最近、私たちはずっと座ることが多くなっているようです。オフィスでずっとパソコンに向かっているサラリーマンやOLさん。研究室や図書館にこもって読書・勉強をしている学生さん。ずっと運転をしているドライバーさん。
あるいは家でソファに座ってテレビやタブレットを長い時間見たりしている人も多くいらっしゃることでしょう。
この座るということが私たちの健康を害するということが明らかになってきました。
「座りすぎ」がもたらす健康リスク
この座ることを「座位行動」と言います。座って行う行動です。日本人成人の座位行動は1日のうち55-60%を占めるようになってきているそうです。
この座位行動の時間が長いと健康リスクが高まることがわかりました。普段適度に運動をしていても、死亡や動脈硬化性疾患のリスクが高まることがわかってきました。
余暇にテレビを見たり読書をするために座位時間が長いと死亡リスクが高まったりするという研究報告があります。
これは衝撃的なことで、私は驚きました。そういえば、76歳で死んだ私の祖母は長年ずっと座って仕事をしていましたが、この「座りすぎ」が死亡の遠因だったのかな、と振りかえって感じています。
Apple Watchのスタンド通知で1時間ごとに立つ
私はサラリーマンで、事務職です。基本的にパソコンとにらめっこしています。やることはたくさんあるので、ついつい長時間座りがちです。
しかし、私はApple Watchのスタンド機能を利用して、仕事中に定期的に立つようにしています。
Apple Watchは1時間近く座っていると、立つように促してくれるのです。初めの頃は「この忙しいのに、うっとおしいな」と思っていました。でも上記の座位行動による健康上のリスクを意識するようになってからは、無理にでも立つようにしています。
ちょっと散歩したり、ちょっと屈伸運動したり、ちょっとストレッチちょっと水をいっぱい飲んだり・・・。
そして仕事に向かうようにしています。
こうでもしないと、仕事中の座位行動を変えられらないというのが私の実感です。Apple Watchさまさまです。
デジタルデバイスが好きな方へ・・・
アメリカスポーツ医学会は、「普段から定期的な運動をすることが重要であるが、これに加えて総座位時間を減らしたり、座位行動の合間に立ったり、短時間の身体行動を行うことによって健康上の恩恵がある」としています。
この記事を読んでくださっている方はどちらかというとデジタルデバイスが好き、ガジェットが好きな男性が多いと思います。きっとパソコンに向かっている時間、スマートフォンやタブレットに向かっている座位時間も多いことでしょう。
そのようなデジタルデバイス好きな方こそ、「座りすぎ」に注意していただきたいと思います。座りっぱなしの生活を避けることで、健康を改善する。Apple Watchはそのような座位行動を変える一助になります。