この記事では、Apple の7.9インチタブレットデバイス「iPad mini 4」について述べます。
いま Apple はさまざまな種類の iPad を販売しています。
例えば、最新の9.7インチ型 iPad はApple Pencil が使えて、安価で販売されています。また、12.9インチ・10.5インチの iPad Pro はApple Pencil が使えるのに加えて、フルラミネーションディスプレイやディスプレイ性能にこだわったプロ仕様。スマートキーボードに対応するなど、仕事で使いたいユーザのニーズに答えています。
目次
iPad mini 4は発売から3年が経った
iPad のラインナップの中で、ちょっと地味な存在が iPad mini 4です。iPad mini 4 は 7.9 インチのディスプレイを搭載したiPadです。iPad mini 4が登場したのは2015年のこと。もう3年前であり、iPhone 6 と同じ種類のA8
「ちょっと古いよなぁ・・・」
という感は否めません。A8はちょっと遅く感じられますよね。
しかし、私は2018年でもiPad mini 4 を高く評価しています。
もしiPhone 以上の大きなiOSデバイスを持ち歩きたいのならば、iPad mini 4を真っ先に検討すべきだと考えているのです。その理由についてご説明します。
iPad mini 4 の魅力はその持ち運びしやすさに尽きる
iPad mini 4の魅力は何と言ってもその小型軽量なところです。Wi-FiタイプのiPad mini 4は重量がわずか298.8 gですから、カバンはもちろんボディバッグにすうっと入っていきます。モバイルするならば、この重量は真っ先に検討されるべき項目です。
そのiPad mini 4の魅力は7.9インチRetinaディスプレイです。魅力的なiOSアプリがiPad mini 4の大きなディスプレイで動かせるのはとてもいいです。もちろん9.7インチ以上のディスプレイを備えたiPad、iPad Proはもっと表現力があります。
ただ、iPad mini 4は持ち歩きやすさを損なっていないというところが私は好きなんです。
中には12.9インチのiPad Pro を持ち歩いているよ、という方もいらっしゃるかもしれません。そのような方はおそらく目的意識がかなり高いのではないでしょうか。例えばApple Pencilでコンテをを期日までに書かなくてはならないとか、ブログ記事を〇〇字書かなくてはならないとか、はっきりした職業的な目的のもとiPad Pro を選んでいるケースが多いと思います。
私は、そのようなはっきりした目的意識はありません。ただたんに iPhone を楽しむ延長で「7.9インチの画面で見れればそれでいいや」と割り切っています。だらだらウェブを見たり、地図やカレンダーを見れたらそれでいいのです。ある意味割り切りですが、iPad mini 4は私の生活にとってなくてはならない存在です。
7.9インチのiPad mini 4 ならセルラーモデル一択だ
初代iPad mini は2012年に登場。私は、この初代からずっとセルラーを選び続けています。
中には「安いWi-Fiモデルでいいよ」という方もいらっしゃるでしょう。もちろん価格が安いに越したことはありません。
また「テザリングすればいいじゃないか。どうせスマホがメインなんだしさ」という意見をお持ちの方もいるかもしれません。
けれど私はiPad mini はセルラーにこだわりたいと思っています。それは持ち運びしやすさと密接に関連しているためです。
セルラー通信というと、私たちの身近な存在がスマートフォンであり、携帯電話(フィーチャーフォン)です。このセルラー通信は、MVNOを利用するととても安価で使うことができます。多くのMVNOがワンコイン(月額五百円程度)で使えるプランを提供しています。ほとんど無視できるぐらい安いです。
このように安価で通信サービスを iPad mini で活用できるのはとてもありがたいことです。わざわざ公衆Wi-Fiを探したり、自前のスマホでテザリングしたり、ルータと接続したりする手間をかけることなく、メールやメッセージ、プッシュ通知を受けられるのはとても便利です。
