【2017年4月18日更新】
この記事では、iPadセルラーモデルにおすすめの格安SIM (MVNO) をご紹介します。
目次
SIMフリーiPad に手持ちのiPhoneのSIMを刺す
私はiPadはセルラーモデルの中でも、「SIMフリーiPad」が一番いいと思っています。
このSIMフリーiPad に刺すべきSIMについてですが、SIMフリーなiPadに手を出そうとされる方は、おそらくiPhone を既にお持ちなのではないかと想像します。
もしiPhone で電話する機会がほとんどどないよという場合、さしあたりiPhoneのSIMを引っこ抜いて、SIMフリーiPadに刺すということが考えられます。SIMの形状はiPhoneとおなじ nano SIM です。
SIMフリーiPadはまさに「SIMロックフリー」ですから、日本国内においてはNTTドコモ、au、ソフトバンクモバイルのSIMが利用できます。これを流用すれば、新たに契約をすることなしに iPad でモバイルデータ通信を楽しむことができます。
SIMフリーデバイスの大きな特徴はすでに契約があるSIMを流用できるということ。データ通信契約はひとつのまま、デバイスをどんどん変えることができる。このメリットを活かしたいのです。
もちろんそのSIMの携帯電話番号に電話がかかってくる可能性がありますから、あらかじめ自宅などの固定電話や2台目の携帯電話に転送をかけておけばよいでしょう。
SIMフリーiPad にドコモのSIMを刺す
とはいえ、SIMフリーiPad にSIM が取られてしまったことにより、肝心のiPhoneで電話ができなかったりモバイルデータ通信できなかったりするのはやっぱり不便です。
そこで別途モバイルデータ通信の新規契約を考えたいと思います。
ここでは二つの道があります。ひとつは費用がたくさんかかってもいい道。もうひとつは費用は抑えたい道。
費用がたくさんかかってもいいなら、各キャリアのショップにSIMフリーiPad の端末を持って行けばいいでしょう。技適マークを店員さんに見せれば、SIMフリーiPadに適合する形のSIM(nano SIM)を販売してくれます。
ただし費用はお高いです。私はお勧めしません。
SIMフリーiPad にどのMVNOのSIMを刺す?
月額費用を抑えたいなら、やはりMVNO(仮想移動体通信事業者)を選択するのが適当です。
我が国ではMVNOを巡ってどんどん競争が進んでおり、消費者は安価で便利なデータ通信サービスを利用できるようになっています。いま、これを利用しない手はありません。
ではいったいどこのMVNO事業者を選ぶのかということです。たくさんの事業者があります。
どれがよいかは利用シーンにゆだねられます。ここの状況を伺ってみないと、どれが最適かは判断できないと私は思います。
オススメは「mineo(マイネオ)」
私がお勧めするのは、mineo (マイネオ)です。
これは月額700円から利用できます。もっとも安価な部類のMVNOです。iPadはデータ通信しかしませんので、音声プランは不要です。
mineoはユーザコミュニティが形成されており、疑問点に答えたり、あるいは使っていないデータをあげたり、もらったりする仕組みがあります。
疑問を抱きがちなMVNOであっても安心して使えます。
SIMフリーiPad の年間総額費用は?
年間の総額費用 SIMロックフリー版
さてここでMVNOを利用したときの費用を考えてみたいと思います。仮にmineoを使うものとします。こちらは月額70円のプランで考えます。
まず本体代金:SIMロックフリー iPad Pro 9.7インチ 32GBが72,144円 (Apple公式サイトの価格税込)です。
次にデータ通信料金です。12ヶ月使うとして1年間の費用の総額は、初期工事費用3,240円(消費税込)を合わせて、12,312円です。
すなわち年間総額84,456円となります。月額あたりに直すと7,038円です。これは決して悪くない数字です。
年間の総額費用 SIMロック版
では日本国内でのSIMロック版iPad Pro 9.7インチ 32GBモデルを扱っているauの場合を取り上げてみましょう。
まず本体代金:iPad Pro 9.7インチ 32GBモデル89,280円(消費税込)です。
こちらに次のデータ通信料金等がかかります。
- 契約事務手数料 3,240円
- 基本使用料 6,156円 (基本使用料は誰でも割シングル適用)
- LTEフラット for Tabスタート割(i) -540円
- LTE NET 324円
- 毎月割 -2,585円
- 契約解除料金 9,500円
年間総額142,280円です。
※1年間の費用を計算するにあたり、費用は保守的に見積もるという見地から契約解除料金9500円を含めて計算しております。
月額あたりに直すとSIMロック版の料金は11,857円です。
したがって、SIMロックフリー版とSIMロック版の差額は年間ベースで57824,320円です。これは実に大きい数字です。SIMロックフリー iPadとMVNOの組み合わせは庶民の味方なんですよ。
結論:SIMロックフリー iPad はMVNOで使おう
以上、iPadに刺すべきMVNOを選ぶべきかについてお伝えしてきました。
iPadを購入するならば、セルラーモデルが便利です。このセルラーモデルはApple公式サイトにてSIMフリーモデル購入できます。
決してドコモやau、ソフトバンクのiPadセルラーモデルを買わないでください。とても高くつきます。
SIMフリーモデルに格安SIMの「mineo」を合わせることで、毎月のコストをうんと抑えることができます。私も「mineo」を使っていますが、普通に安定して使っていられます。
SIMロックフリー iPadをガンガン外に持ち出して、活用してくださいね!