2015年末、モバイル業界をあっと言わせた伝説の神SIM「0 SIM (ゼロSIM)」が、So-netより正式リリースされましたよ!
この「0 SIM (ゼロSIM)」は下り最大225MbpsのLTE高速データ通信を毎月500MB未満まで無料で利用できる、夢のようなSIMです。
またデータ利用料が500MB以上になる場合は、100MBごとに100円が加算されています。2GB以上まで到達したらあとは1600円で固定。5GBまでは速度制限なしにモバイルデータ通信を楽しむことができます。
2015年末に雑誌デジモノステーションの付録として登場した「0 SIM (ゼロSIM)」はものすごい反響を呼びました。特に「SIMフリー機種」、「MVNO」といったワードに敏感なガジェット好きな層に大受けしました。
私もデジモノステーションを購入し、記事を書きました。
私の手元にあったドコモ版iPhone 5sに挿して使ってみたのです。これはiOS 9で試しました。
設定は拍子抜けするほどあっさり終わりました。超簡単。その設定をするだけで、月々無料のiPhoneができてしまうのだから、面白いです。
0 SIM (ゼロSIM)を実際に運用してみた結果
さて、この付録SIM「0 SIM (ゼロSIM)」を、私は昨年2015年12月から使い始めました。実際の運用状況はどんな感じでしょうか。
本日2016年1月26日時点でのデータ使用量がこちらです。
使用者は小学生。メインはWi-Fi。週末に外に行く時だけ、iPhone でモバイルデータ通信を使っています。
そんな利用シーンだと、たったの194MBで収まってしまいます。500MBまで無料なので、このペースだと今月2016年1月の請求金額はゼロになる見込みです。
これは美味しすぎる… 超美味しすぎる!
もし毎月千円ほど他社のMVNOに払っていたとしたら、年ベースでは12000円です。それが無料になるというのですから、家計が助かります。
「0 SIM (ゼロSIM)」を利用する上で注意すべきこと
このSo-netの「0 SIM (ゼロSIM)」は、500MB未満で済めばタダになるという、とても美味しいプランです。私の家の子どもにはうってつけの契約内容です。ただ、注意したほうがいいことがあります。
まず、最近のスマートフォンは、たくさんのデータ通信が行われるようになってきていること。SNSでも動画がたくさん使われるようになっています。あっという間にパケットを消費してしまうというのが私の実感です。
普通のサラリーマン・OLさんだったら、普通にキャリアのパケット定額プランの方でもいいと思います。携帯電話の契約にもよりますが、本体割賦金を除き、通信料金はだいたい月4000円ー6000円というのが相場でしょうか。普通のサラリーマン・OLさんならこれでいいんじゃないんでしょうか。
しかし、MVNOを利用して、通信料金を安く使いたいという方もいらっしゃいます。
仮に、「0 SIM (ゼロSIM)」をメイン回線に選んだ場合、普通のサラリーマン・OLさんならば、毎月2GBをあっさり越えてしまうのではないかと思われます。この場合、月額利用料金は青天井の1600円です。
一方で、他のMVNO事業者は「3GBで月900円程度」のプランを提供するのが当たり前になっています。
したがって、もし「0 SIM (ゼロSIM)」を利用して、毎月500MBで収まりきらず、青天井1600円かかるとしたら、ハナから他社の定額プランを選んでおいた方が良いと考えられます。たとえばMVNOの「mineo (マイネオ)」は現在キャンペーンを実施中でオトクです。横並びが感じられる格安SIM業界で、mineoは気を吐いている通信会社だなぁと思わされます。
「0 SIM (ゼロSIM)」は、家庭にいる時間が長い主婦や子どもなど自宅で Wi-Fiをふんだんに使える層に効果的であると私は考えます。
「0 SIM (ゼロSIM)」で安価なiPhoneライフを楽しもう
とはいえ、「0 SIM (ゼロSIM)」の「500MB未満で済めばタダ」という料金設定には度肝を抜かれます。So-netは実に素晴らしいプロモーションを仕掛けてきたな、と思いました。こういう思い切った事業構想をブチあげるSo-netは賞賛に値します。
So-net の0 SIM (ゼロSIM)があればこんなことができちゃいます。
- 中古白ロムでドコモ版iPhone 5s や 5c を安く買ってくる。
- そして「0 SIM (ゼロSIM)」ナノ型を購入して、刺す。
- プロファイルをインストールする。
- これで格安iPhoneのいっちょ出来上がり。
So-netのおかげで、より一層安価にiPhoneを楽しめる世界がでてきました。私はこれはすごいことだと思います。
いまドコモ版iPhoneの白ロムが安くなっています。特に人気のiPhone 5sは昨年に比べて1万円ほど値下がりしています。白ロムショップでは、docomo 16GBモデル が¥27,800〜で購入できます。
今までiPhoneを価格の面で諦めていた人こそ、安くなっている中古のドコモ版iPhoneに「0 SIM (ゼロSIM)」で試して欲しいですね。
ドコモ版iPhoneの白ロムは秋葉原のイオシスがオススメです。たくさん販売されており、商品の状態がわかりやすくランク分けされています。