先日、桂米二師匠の落語会が行われましたので、行ってきました。
「第26回京の噺家桂米二でございます」
【日時】
2014/1/20(月)19:00開演【会場】
内幸町ホール【出演】
寿限無 弥太郎/みかん屋 しん吉/定年日和 米二/風の神送り 米二【料金】
前売・予約¥3000/当日¥3500(全席自由)」
チラシ
落語会、楽しかったー! 米二師匠にお目にかかったのは実に4年ぶり。2010年2月に大阪の動楽亭以来。
毎年1月に東京で落語会をされるので行きたい!と思っていたのですが、仕事との兼ね合いでなかなかいけず・・・。今年、ようやく行くことができました。私の大好きな落語家の一人です。
落語会のプログラム
落語会が始まりました。
弥太郎さんの「寿限無」
トップバッターは弥太郎さんの「寿限無」です。よく知られたネタですよね。弥太郎さんは初めて聞きましたが安定していてよかったです。
「じゅげむ じゅげむ ごこうのすりきれ かいじゃりすいぎょの
すいぎょうまつ うんらいまつ ふうらいまつ
くうねるところにすむところ やぶらこうじのぶらこうじ
ぱいぽ ぱいぽ ぱいぽのしゅーりんがん
しゅーりんがんのぐーりんだい ぐーりんだいのぽんぽこぴーの
ぽんぽこなーの ちょうきゅうめいのちょうすけ」
私もこれを覚えたいと思います。
さげは「そやないんです、平屋のままやったら、わたしの表札が長すぎて掛かれしまへんねがな。」でした。
しん吉さんの「みかん屋」
つづいて、しん吉さんの「みかん屋」。鉄道好きのマクラがとても面白かったです。鉄分多めでちょっと置いてきぼり感があるところがすごくよかったですね!ああいう勢いがあるのが気に入った!
今月末には鉄道の落語会が浅草であるそうです。リンクはこちら→オフィシャルサイト「しん吉くんいろいろと大変ねえ。」
私は決して鉄ちゃんというわけではないのですが、鉄道話が面白くてマニアックなので、俄然行きたくなってしまいました!
また私はこの「みかん屋」が好きな話なので、とても楽しめました。
さげは「上みた分で、女房子どもを養いまんねん。」
米二師匠の「定年日和」
つづいて米二師匠の「定年日和」 私は新作落語はあまり好きではなく、どちらかというと「マンション」というよりも「長屋」というような表現のほうが好きです。しかし、「定年日和」は楽しむことができました。
マクラではたまごっちのお話しがありました。これまでたまごっちは2回ブームがあったとのこと。
1回目のブームの時は、たまごっちだいたい3日で終わる仕様だった。
2回目のブームの時は、たまごっちが子どもを生むそうで、どんどん交配を続け、3週間でゲームが終わる仕様になった。
たまごっちは食べ物を食べてフンをする。米二師匠の奥様が会社に出かけている間、たまごっちの面倒を師匠がみていた。
ある朝のこと。新聞を師匠が読んでいたら「たまごっちがフンしているから片付けておいて!」と奥様に言われた。
たまたま虫の居所が悪かったのでしょう、
「そんなもん、おまえがやっとけ!」
とついことばが出てしまった。それをきっかけにして、3週間口をきいてもらえなかった。
離婚の原因がたまごっちになるのは情けないとおもってどうにか関係を改善したとのこと。
そんなお話しを伺いました。このお話を聞いて、僕も離婚を回避できるかもしれないとおもったのでございます。
米二師匠の「風の神送り」
中入り後は「風の神送り」。
この落語で言う「風」とは、いまでいうところのインフルエンザのことでしょう。風の神様を送る(風邪を川に流して退治する)お話しです。
楽しい落語会でした。新春初笑い。弥太郎さん、しん吉さん、米二師匠に会えてよかった。
落語は生きる知恵がいっぱい。また落語にいこう。