現在、Apple公式サイト(US)では、 iPhone 6 および iPhone 6 Plus の予約をすると、納期はそれぞれ7-10営業日と3−4週間かかると表示されています。
ウォールストリートジャーナルは、iPhone 6/6 Plusの組み立て業者であるフォックスコンが、旺盛な需要を満たすのに奮闘していると報じています。
Foxconn Struggles to Meet New iPhone Demand – Digits – WSJ
報道によると、中国のZhengzhou地区にフォックスコンの従業員が20万人おり、いまも労働者の雇用を続けているとのこと。この労働者達は、新しいiPhoneや主要部品の生産にのみ従事しているというからその規模が伺えます。
フォックスコンは100万人以上の労働者を中国に抱えており、iPhone 6 Plus (5.5インチ)を唯一の組み立て業者だそうです。iPhone 6 (4.7インチ)のほうはその大半を組み立てているとのこと。
事情を良く知る関係者は「一日あたり14万個のiPhone 6 Plus, 40万個のiPhone 6を生産しています。これまでで一日あたり最も多い生産量です。しかしその量は予約注文を満たすのに十分ではないのです」と述べています。全世界的に途方もない需要が製造業者にプレッシャーを与えています。
iPhone 6 Plusのほうが供給量が少ないのですが、このことについて「我々はiPhone 6 Plus の生産能力をいまだ増強している途中です。また供給が量が少ないのは、5.5インチディスプレイが不足しているのも理由です」と同じ人物は述べています。
記事によると、5.5インチディスプレイの生産率は50%-60%ぐらいにとどまっており、大半は基準を満たすことができないとディスプレイ部品サプライヤーが述べているそうです。
いっぽう4.7インチディスプレイの生産率は85%だそうです(同サプライヤー)。
iPhone 6 Plusの供給が少ない事態は今後も変わらないでしょう。iPhone 6 Plusを予約している方はずいぶんと待たされることになるかもしれません。