Apple が本日2015年11月11日より新しい12.9インチタブレット「iPad Pro」をオンラインストアで発売します。また、日本国内大手キャリア3社もiPad Proを発売します。
iPad Proの発売を前に、改めて価格について確認します。そしてその価値について考察します。
iPad Pro – Apple Storeの価格
- iPad Pro Wi-Fi 32GBモデル 102,384円円
- iPad Pro Wi-Fi + Cellular 128GBモデル 139,104円
* 消費税込
iPad Pro – 携帯電話キャリアの価格
iPad Pro 128GB Wi-Fi + セルラーは日本国内大手キャリア3社も販売します。
- ドコモ 139,320円
- au 139,080円
- ソフトバンク 139,200円
* 消費税込
iPad Pro はどのモデルを購入しても消費税8%をあわせると、10万円を越えるという高額な商品です。
2012年暮れのiPad mini 16GBが、28,800円であったことを考えると、ずいぶん高くなったなぁという印象です。
iPad Pro はペイするのか
ただ値段のことよりも、まずiPad Proの製品としての性能が気になります。私たちユーザのニーズを存分に満たしてくれる出来なのかどうなのかがまず重要です。
真っ先に考えられるニーズは、Apple Pencilを用いてイラストを制作するニーズです。こんかい、AppleはiPad Proをワコム製品に匹敵するタブレットデバイスを出してきました。
いぜんから iPad でワコムの 液タブのように絵を描けたらいいのに、という声がありましたが、いよいよiPad Proでいよいよワコム製品に肩を並べることになります。
いまワコムでお仕事をしているユーザさんが、本当にiPad Proに乗り換えて満足できるのかに注目しています。もし多くのユーザさんの心を捉えるならば、iPad Proは高いお金を払う価値があるとみなされるでしょう。
もうひとつのニーズはオフィスユースです。とくにマイクロソフトの Office for iPad が iPad Pro上で快適に動作するデモを、9月に行われたAppleのスペシャルイベントで私たちは見ました。
個人的には、Excel for iPad が iPad Proが動くならば、私はかなり心動かされるでしょう。10万円超のお金を投じるに値するマシンとみなすかもしれません。具体的には、セルの選択が本当にタッチで快適なのかどうかを見極めたいと思っています。
iPad Proが本当に私たちの仕事に役立つデバイスとなりうるのか、私は注目しています。
iPad Pro をはやく店頭で触って見たい
iPad Proの注目ポイントの一つは「A9X」です。ベンチマークが明らかにするところでは、すでに iOSデバイスの「A9」はノート型パソコンの性能に匹敵しており、「A9X」もまた同様であると考えられます。
ポストPC時代といわれて久しいです。私たちの生活の中でタブレットデバイスの存在感が増している一方、ゲームや動画デバイスにしか使えないという声もあります。タブレットはコンテンツを消費するマシンだと厳しく評するひともいます。
しかし、私はわざわざiPad Proと銘打ったところに Apple の意気込みを感じています。私自身これまでiPadを触ってきて、そのモバイルOSの可能性を感じています。予見でいろいろ判断をするまえに、まずは店頭でじっくり触って見て、iPad ProでAppleがなにを実現したいのかを感じとりたいと思います。