2015年1月2日、Appleの福袋「Lucky Bag」が全国のApple Storeで発売されます。大人気のLucky Bagはたくさんの行列に並ぶ人が出ることが予想されます。
さて、このAppleの福袋「Lucky Bag」には販売条件があります。とくに重要なのは再販目的で購入できないということです。
Lucky Bag販売条件
- Apple StoreのLucky BagはApple直営店のみでご購入いただけます。
- Lucky Bagの販売価格をお客様の希望により変更することはできません。
- Lucky Bagの購入はお一人様につき一日一個に限らせていただきます。
- Lucky Bagとその中身の返品、返金、交換は、ハードウェアまたはアクセサリに瑕疵がある場合を除きお受けできませんのでご了承ください。万が一ハードウェアまたはアクセサリに瑕疵があった場合、購入から14日以内に、Lucky Bagの領収書原本と購入時の製品パッケージおよび瑕疵がある製品をApple Storeへお持ちください。なお、他社製品の品質保証はそれぞれのメーカーが定める条件に従って直接行われるものとします。
- Lucky Bagの購入はエンドユーザーのお客様に限ります。再販目的で購入することはできません。
- このプロモーションは法律で禁止されている行為、または法律で制限される行為があった場合は無効となります。
- Lucky Bagは当販売条件に同意することを前提にご購入いただきます。
- Appleは予告なく随時、当販売条件を変更する権利、またはLucky Bagの販売を終了する権利を有します。
再販目的で購入することはだめですよ、と契約条件に明記されています。
あの忌まわしき iPhone 6/iPhone 6 Plus の行列
Apple Storeの行列というと、iPhone の行列が思い出されます。
我が国においては、iPhone は2008年のiPhone 3G発売のときから大変な人気を呼んでおり、多くの人が行列を作りました。ソフトバンク表参道には1500人以上のiPhone購入希望者が並びました。
Apple Storeでも2009年6月よりiPhone 3GSが購入できるようになりました。毎年のように iPhone をApple Storeで買っているという iPhone ファンのかたも多くいらっしゃるのではないでしょうか。
さて、今年2014年9月19日、iPhone 6およびiPhone 6 Plus が発売されました。このとし、Apple StoreのiPhoneの行列には例年通り多くの人が並んだのですが、その客層は普段とは全く異なるものでした。例年のiPhoneファンに加えて、明らかにエンドユーザではないひとたちも並んでいました。MacやiPhoneのことを普段から使っていない、関心もない人たちであることは身なりから明らかです。
Apple Store心斎橋は、iPhone 6およびiPhone 6 Plus発売初日、警察が介入するという事態にまでなりました。
「48時間並んでiPhone6がない…だと!?」 暴れる中国人グループ – SankeiBiz(サンケイビズ) より引用
iPhone 6/6 Plus の購入を巡って、前代未聞の出来事が発生しました。彼らの目的は転売です。SIMフリーiPhone 6/6 Plusが中国で高く販売できるためです。
Lucky Bag の行列に転売屋が並ぶか
Lucky Bagを巡っては、例年多くの人が行列をなします。東京のApple Storeについてですが、だいたい1月1日のお昼ぐらいから並ぶ人が現れます。
私はLucky Bagには転売目的の外国人は並ばないと考えています。なぜならLucky BagにSIMフリーiPhone 6/6 Plusが入っていることは考えづらいからです。2014年1月2日のLucky Bagには SIMフリーiPhone 5s/5cは入っていませんでした。
したがって、来年1月2日のLucky Bag行列は平和なものとなると私は予想しています。警察沙汰になって、Lucky Bagの販売が中止に追い込まれるなどという事態にはならないと考えています。
Lucky Bag はヤフオクで販売されるか
毎年、Lucky Bag は1月2日午前9時ごろからヤフオクに出品され始めます。
来年については、販売条件では「再販目的で購入できない」とうたわれている以上、買って来た Lucky Bag をそのままヤフオクに出すことは通報の対象となると考えられます。
ただ、じっさいのところ、商品を一つずつバラしてヤフオクに出品する人はいるでしょう。このことまでは販売条件には述べられておりません。
Appleの Lucky Bag は単なる安売りではありません。ファンサービスであり、なにより縁起物です。
日頃からApple製品を愛用しているAppleファンの方の手に届くことを当サイトは望んでおります。