPhone 5sとiPhone 5c がリリースされます。全世界待望の携帯電話といっても過言ではないでしょう。携帯電話業界、のみならず、広く産業史の歴史にまた1ページが加わることになります。

我が国においては2008年、ソフトバンクモバイルがiPhone を発売しました。そして2011年、ソフトバンクに加えてKDDIがiPhone 4sを発売しました。2013年の今年、ついに国内の携帯電話業界の巨人・NTTドコモが iPhone 5sと5cを販売します。iPhoneをめぐって、3つ巴の展開を示すこととなりました。iPhone の歴史を振り返ると、このドコモ参入という事実はとんでもないことだと言えます。

思えば2007年1月の Mac World の基調講演のことです。当時のCEOスティーブ・ジョブズ氏が語ったこと。それはつぎのような台詞でした。

「AppleはiPhoneで携帯電話を再定義する」

いま振り返ってみると、ジョブズ氏はいささか自分の発言を過小評価していたのではないかとさえ思えるほどです。iPhoneは、携帯端末それ事態は勿論のこと、全世界の携帯電話会社に揺さぶりをかけ、また携帯電話ビジネスに直接/間接に関わる膨大な企業を巻き込み、モバイル革命という大きなうねりを創り出しました。そしてその革命はいまも進行中です。

スティーブ・ジョブズ氏が2007年の初代iPhoneの発表の際、なにを語ったのか。そのことばの一部始終を私の試訳とともにご紹介します。これは2007年1月9日、MacWorldサンフランシスコ、基調講演からのジョブズ氏のスピーチの抜粋です。

***

(ジョブズ)今日は私が二年半楽しみにしてきた日です。たまに革命的な製品が予期せずやってきて、すべてを変えてしまいます。

This is a day I have been looking forward to for two and a half years. Every once in a while, a revolutionary product comes along, that changes everything.

Appleは、いえ、まず最初に、ある人がそのキャリアでそのような製品に携わることができたならば、その人はとても幸運です。Appleは非常に幸運でした。そのような革命的な製品のいくつかを世に送り出すことができたからです。

And, Apple has been… Well, first of all, one is very fortunate if he gets to work on just one of these in his career. Apple has been very fortunate. It has been able to introduce a few of these into the world.

1984年、Macintoshを紹介しました。MacはAppleを変えただけではありませんでした。コンピュータ業界全体を変えました。2001年、最初のiPodを紹介しました。iPod は音楽の聞き方すべてを変えただけではありませんでした。音楽業界全体を変えてしまいました。

In 1984, we introduced Macintosh. It didn’t just change Apple. It changed the whole computer industry. In 2001, we introduced the first iPod and, it didn’t just change the way we all listen to music. It changed the entire music industry.

さて、私たちはこの革命的な製品級の3つの革命的な製品を紹介します。最初の製品は、タッチ操作の大型画面iPodです。次の製品は、革命的な携帯電話です。そして三番目の製品は、画期的なインターネット通信デバイスです。

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Well, today, we are introducing three revolutionary products of this class. The first one is a widescreen iPod with touch controls. The second is a revolutionary mobile phone. And, the third is a breakthrough Internet communications device.

そう、3つです。タッチ操作の大画面iPod。革命的な携帯電話。そして画期的なインターネット通信デバイス。

So, three things.  A widescreen iPod with touch controls, a revolutionary mobile phone, and a breakthrough Internet communications device.

iPod、電話、そしてインターネット通信できるもの。もういちど、iPod、電話、(歓声)おわかりでしょう?

iPod, a phone, and an Internet communicator. And iPod, a phone, (歓声) Are you getting it?

これらの製品は三つの別々のデバイスではありません。1つのデバイスなのです。私たちは iPhone を名付けました。今日、Appleは電話を再定義します。

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These are not three separate devices. This is one device. And, we are calling it ”iPhone”. Today, Apple is going to reinvent the phone.

(2007年1月9日、MacWorldサンフランシスコ、基調講演より)

***

2007年、Appleは「電話を再定義します」といいました。この発言を誰がどのように受け止めたのかということが極めて重要です。ある人は「iPhone? Macマニアにしか売れないよ」と言ったでしょう。またある人は「iPhone などすぐに飽きられる。フィーチャーフォンこそが主流だ」と言ったでしょう。

しかし、日本のAppleファンは「いつか日本でもiPhoneが発売されるに違いない」と心待ちにし、iPod touch を手にしてまだ見ぬiPhoneのことを思い続けました。その思いは2008年7月11日のiPhone 3G発売に結実しました。

またiPhoneの革新性にすぐに気がついた企業や個人は新たなビジネスを創出することに成功しています。

初代iPhone発売からのこの7年間を振り返ると、Appleのこの「電話を再定義する」という発言は携帯電話業界の枠に留まりませんでした。iPhone は世界の産業、世界のあり方にも大きな影響を与え、また今も大きく与え続けています。
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いま世界のスマートフォン市場は2強と言われています。すなわちAppleとサムスンであり、この2社にシェアが集中しています。「淘汰の流れは止まらない」と日経新聞は報じています。
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(日本経済新聞9月4日朝刊10ページより)

日本国内においては今後、いったい市場の何割をiPhoneが占めるのかということが気になります。ソフトバンクモバイルは契約の8割がiPhoneだと聞きます。KDDIは6割。NTTドコモは、新規契約の4割程度がiPhoneとのこと(9月12日の日経新聞「ドコモ秋商戦、iPhone「ワントップ」に 新規契約の4割より)。果たしてそのようなもくろみ通りになるのか、私は疑問です。

この秋から年末そして年度末にかけて、国内の携帯電話市場は、まるでオセロのように次々にiPhoneでマーケットシェアが塗り固められていくのではないかと私は予想しています。Android優位の国外とはちょっと違った展開を見せると思います。

(注) 上記でご紹介した基調講演はポッドキャスト形式で配信されています。無料ですので、ぜひダウンロードして、ジョブズ氏が何を語ったのかをご自身でお確かめください。楽しい時間です。
 
リンクはこちら →Apple Keynotes

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