18日より公開された映画『ビル・カニンガム&ニューヨーク』(リチャード・プレス監督)を観ました。この80歳のフォトグラファー、ビル・カニンガムのドキュメンタリー映画は、素晴らしいです。激しくオススメです。
ビル・カニンガムは1929年生まれ。ハーヴァード大学を中退し、広告業界をへて、写真を撮り始めます。詳しいことは公式サイトに任せましょう。
この写真家の映画をぜひとも見ねばならぬと思って、新宿バルト9に足を運びました。
On the Scene….Bill Cunningham at Ralph Lauren, New York
映画を見て、感動しました。非常に笑顔のすてきな80歳の写真家です。その誠実な生き方に心うたれました。
一人のプロフェッショナルの姿は、清々しく、映画の題材にふさわしいです。
映画の中でビル本人から語られることばが印象的です。ウェブサイトに掲載されています。ちょっと長いですが、引用します。
心に響きますよね・・・。ちなみに私は劇場でパンフレットを買いましたが、ウェブサイトと同じようなことが書いてあります。パンフは買う必要があまりなかったw
この映画の潔いところは、機材の話がまったく出てこないこと。優れた写真を撮ることと、機材について語ることは無関係だと感じました。(むしろ反比例の関係にあるのかもしれません。)
ちなみにこの映画でビルはニコンのFM2を使っています。レンズは35mmと50mmだと思います。(はっきりとは確認できなかった。)
この映画の予告編はこちら。
とてもよい映画なので、スナップ写真を撮るのがお好きな方はもちろん、ファッションに関心のある人はぜひ劇場に足を運ばれたらいいと思います。
(参考URL)
ビルのニューヨークタイムズでの連載
http://www.nytimes.com/video/landing/on-the-street/1247463985977/index.html