2011年にAppleが発売した「MacBook Air 11インチ (2011年モデル)」を私は愛用しています。ずいぶん古くなったけど、いまだに使ってるんです。
残念ながら、この11インチサイズのMacはもう販売されておりません。もしかすると iPad Pro (11インチ)に取って代わられたのかもしれませんね。
しかし、iPadOSとmacOSは異なります。まったく異なります。macOSをiPadOSで代替することは不可能です。
この記事では、今更ながらではありますが、MacBook Air 11インチ (2011年モデル)を使用感についてお伝えします。
最新のマシンと比較したら粗が目立ちますが、けっこーいけるんですよ!
目次
MacBook Air 11インチが好きなワケはレガシー周り
私はMacBook Air 11インチが大好きなんです。
このMacBook Air 11インチは2011年製。CPUが1.6GHz dual coreです。4GBのオンボードメモリと128GBのSSD(フラッシュストレージ)を搭載しています。
拡張性に関しては、USB 2.0 ポートが2つ、Thunderbolt ポート、mini Displayポートがあります。
他にもバックライトキーボードがあります。また13インチのMacBook Air にはSDカードスロットまでありましたね。
振り返ってみると、このMacBook Air 11インチは本当によくできたマシンだったなぁと思います。小回りが効くのです。
MacBook Air 11インチを購入した後、2015年にMacBook 12インチを購入したのですが、MacBook 12インチはUSB-Cが1つしかなくて、「あれこれしよう」と思うと厳しかったです。
たしかにいまではMacBookの周辺機器を使う機会が少なくなったのかもしれません。MacBook一台があればことが足りる時代かもしれません。
また、私たちにとってのメインのコンピュータとは iPhone のことになってしまった感があります。基本的に iPhone はワイアレスで完結する世界です。そのアナロジーとして、MacBook12インチが設計されたのだと私は考えています。
しかし、私の用途としては、Macでいまだにレガシーデバイスを使わざるを得ない状況がなんだかんだいって残っています。
SDカードやらUSB-Aやらさっさとやめたいのですが、そうもいきません。
そんなとき、レガシーな MacBook Air はやっぱり使いやすい。ドングルいらずで、オールインワンで完結します。
MacBook Air 11インチはキーボードが打ちやすい
MacBook Air 11インチは、キーボードが打ちやすいんです。
これは11インチに限ったことではないのですが、シザー構造のキーボードを搭載したMacはどれも打鍵感が良好です。
バタフライ構造のキーボードも悪いとは思いませんが、昔からのMacユーザさんだとこちらの方に親しみを感じるのではないかと思います。
あえていうならば、Magic Keyboard も割と似た感じ。私はスペースグレイのMagic Keyboard をiMacで使っているのですが、雰囲気は似ています。ただ、MacBook Air 11インチの方がストローク深めです。
2011年のMacBook Air 11インチにmacOS Catalina をインストールする
MacBook Air 11インチ (mid-2011)は、メモリが2GBしかない下位モデルがありました。そのせいでしょうか、この年代のMacBook Air にはすでに最新のmacOSはインストールできません。
ただ有志による非公式パッチを当てることで、古いMacにもmacOS Catalina をインストールすることができます。
この非公式パッチについては下記の記事で詳しく述べています。
私の2011年のMacBook Air 11インチにmacOS Catalina をインストールしてみました。
記事執筆時点で、最新の macOS Catalina 10.15.2 です。
このMacBook Air 11インチは2011年のもの。もう8年も前のパソコンです。
そんな昔のパソコンに最新のmacOS Catalina なんかインストールして使いものになるのですか?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
いえいえ、心配は要りません。けっこうイケるんですよー!
OS標準のメモ、カレンダー、テキストエディット、リマインダー、辞書など軽めのアプリはまったく問題なく動作します。
私はこのApple製のMac標準アプリたちが大好きです。macOS Catalina の最新のアプリを古いハードでも楽しめるのは本当にありがたいことだと思います。
このMacBook AirはSSDを128GB搭載しており、アプリの起動が結構速いです。メモリも4GBあるので、そこそこ耐えられます。
Safariはちょっともたつきますね。ウェブコンテンツはリッチになってきていますから。
2011年のMacBook Air 11インチでMicrosoft Officeを動かす
私はMacBook Air 11インチに Microsoft Officeをインストールしてみました。
こちらは私がライセンスを持っているWordとExcel 2016です。
結果から申し上げますと、2011年のMacBook Air 11インチでMicrosoft Officeを動かすのはなかなか厳しいなぁと言わざるを得ません。
アプリ起動時、アイコンが10回ぐらいバウンドする時間を要します。
このマシンのCPUは高速ではないと思うのですが、ExcelとWord、Safariをいったり来たりするともたつくことから根本的な原因はやはりメモリが原因でしょう。
Safariを複数枚開くとさらに遅くなります。このもたつきはあまり良いユーザ体験とは言えませんね。
私は 2017年の iMac 27インチにてMicrosoft Officeを使っていますが、このマシンにはメモリ40GBを搭載しております。アプリはパッと起動するので待たされる感じがありません。
MacBook Air 11インチで、Microsoft Officeを使うときは「アプリを起動するからちょっとお茶でも入れるか」というような気持ち(あくまで比喩です。そんなに待たされません)で、心を広く持つ必要があ流のでしょう。
まとめ:Macにはできるだけメモリを積むと長く使える
以上、2011年型MacBook Air 11インチの使用感をお伝えしました。
2011年のMacBook Air 11インチにはメモリ2GBモデルと4GBモデルがありますが、4GBに関しては以下のことが言えます。
- macOS Catalinaをインストールして、OS標準アプリが快適に使える
- Safariはちょっともたつく
- Microsoft Officeは重いけどまぁ使える。ただし複数起動は厳しい。
- 重いアプリ(写真編集・動画編集・Xcode・Android Studioなど)はインストールする気すら起きない
軽めの作業をする範囲においては、2011年のMacBook Air 11インチはまだまだ使えます。
このマシンを購入したとき、メモリをケチって、下位モデルの2GBを買わなくて本当に良かったなぁと思います。もし2GBだったら、本当に厳しい状況だったことでしょう。
古くからのMacユーザは「Macはできるだけメモリを積め」とよく言いますが、これは真理です。
現行のMacならばメモリ8GBもあれば普通のことはできます。ただ予算が許すならば、できる限りメモリを積んでおくといいでしょう。願わくば16GBあるといいです。
そもそも MacBook Pro 16インチはメモリが16GBが標準です。他のマシンも16GBを標準にして欲しいほどです。
さらに32GB以上にすれば、数年はMacを快適に利用することができます。iMac Pro がメモリ32GBであることを忘れないでください。
Macにメモリを積めば積むほど、永きにわたって愛用することができます。しょっちゅう買い換える必要性がなくなります。環境にも財布にもいいのです。
もし、いまMacBook Air 11インチを中古で検討している方がいらっしゃっるようでしたら、是非ともメモリ多めのモデルをお選びください。
なお Mac の購入を検討されている方は、ぜひ下記の記事をご覧ください。