今朝の日経産業新聞の記事からです。調査会社のMM総研の調査結果をひき、2012年度の携帯電話端末の国内出荷台数は11年度比2.2%減の4181万台だったと報じています。
メーカー別の首位ではAppleが富士通を抜き去り首位となりました。8.5ポイント増の25.5%のシェアだそうです。
2012年度通期国内携帯電話端末出荷概況 – 株式会社 MM総研
この記事では、ガラケーと呼ばれる従来型携帯電話からスマホへの買い替えが緩やかに進み、国内出荷台数は増加基調となりそうだ、とのこと。またAppleやソニーなどの寡占化が進む一方で、NECカシオモバイルコミュニケーションズなどの下位メーカーがスマホの新規開発から手を引くなど、市場撤退が続く可能性があるとしています。
さて、MM総研のレポートでは、さらにスマートフォン市場のOS別シェアをレポートしています。
Android が、1,899万台でシェア63.9%。iOS (iPhone) が1,066万台でシェア35.9%とのことです。
私個人としては、下位メーカーのスマホからの撤退は大変寂しいと感じます。私は iPhone 5 を便利に利用していますが、それでも日本のメーカー独自の製品というのがあってもいいと思うからです。
いま携帯電話端末メーカーで、世界のトップを走るのはApple、サムスンやソニーですが、いま中国のメーカーが参入し、プレゼンスを発揮しつつあります。そんななか、我が日本のメーカーも同じようにマーケットで面白いプロダクトを展開してほしいと個人的に思います。
しかし、NECカシオのように、シェアが取れないと市場撤退という厳しい選択を迫られてしまうのでしょうね。残念な状況ですが、消費者の心を捉える携帯電話をリリースできなかったという結果なのだと思います。