本記事では、iCloud の魅力についてお伝えします。

特に「iCloud 写真」は、iPhone ユーザにとってはなくてはならない存在です。先進的な機能をユーザにもたらします。

このiCloudの写真こそが、他社製品よりも iPhone をユニークな存在に押し上げています。

本記事では、iCloud 写真をさらに楽しむのに必要な有料サービス iCloud+やApple One についても解説いたします。

iCloudとそのサービスについて

iCloudとは、お使いのiPhoneで利用している写真や連絡先、カレンダー、Safariブックマーク、メモなどを安全に保存するAppleのサービスのことです。

iPhone を購入し、箱から取り出して設定をすると、Apple IDを聞かれ、iCloud 利用規約が表示されます。

iCloud を使わなくても、iPhoneを使うことはできます。しかし、iCloud はiPhoneを使う上で、もっとも重要なサービスです。是非ともApple IDを作成し、iCloudを利用しましょう。

iCloud写真の重要性

iCloudでもっとも重要なのが「iCloud写真」であると私は考えています。

iPhoneの魅力は写真撮影です。Appleはこの写真撮影機能に膨大なリソースを割いています。

iPhoneで撮った写真は、自動的にiCloudにアップロードしてくれます。仮に端末を壊したり、紛失したりしたとしても、iCloudに写真がありますから、思い出は消えません。とても安心です。

中には「iCloud写真」の使用をオフにしている人もいます。ただ私はオフにすることはお勧めできません。これをオフにしてるのは、玄人です。

玄人とは、普段から写真管理を行なっており、パソコンを使うことに抵抗を感じず、またiPhoneをパソコンにケーブルに繋いで、適切にデータを同期させる手間暇をかけられる人のことを言います。

iCloud写真の便利さ

かつては写真管理をパソコンでこまめにやる人が多くいました。

しかし、現代の私たちはこのような玄人になる必要はないと私は考えます。

撮影した写真は、写真アプリで楽しむ。これだけでいいんです。ややこしいことはすべて iCloud にお任せしましょう。

iPhoneが写真をiCloudに自動的にアップロードする。ややこしいことは何一つ出てきません。ユーザは何も考えなくてよろしい。

iCloud写真は、裏で働いているAIが、撮影した写真やビデオを自動的に「年別」「月別」「日別」「すべての写真」に仕分けしてくれます。自分や家族、友達の顔を自動的に認識してくれ、ペットも認識してくれます。名前もつけられます。

さらにiCloud写真は思い出を自動的にスライドショーを作ってくれ、気の利いた音楽も添えてくれるのです。至れり尽くせりです。

iCloud写真は、かつてユーザがやっていた面倒なことを、全て肩代わりしてくれるすごい存在なのです。したがって、iCloud写真は単なる閲覧アプリではありません。統合型写真管理ソリューションなのです。

iCloud写真はバックアップの側面もあるのですが、それにとどまらず、先進的なクラウド写真サービスを、いかにもAppleらしいやり方で、さりげなくユーザに提供しています。

iCloudの容量問題（無料か有料か）

ここで一つ残念なことをお伝えせねばなりません。

それはiCloudは当初5GBしか無料で提供されないということです。写真を撮っていたら5GBなんてあっという間に埋まってしまいます。

「iPhoneで写真を撮影しないよ」という少数派の方を除けば、多くの人がこの容量不足の問題に直面します。

したがって、ユーザは有料の iCloud+ の利用をどこかの時点で促されます。有料月額会員になると、50GB以上の容量が使えるようになります。

ユーザはここで決断を迫られます。果たして、有料の iCloud+ を契約すべきか？　無料でどうにかできるのではないか？と。

私の結論は「是非とも有料会員になって契約して下さい」というものです。

「うわー、有料かぁ、まいったなぁ」という方のお気持ちもわかります。

けれども、せっかく優れたiCloud写真を使えなくなるのはあまりに勿体無いというもの。お金を支払うのに見合うぐらいの魅力があるサービスなんです。

かつては写真を外付けHDDやSDに保存していたと思います。それがクラウドになったとお考えください。データ保管にはどうしてもお金が必要です。倉庫を借りるのと一緒です。無料というわけにはいきません。

