本記事では、iPhone のジャンク品についてご紹介します。
iPhone ジャンク品とは一体どのような状態のものなのでしょうか。買って大丈夫なのでしょうか? 保証はどうなっているのでしょうか?
今回、私は iPhone 12 のジャンク品を購入しました。購入したのはノジマオンラインです。
購入した iPhone 12の写真を多数掲載しておりますので、iPhone ジャンク品の実態について詳しくお伝えいたします。
目次
そもそもスマートフォンの「ジャンク品」とは
現在、中古市場には大量の iPhone が流通しています。2年使って、中古屋が買い取ったもの。全く使っていない未使用のもの。さまざまです。
中古の iPhone には、多くの状態のものがありますが、状態はランク化されています。
フリマサイトやオークションサイトの個人売買は別にしますが、中古スマホを扱っている事業者に向けて、業界団体であるリユースモバイル・ジャパンがガイドラインを発表しています。
こちらの表をご参照ください。
外装評価 | 評価基準 | |
---|---|---|
S | 未使用品 | (新品同様の状態) |
A | 目立つ傷がなく非常にきれいな状態 | (液晶への傷がなく外装の傷・汚れが微細) |
B | 細かな傷・薄いかすり傷があり、使用感がある状態 | (液晶に薄い傷や、外装に微細な傷・汚れ等が多少見受けられる) |
C | 目立つ傷や擦り傷等があり、明らかな使用感がある状態 | (液晶に目立つ傷、複数の傷がある。全体的に傷・汚れ・塗装剥がれが目立つ) |
J | 目に見えてダメージがあり、激しい損傷または破損している状態 | (液晶を含め全般に傷や打痕や割れ等がある) |
中古を扱うスマートフォンショップで販売されている中古商品は、通常、上記のランク分けがなされています。
この中で「J」と書かれているものが、「ジャンク品 (Junk)」です。
ジャンクとはゴミのこと。表にある通り、「目に見えてダメージがあり、激しい損傷または破損している状態」ですので、一見してわかります。
また、iPhone の場合、アクチベーションロック(iCloud)がかかっているものは正常に使用できませんので、ジャンク品です。
ただ、そもそも業者は買取を拒否するので、そのようなアクチロックが買った iPhone は市場には出回りません。(普通の中古ショップの場合)
私が買った iPhone 12ジャンク品の説明
過日、私はノジマオンラインでジャンク状態の iPhone 12 を購入しました。
ノジマの説明文は以下の通りです。
【商品外箱の有無】 無
【付属品】 無
※SIMトレイが付属する商品は本体に貼付しています。
【状態】 ジャンク品 大きな傷や部品の欠損、動作の不都合のある状態
ジャンク品は保証・交換や返品が出来ませんので予めご了承の上、お買い求めください。
【特記事項】
※ジャンク品※
両面が割れているジャンク品です。
フレームに塗装剥げや打痕傷などの強い傷が目立つ商品です。
SIMロック解除済みです。
バッテリーは87%の商品です。
■水没反応は仕様上確認できない商品です
■端末初期化済み
この中古品については、箱がありません。付いてくるのは SIMトレイのみ(当たり前?!)です。ノジマオンラインでは、箱がついてくる方が珍しいです。
この商品について特筆すべきことは、「両面が割れている」こと。一体どの程度割れているのでしょうか。気になります。
さらに「フレームに塗装剥げや打痕傷などの強い傷が目立つ」こと。注目すべきは「強い傷」と、傷に強いという形容詞がついています。
ノジマオンラインの商品説明では、このような形容詞に注目する必要があります。
ジャンクな iPhone 12ジャンク品がやってきた(写真多数)
ノジマオンラインから iPhone 12 が届きました。
「おー、綺麗な状態じゃないかー! 多少、傷があるけどネ」
iPhone 背面の様子
iPhone の背面をじっくりと見てみました。
「綺麗な状態、、、じゃない・・・。前言撤回💦」
背面にはかなりの割れが見られます。
私は詳しく見ることにしました。
まず最初に目につくのが iPhone 背面上部の割れです。
▼ iPhone 背面上部
▼ iPhone 背面上部の割れ
おそらく落下してしまったのでではないかと思われます。iPhoneの角に大きな衝撃があったのでしょう。そこからたくさんの筋が伸びています。
わぁ・・・。妙な汗が出てきました。
私はiPhoneを2008年から使っていますが、こんな状態の iPhone を私は見たことがありません。
▼ iPhone 背面上部の割れ(反対側)
