既にお伝えしましたように、au 版の iPhone 5c をMNP・新規一括ゼロ円で販売しているお店が存在します。
iPhone 5cが一括ゼロ円。さらにキャッシュバックも! | オーケーマック
これは au にかぎったことではなく、ソフトバンクモバイルもまたMNP・新規一括ゼロ円でiPhone 5cを販売しております。たとえば次のようなツイートが参考になります。
【 #Softbank 】 ★本日のみ、2台限定★ #iPhone5C 16GB #MNP #一括0円 ! さらに2万5千円 #キャッシュバック ! SBオプション(パケフラは翌月適用可)、クレカ支払、050、Hulu 0452622531 #SB #横浜 #関内 #CB
— PiPoPark関内 (@PPP_kannai) October 26, 2013
au、ソフトバンクモバイルときて、ドコモが追従することは時間の問題と考えていましたが、この10月最後の週末になって一括ゼロ円の案件が出てきました。下記のドコモショップのツイートをご参照ください。
5c16GB 限定!話題の機種が他社からのお乗換えで一括0円!!条件は指定OPとプラスiPhone割の適用です。#mnp #docomo0120090809 #5c
— ドコモショップ横浜西口エキニア店 (@dsyokohamanishi) October 26, 2013
iPhone 5c は先月発売されたばかりの最新機種です。定価はau、ソフトバンクは52,920円、ドコモは6万480円です。それがゼロ円になってしまうとは・・・。Appleや、あるいは携帯電話キャリアの方々にこの事象をどのように受け止めているのか聞いてみたいものです。
MNPを利用して一括ゼロ円iPhone 5cを買うにはいくらの手数料が必要か
いま使っているキャリアを転出して、どこかのキャリアに乗り換えことをMNPといいますが、これを利用する際の金額は下記の合計金額で求められます。
1. 解約金
2. 転出事務手数料
3. 契約事務手数料
たとえば au → SBMまたはドコモのばあい、誰でも割(2年縛り) 契約解除料金9,975円がかかります。(※解約月ではない場合)
さらに転出事務手数料として2,100円請求され、また転入先でSBMまたはドコモに契約事務手数料 3,150円の手数料を支払います。これらを合計すると15,225円かかることになります。契約内容によってMNPに伴う手数料は異なりますが、多くの人に当てはまるのが上記といって差し支えないかと思います。
auでiPhone 5cに機種変更をした私。。。
私自身は先月、au にて iPhone 5c 32GBモデルへ機種変更しました。機種代金は63000円でしたが、クーポン10,500円を利用したため、52,500円を一括で支払いました。
iPhone 5c: ハードとソフトが融合する面白さ! | オーケーマック
いま、私のその判断は正しかったのかと自問しています。auから届いたクーポン10,500円を利用できてよかったと思う反面、ソフトバンクやドコモに乗り換えしたとしても一括ゼロ円の方が得だったのではないかと考えています。
もしiPhone 5c を16GBでよいと妥協していたとするならば、次のような見積もりを立ててみることができます。
シナリオ1) au での機種変更・・・端末代金52,920円−クーポン利用10,500+事務手数料2,100=44,520円
シナリオ2) 他社MNP・新規・・・・契約解除料金9,975円+転出事務手数料2,100円+端末代金0円+契約事務手数料3,150円=15,225円
差額は29,295円となります。やはりこの金額は大きいといえます。
契約には様々な条件があり一概にはいえない部分もあるが、しかし・・・
もちろん金額以外のファクターもあります。ほかに割引を受けているとか、家族割りを組んでいるとか、あるいはキャリアメールを使っているため、安易に変更できないとか、ほかにも考慮すべきことがらはあるでしょう。au の 800 MHz 帯のLTEは良好です。また、なかにはリセールバリューまでをも考える人もいるでしょう。
しかし、端末代金と事務手数料のみにフォーカスして、ものごとを単純化するならば、一括ゼロ円がお得であることは上記でみた通りです。したがって「iPhone 5cは機種変更しちゃだめ! 」これが私の結論です。
今後の展望として、ドコモのiPhone 5c は「一括ゼロ円」という販売手法にとどまらず、さらなるキャッシュバック競争に巻き込まれるであろうことは、au、ソフトバンクと同様です。各キャリアはiPhone 5c を武器に、新規顧客獲得競争を激化させることになります。