私の子どもはバイオリンを習っています。子どもがちょうど3歳半になったときから初めて、ざっと3年が経ちました。
子どもが通っている音楽教室の発表会がありましたので、私はニコンのデジタル一眼レフカメラ「D3300」を用いて撮影してきました。
今回、演奏会を撮影するにあたって、私が気をつけたポイントについて述べます。
目次
撮影機材について
今回私が用いた機材は、ニコンのデジタル一眼レフカメラ「D3300」です。ニコンのデジイチのなかでも、エントリーモデルとして位置付けられるカメラです。
安価なエントリー機種ですが、一般的な消費者にとってはすでに十分な性能を持っている機種です。画素数は24Mピクセル。ローパスレスです。このカメラは小型軽量であるところが素晴らしいです。
またレンズは「AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED」を使用しました。
プロのカメラマンさんも来ていたのですが、彼らが使っていたのはキヤノンとニコンのf/2.8なズームレンズでした。やはりこのような撮影条件下では、f/2.8は必要だと思いましたね。
できればf/1.4やf/1.2なレンズがあればいいのですが、これらはお高いので手を出しづらいです。
なお広角側として、RICOH デジタルカメラ GRも持って行きました。これは集合写真を撮る際に役に立ちました。
演奏会 撮影のポイントその1:ポジションを取る
今回の発表会では、保護者は写真撮影を許可されていました。ただし、着席した状態で撮るよう指示がありました。
私は会場前、演奏者にカメラを向けた時により良いところはどこだろうかと事前に調査しておきました。会場の図面はインターネットで調べることができます。そしてできるだけよいところに着席しました。
適切なシャッターチャンスの場面で、適切な場所にポジションをとっておくことがなによりも大事です。このことは、カメラやレンズよりももっと大事なことだと私は考えています。
演奏会 撮影のポイントその2:Sモード で撮影する
動きのある被写体を撮るので、1/500がよいと私は感じていました。そこでSモードを選択しました。
またISOについては、撮影メニューのISO感度設定から下記のように
- 感度自動制御:ON
- 制御上限感度:6400
- 低速限界設定:AUTO
として、自動的に上がってくれるよう設定しました。
D3300はEXPEED 4を採用しています。これまでのモデルに比べて高感度性能が向上しており、ISO6400で撮影しても十分綺麗です。
なおレンズ「AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED」の絞りは開放のF2.8です。F4.0まで絞ろうかと思いましたが、ISO6400のままでは難しい撮影条件でした。
演奏会 撮影のポイントその3:その他の撮影設定
なおその他の撮影設定については下記の通りです。
- 画質モード: RAW + F
- ホワイトバランス:AUTO
- AFエリアモード:シングルポイントAF
- 内蔵AF補助光の照射設定:OFF
- 電子音設定:OFF
スピードライトSB-300 でバウンス撮影する
さて、今回私はNikon スピードライト SB300を持って行きました。もしかしたら使えるかもしれないと思って、カメラバッグの底に忍ばせておいたのです。SB-300は小型・軽量な外部フラッシュですから、同じく小型軽量なD3300にぴったりなんですよ。
(私は内蔵のフラッシュは、D3300に限らず、他のカメラ含めて、一度も使ったことがありません。)
演奏時にはフラッシュは炊きませんでした。しかし、演奏と演奏の間の休憩時、ちょっとしたスナップを撮影するときに、この外部フラッシュがとても役に立ってくれました。
「SB-300」はバウンス撮影ができます。このおかげで、発表会場のような暗いところでも、自然な形で光を使うことができました。
演奏会の撮影を振り返って
私の子どもは今回の発表会のために、過去3ヶ月ほどずっと曲に向き合ってきました。毎日毎日練習してきました。このたび、ようやく本番を迎え、無事に演奏を終えることができました。親としてもほっと胸を撫で下ろしているというところです。
そんな記念の瞬間を自分のカメラで収めないわけにはいきませんよ!
ニコンのデジタル一眼レフカメラ「D3300」にレンズ「AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED」を装着してバッチリ撮影することができました。
またNikon スピードライト SB300はスナップ時に大きな威力を発揮してくれました。これは思わぬ収穫でした。SB-300が小型軽量だったためですね。デカいスピードライトだったら持っていくのを躊躇してしまったかもしれません。
演奏会の撮影がバッチリできて、親としても面目躍如です(笑)