ここのシュークリーム、とても美味しいのです。たのしく頂きました。
シュークリームを食べるといつも思い出すのが、増田四郎『大学でいかに学ぶか』(講談社新書)という本です。
増田四郎は歴史学者であり、専門は西洋史、西洋経済史です。この本『大学でいかに学ぶか』で増田は研究者としての自身の半生を綴っています。
この本の中のエピソード。増田は奈良県の辺鄙な村の出身ですが、進学して都市部に来たとき、生まれて初めて「シュークリーム」という食べ物のことを聞いて、「どうして靴墨を食べるのか」と訝ったそうです。
このことを思い出すにつけ、日本人は分析的な性格なのだなと感じます。
さて増田は東京商科大学を卒業し、一橋大教授、同大学長となりました。『大学でいかに学ぶか』は学生に向けて書かれたライトな本です。
四月に入り新入学のシーズンになりました。私が一橋大学に入学したのは約20年前のことですが、新入生の頃、かつての学長の書いた『大学でいかに学ぶか』を学友から借りて読んだのを思い出します。
大学に入学した新一年生はたくさん勉強し、たくさん遊んでほしいと思います。そういう学生こそが就職できる時代だと思うからです。^^