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iPhone 6s のA9チップメーカーの違いについて

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iPhone 6s のA9チップメーカーの違いについて

iPhone 6s/6s PlusAppleの新しい iPhone「iPhone 6s・iPhone 6s Plus」には Apple A9 SoC が搭載されています。

このA9はサムスンとTSMCの2社が製造していますが、一部ユーザが「バッテリーの持続時間に大きな差がある」と主張しています。TSMC製がすぐれているというわけです。

いっぽう、Apple自身は2015年10月8日に「当社での試験や顧客データでは、『iPhone 6s』および『iPhone 6s Plus』の実際のバッテリ持続時間は、コンポーネントの違いを考慮に入れても、2~3%以内の差に収まっている」と述べています

どうやらこれは本当のようで、さまざまなテストを行ってみるとAppleの主張どおり2~3%であるそうです。

iPhone 6sやiPhone 6s Plusに搭載されているApple A9のメーカーの種類を見分けるには、アプリを入れればよいです。そのようなアプリはいくつかありますが、たとえば、Lirum info Liteを私は試しました。

アプリを入れることで、A9のModel番号がわかります。対照表は下記のとおりです。

iPhone 6s
N71AP:サムスン製
N71mAP:TSMC製

iPhone 6s Plus
・N66AP:サムスン製
・N66mAP:TSMC製

私も自分の iPhone 6s (SIMフリー、128GB、ローズゴールド)を調査してみました。私のモデルはTSMC製でした。20151013applea9a

iPhone 6s のA9チップメーカーの違いについての私自身の意見

iPhone 6s/6s Plus は円安のためとても高価です。せっかく高いお金を出して購入した iPhone 6s/6s Plus が「サムスン製のチップを積んでいるからバッテリーの性能がわるい」といわれたら、だれだっていやな気持ちになるでしょう。

消費者が価格にみあったユーザエクスペリエンスを提供してほしいと思うのは当然です。スマートフォンのバッテリーの性能は特に重要な項目であり、ユーザの関心事です。

Appleは2~3%以内の差と述べていますが、この差が意味のある数字かどうか。私自身はそれほどでもないのではと考えています。サムスン製のチップのiPhone 6s/6s Plusで実際に困った例を私自身はきいたことがありません。

「A9のメーカーを気にしない」というのが精神衛生上一番よいと私は思います。部品のサプライヤーを気にするよりも、手持ちのiPhone 6s・6s Plusでいかに楽しめるかを考えたほうが建設的だと思います。

そのうえで、もしiPhone 6s/6s Plusのバッテリーで困ることがあれば、サポートに連絡する・ジーニアスバーでみてもらうというのがよいでしょう。

ただ「2~3%は有意差である」と考えるお客さんも依然としていらっしゃることでしょう。Appleは将来OSのアップデートなどでサムスン製A9とTSMC製A9の性能差を近づけてくるかもしれません。私はそれもよい解決方法だと思います。

【追記2015年10月18日:コンシューマーレポートがチップメーカーによる違いがないと述べています】

続報です。米消費者団体「コンシューマーレポート」によりますと、iPhone 6sはチップメーカーによる違いがないと述べています

結論から言いますと、異なるチップメーカーを搭載した iPhone 6s で、バッテリー性能やバッテリー温度にはっきりわかる差はなかった、とのことです。

もしiPhone 6sに対して何かがっかりした点があったとしたら、それは問題があるチップをiPhone 6sが搭載しているためではない、と「コンシューマーレポート」は述べています。

iPhone 6sやiPhone 6s Plusを購入して、アプリを入れてTSMCか、はたまたサムスンか、などと一喜一憂するのは馬鹿げたことです。取るに足らぬ噂は放っておいて、iPhoneをいかに楽しむかを考えたいです。

2015年10月21日
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