Appleの新しいテレビCM「Photos Every Day」をご覧になりましたか。この1分間のコマーシャルは実に、実に素晴らしいです。Apple – iPhone 5 – TV Ad – Photos Every Day
私はこれをみてゾクゾクきちゃいました。上質な映画のようです。Appleのコマーシャルにも好き、嫌いがありますが、このコマーシャルはダントツの出来ですよ。
私たちの何気ない日常をiPhoneが撮影します。山の中をバックパックをしょって走っているひと、スケボーでジャンプするスケーター、海沿いを走るジョガー、日本の下町で、ガラス越しに素敵なものを見つけた若い女性、ズボンをおって海辺を撮影する人、町の壊れかけた外壁を撮影する若い男性などなど・・・・。
コマーシャル中、ことばはほとんどでてきません。
最後のナレーションがこれ。
”Every day, more photos are taken with the iPhone than any other camera.”
「毎日、どのカメラよりもiPhoneでたくさんの写真が撮影されています。」
かっこいいねー!
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このコマーシャルの最後で言われているように、世界でもっとも使われているカメラが iPhone です。これはフリッカーに投稿されている写真を見ればわかります。
いまiPhoneをはじめとするスマートフォンの台頭の陰で、コンパクトデジタルカメラはなりを潜めるようになりました。ソニーのRX1やRX100, シグマのDPシリーズ、リコーのGRなどよっぽど個性がないと、コンデジはiPhoneにはタメをはれない時代になりました。
iPhoneがあれば、いつでも写真が撮れます。
「あっ、いいな! これ、撮りたい!」
そう思ったら、ポケットからiPhoneを取り出し、パシャっと撮影できます。
カメラを評価するのにさまざまな軸がありますが、こと機動力に関しては、iPhoneは最高です。いつでもどこでもiPhoneで撮れる。
しかも iPhone 5 のカメラ機能はかなり優秀です。すぐに起動して撮影できます。センサーは小さいのにけっこう綺麗に撮れるんですよね。
How Apple Has Changed The World In Just 7 Years [Picture = 1,000 Words] | Cult of Mac
これは先日フランシスコ1世がローマ方法に選出されたときの写真です。「この決定的瞬間を見逃せない」とおもったとき、人々はiPhoneやiPadなどで撮影しています。
もちろん「iPhone 5 のカメラ機能があれば、コンデジ、デジイチはいらない」などと申すつもりはありません。
しかし写真をいつでもどこでも気軽に撮影したり、手軽に編集したり、閲覧したりするのに、4-inchの高精細なディスプレイを搭載したiPhone 5はもってこいだと思います。カメラこそ、iPhoneのキラーアプリであります。
私はこのゴールデンウィークを、iPhone 5で撮影したくなりました。当サイトの読者様はこのビデオをみて、どのような感想を抱かれましたでしょうか。