iPhone 5sが最も高速な携帯電話であると、Which? テストラボが報じています。
こんかいテストされた携帯電話は下記の7つです。テストスコアは下記の通り(数字が大きいほうが優れている)
- Apple iPhone 5s: 1410 (シングルコアのスコア), 2561 (マルチコアのスコア)
- LG G2: 882 (シングルコアのスコア), 2355 (マルチコアのスコア)
- Samsung Galaxy S4: 687 (シングルコアのスコア), 1939 (マルチコアのスコア)
- HTC One: 643 (シングルコアのスコア), 1805 (マルチコアのスコア)
- Apple iPhone 5c: 711 (シングルコアのスコア), 1281 (マルチコアのスコア)
- Samsung Galaxy S4 Mini: 649 (シングルコアのスコア), 1135 (マルチコアのスコア)
- HTC One Mini: 477 (シングルコアのスコア), 880 (マルチコアのスコア)
iPhone 5s はデュアルコアCPUであり 1.3GHz です。たほうライバル機種の多くはクアッドコアCPUです。しかしiPhone 5sのほうがそれらよりも高速であるとのこと。このことからコア数が多いことが必ずしも優れたパフォーマンスを発揮するとは言えないとわかります。「コア数が多いから、こちらのスマホの方が速いんだな」と考えるのは早計だということです。
iPhone 5s ではアプリを開くときなど日常利用でも速さを実感できますが、とくにビデオ編集や先進的なゲームをするさいにその能力を存分発揮すると、この記事では述べています。
この記事でもう一つ指摘されているのは「ハイスピードは高価である」ということです。さきの順位表ではiPhone 5c, サムスンのGalaxy S4 Mini、HTC One mini は、5位、6位、7位に位置しています。これらはiPhone 5s のスピードにはかないませんが、それでもたいていの携帯電話よりも相対的に高速だということです。
超高速な携帯電話が欲しければ iPhone 5s は確かにうってつけです。しかしそのような驚くべきパワーは必ずしもすべての人にとって必要だという訳ではありません。その他のここで取り上げた携帯電話のプロセッサは十分速いですと、この記事は締めくくっています。
iPhone 5s のCPUは新プロセッサ「A7」を使用しております。これはサムスンによる64bit CPUで、デュアルコアです。iPhone 5sの発表時、なかには「デュアルコア? 高速なクアッドじゃないの?」という方もいらっしゃったかもしれません。しかしこの記事のベンチマークが示すのはデュアルコアiPhone 5s はその他のクアッドコア機よりも高速だということです。「デュアルだ」「クアッドだ」などという先入観は排除し、じっさいのベンチマークが示すところをまず確認することが必要だと思います。また通常使用において重要なのはシングルコアのベンチマークです。