なお「iCloud写真」の使用をオフにして、使わないという選択肢も取ることもできます。しかし、それはさまざまな無駄な時間と労力を厭わない人だけが取るべき道だとご認識ください。

iCloud+の容量選択

iCloudの有料サービスは、iCloud+と呼ばれています。容量に応じて、料金がかかります。

以下がiCloud+の料金表です。

iCloud+ 容量	月額（日本円）	年額（日本円）
50GB	¥130	¥1,560
200GB	¥400	¥4,800
2TB	¥1,300	¥15,600
6TB	¥3,300	¥39,600
12TB	¥6,600	¥79,200

私のおすすめは、50GBか200GBです。iCloud写真をご利用になる多くの人が、この容量で収まるはずです。

もちろんたくさん写真や動画を撮れば撮るほど容量は嵩張ります。ただ、一般ユーザであればこの50GBか200GBで済むはずです。

なお2TBや6TB、12TBもありますが、これは一旦無視していいです。このテラバイトの容量を契約するのは、個人の利用を越え、業務上での利用することとほぼ同じです。

Apple OneのiCloud+を利用する

実はiCloud+ を契約するよりももっと良い方法があります。それはApple Oneを契約することです。

Apple OneとはAppleの有料サービスのバンドルのこと。iCloudストレージやApple Music、Apple TV+などが付いてくるのです。

Apple Oneを契約すると個人では50GB、ファミリーだと200GBもらえます。

私は、iCloud+ をいきなり契約せず、Apple Oneを契約することをお勧めしています。

まずはApple Oneで使えるだけの iCloud の容量を確保するのです。そして再び容量が足りなくなってきたら、iCloud+ を追加契約するという考え方です。

具体例

具体例を用いてご説明します。

Apple Oneを個人でご契約いただくと、50GB分のiCloud ストレージがもらえます。当面はこれでなんとかなります。

そしてiCloud写真をどんどん利用して、再び足りなくなることがあるかもしれません。そうなったら追加でiCloud+ 50GBを、さらに足りなくなったら200GBを別途契約します。こうすることで、合計100GBや250GBがご利用になれるのです。

クラウドの容量をちょっとずつ刻んでいく感じです。

一方、単体のiCloud+を契約すると、200GBの次が2TBです。「いやいや、そんなにいらないよ」という方も多いのではないでしょうか。

100GBや250GBという微妙なラインを、Apple Oneの利用者は使えます。これは大きなメリットです。

このApple OneとiCloud+ の組み合わせ技を、iCloud写真をお使いの方にぜひ知っておいていただきたいです。

▶︎▶︎ Apple Oneを見てみる

Apple OneはAppleの統合型サブスク

Apple Oneの魅力は、ただ単にiCloudの容量を増やすだけはありません。Appleの他の素晴らしいサービスも一緒に楽しむことができます。

Apple Musicでは、数百万曲の音楽をストリーミングできます。おそらく多くの人が最も利用するのがこのApple Musicです。

また少々影が薄いですが、Apple TV+ではAppleオリジナルの映画やドラマを視聴できます。そしてApple Arcadeでは、ゲームを広告なしで楽しむことができます。XBoxやプレステ、Nintendo Switchのゲームコントローラも使えます。

これらのサービスを個別に契約すると、合計するとかなりの金額になります。しかしApple Oneを契約すれば、一つのパッケージで、おトクな価格で利用することができます。

Apple Oneはファミリープランもあるよ

またApple Oneのファミリープランを選べば、家族全員でこれらのサービスを共有することができます。家族みんなでAppleのデバイスを使っている場合には、特にオススメできます。

このファミリーの場合、Apple Oneで200GB が与えられます。追加で、iCloud+ 50GBや200GBを別途契約可能です。すると、250GBや400GBのiCloud+を使うことができます。

家族で分け合うのに、200GBから400GBはちょうどいい容量帯です。これぐらい確保しておけば、iCloud写真を存分に楽しめるというもの。

最後に

以上、iCloudとApple Oneの魅力についてお伝えしました。

私たちは、日々の生活の中で iPhone を使って写真を撮影します。是非ともiCloud写真をご利用になって下さい。

容量が足りなくなったら、写真を消したり、パソコンに逃すということは決して考えず、iCloudの容量も増やして下さい。有料にはなってしまいますが、必要コストとして割り切りましょう。

iCloudの容量を増やすのに、Apple Oneをまず契約することが有効です。その後で、iCloud+を追加契約するのが最も経済的です。ついでにApple Musicを楽しみましょう。

iCloud写真は、Appleユーザのデジタルライフは一層豊かにする優れたサービスです。クラウドストレージをガンガン使い倒す勢いで、たくさん写真を撮影なさって、たくさんの思い出を作って下さい。

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