反対側も激しい打痕傷があります。アルミフレームがだいぶ削られています。
カメラのレンズの周りも傷が入っております。写真撮影をしたところ、特に問題ないようには思えましたが、じっくり調査すると通常ではないという診断をされるかもしれません。
▼ iPhone 背面上部
じっくり見るまでもなく、相当にダメージがあることがわかります。
▼ iPhone 背面下部
このジャンクな iPhone は、上部だけではなく下部も傷が多数あります。中には相当深い傷があり、アルミが抉れています。
▼ iPhone 背面下部
どうしたらこんな綺麗に四隅がダメージがあるのか、私には理解できません。人為的にぶつけたのでしょうか。
一体ドウイウコト・・・。
iPhone 前面の様子
iPhone 12をひっくり返してみました。
▼ iPhone 前面上部
▼ iPhone 前面上部
画面の上の方に割れが確認できました。触ると段差になっていることが確認できます。これはなかなかしんどい。
▼ iPhone 前面上部
相当深い傷を確認しました。
写真ではわかりづらいのですが、長い割れが確認できます。
▼ iPhone 前面下部
Lightningコネクタ周りは綺麗な状態です。ほっと胸を撫で下ろしました。ネジもちゃんと2つ付いています。
▼ iPhone 前面下部
こちらの角も打痕傷があります。
ノジマオンラインの説明は正しいものであったということができます、
ノジマオンラインのジャンク品 iPhone のメリット
上記で見たように、私はノジマオンラインで購入した iPhone 12(ジャンク)は、とんでもない状態です。
恐ろしいほどに傷があり、ディスプレイも割れがあります。
いったいどうすればこんな傷がつくのでしょうか。想像を超えるダメージがあるので、私は衝撃を受けております。
一方、ノジマオンラインのジャンク品 iPhone のメリットもあることを記載しておきます。
- まず最初にアクティベートできること。上記で述べたことと重複しますが、ノジマオンラインのジャンク品 iPhoneは、電源が入りアクティベートできます。これは非常に安心できます。
- また、SIMトレイに記載されているIMEI番号は、iPhoneのシステムが表示するIMEI番号と同一です。これには安心させられました。
- また、バッテリーの容量は84%とまあまあ許せる範囲です。
- また、サイレントスイッチの上げ下げがスムーズに行うことができました。これはありがたい。
以上が、ノジマオンラインのジャンク品 iPhone のメリットです。
ノジマオンラインのジャンク品 iPhone のデメリット(私の場合)
このジャンク品 iPhoneを触っていて、気がついたことがあります。
それはスピーカーフォンが使えないということです。
言い換えると、ハンズフリーで通話ができないのです。
この iPhone は外側もボロボロですが、内側も不具合があります。
こちらについては、ノジマオンラインには記載がありませんでした。
結論:ノジマオンラインのジャンク品 iPhone は買わない方がいい
以上、iPhone 12 ジャンク品をノジマオンラインで購入したことをご紹介しました。
今回私が購入したiPhone 12 ジャンク品は、ノジマオンラインの説明の通り、両面が割れており、
フレームに塗装剥げや打痕傷などの強い傷が目立つ商品です。
さらに説明にはありませんが、スピーカーフォンが利用できません。(この点は、ジャンク品ですので、何も文句は言えないし、言うつもりもありません。)
総合して考えると、ノジマオンラインのジャンク品は「期待ができない」品質だということです。説明は正確なので、届いたら説明と違って、状態が想像以上に良くて「ラッキー!」ということになりません。
従いまして、ノジマオンラインでiPhone ジャンク品を購入するのはやめておいた方がいいです。素人には手が出せない領域です。
どんなに安くても、ジャンクはやめておきましょう。お兄さんとの約束ですよ。
しかし、ノジマオンラインでiPhone ジャンク品以外を購入するのはお勧めできます。
私自身、Cランク以上の中古良品を何度も購入してきました。
ノジマオンラインでは中古iPhoneが安く売られているので、検索するときはジャンク品を除外して購入を検討なさってください。
またノジマの説明は、案外正確ですよ。かつてはざっくり書かれていましたが、最近のノジマは事実をきちんと伝えるようにしています。中古品は、この説明をじっくり読むことを強くお勧めします。
以下のリンクは、最初からジャンク品を除外しております。ご利用ください。
▶︎▶︎ 中古iPhone 12シリーズをノジマオンラインで見てみる