またiPad mini の7.9インチという画面は地図アプリを利用するのにももってこいです。そんな時、セルラーモデルについているGPS機能は大いに役立ってくれます。
「iPad mini 4を選ぶなら絶対にセルラーにしておいたほうがいい」という私の意見は、初代モデル発売の2012年から変わりません。
目的意識がなくても気軽に持ち歩けるのが7.9インチiPad の良さだ
iPad mini 4にはセルラー機能がとても相性がいいことについてはご説明した通りです。
一方、12.9インチのiPad Pro を選ぶとしたら、セルラーモデルにしたほうがいいでしょうか。それとも安価なWi-Fiモデルがいいでしょうか。
もし私が聞かれたら「どちらでもいい」と答えるでしょう。正解は12.9インチのiPad Proを選んだ人のやる気次第だろうと思うからです。
12.9インチのiPad Proはまさにプロモデルです。大きく表現力がある筐体は、気軽に外に持ち出しするのがためらわれるほどです。どちらかというと家に置きっぱなしで使う方のほうが多いのではないでしょうか。
7.9インチのiPad mini 4は、ボディバッグに入るぐらい小さなサイズです。12.9 インチのiPad Pro に対峙する真剣さは必要ありません。
「ただ7.9インチの大きさで画面が見れたらいいよね」
「iPhoneよりも大きな画面でiOSのゲームを楽しみたい、メールを読みたいダケなんだよね」
そんな気軽な気持ちで付き合えるのが iPad mini 4の良さなんです。意識低くて上等ですよ! ファミレスや喫茶店でiPadをうだうだイジりたいんですよ!(いや、ほんとに)
今iPhone は4インチから5.8インチまでたくさんあります。デバイスをポケットの中に入れることを考えたら、やっぱりiPhoneしかありません。けれど、もしお使いのカバン・バッグにiPad mini 4が入るスペースがあればこっそり忍ばせて見てください。iPad mini 4は画面が大きい分見やすいですし、扱いやすいですよ〜。
ちなみに 10.5インチの iPad Pro と9.7インチのiPad についてですが、私の感覚だとどちらも持ち出すには大きすぎると感じます。ただ、この辺りは微妙で、ユーザの目的意識に大きく依存すると言えるでしょう。
iPad mini 4 は今でも購入するに値するデバイスか
以上、iPad mini 4の魅力について述べてきました。
さてiPad mini 4 は現行機種として、Apple公式サイトや量販店、また国内のキャリアが販売しています。3年前のモデルを今更買って後悔しないでしょうか? 買う価値があるでしょうか?
iPad mini 4は、CPUにApple A8 を採用しています。繰り返しになりますが、これはiPhone 6と同等です(ただしクロック数はiPad mini 4の方が、性能がいい)。なので、高速な性能とは言い難いですから、ゴリゴリ計算させるようなアプリには不向きと言えます。またiPad Proのような高性能iPadと比較すると、iPad mini 4はもたつくことがわかります。
ただし、iPad mini 4のネガティブなポイントはこのCPUぐらいなのです。
メモリは2GBを搭載しており、2018年9.7インチiPadと同等です。液晶はフルラミネーションディスプレイを採用しており、2018年9.7インチiPadよりも良いです。反射防止コーティングもあります。2018年の現在でも決して見劣りしない内容なんですよ。(CPU以外はね)
また私が iOS 12 のパブリックベータ版をiPad mini 4に入れて見たところ、むしろ iOS 11 よりも軽快に動作すると感じました。まだベータ版なので先のことはわかりませんけれども、本リリースの暁には真っ先にiOS 12を入れてみたいと思っているのです。
結論として、iPad mini 4 は今でも購入するに値すると思っています。
もし3Dグラフィックスを利用したり、重たいアプリをゴリゴリ使うならiPad Proを選んでください。もし気軽な気持ちでiPadと付き合いたいならば、私は積極的にiPad mini 4 をおすすめします。
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