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今さらだけどOS X El Capitan (10.11) をiMac 5Kにインストールした

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今さらだけどOS X El Capitan (10.11) をiMac 5Kにインストールした

27インチiMac Retina 5Kディスプレイモデルをずっと愛用しています。

最近では、macOS Mojaveのパブリックベータを入れたりして、楽しんでいます。Mojaveはまだベータであり、秘密保持契約がありますから、詳しくはお伝えできないのですが、古くなってしまったiMac Retina 5Kディスプレイモデルでも快適に動作します。深刻な不具合も私自身は遭遇していません。

ただ、私自身それほど最新のmacOSに執着しているわけではありません。

もちろん新機能は試してみたいです。macOS Mojaveのダークモードは仕事する上でとても快適のように感じますし、新しいデスクトップ用のスタックはファイル整理に役立そうです。Mac App Storeはガラリと変わるし、iOSがmacでも動かせるようにする布石も打ってあるし、すごく気にはなります。

しかし、私自身もうちょっと安定した、枯れた環境で Mac を使いたいなと感じました。APFSが、どうも今ひとつに感じられるのです。結構苦労しました。

そこでMojaveのパブリックベータに別れを告げました。

iMac Retina 5KディスプレイモデルをmacOS 復元でYosemiteに戻す

まず最初にやったのがiMac Retina 5Kディスプレイモデルを工場出荷状態に戻すこと。これは、購入時のOSに戻すことです。インターネット経由での macOS 復元を利用すると、あっさりと初期状態になるのです。

私が購入したiMac Retina 5Kディスプレイモデルは2014年製。この当時、「OS X Yosemite」がプリインストールされていました。バージョンは10.10です。ちなみに iOS 8 が同時に発表されましたね。

OS X Yosemiteは、OS X Mavericksの後継です。OS X Mavericksまではスキューモーフィズムデザインでしたが、OS X Yosemiteではフラットデザインが特徴になっています。iOS 7でのフラットデザインと同様、Macの見た目がガラッと変わったことを4年経った今でも鮮明に覚えています。

また iPhoto に変わって写真アプリが出てきたのもこの頃。Apertureの開発中止と共に聞いた衝撃的な出来事でした。

他にもシステムフォントが慣れ親しんでいたLucida GrandeからHelvetica Neueに変わったという事実もありました。

今さらのYosemiteでの不具合

私のiMac Retina 5KディスプレイモデルをOS X Yosemiteに戻して使ってみたところ、幾つかの点で不具合を感じるようになりました。

まず最初に気がついた不具合は、OS X Yosemiteでは iCloud のブックマークとメモが同期してくれなくなったことです。これは既にブックマークとメモをアップグレードしたことによります。連絡先やらカレンダーやらは問題なく同期してくれるのですが、iOS11や macOS 10.13 High Sierraにアップグレードしたユーザは、旧来のDAVプロトコルから新しいiCloud Syncプロトコルに同時にアップグレードするそうです。

次に、Mac App Storeから購入済みアプリをダウンロードすると最新版がダウンロードできないという不具合がありました。互換性維持の観点から、Macに搭載されている OS で動く最も最新のバージョンがダウンロードされます。中には最新バージョンでしか使えない新機能を持ったアプリもあるわけですから、なんとも寂しい話です。

また最後に、私が最も重要だと思うのがセキュリティパッチがYosemite向けにはもう提供されていないことです。

こちらのページによると、2017年07月19日を最後に提供を終えました。

iMac Retina 5KディスプレイモデルをEl Capitan にアップグレード

いろいろな不都合を目の当たりにして、私は El Capitan (10.11) にアップデートすることを決めました(笑)。

El Capitan は Mac App Storeからダウンロードすることができます。私はブータブルUSBメモリを作成して、iMac Retina 5Kディスプレイモデルにクリーンインストールしました。

El Capitanは、Yosemiteの様々な悩みというか厄介ごとを解決してくれました。メモは同期してくれるようになりましたし、iMac 5Kの重たい Mission Control はサクサク動くようになりました。セキュリティアップデータは2018年07月09日に提供されたばかりです。

不満は、Safariのブックマークが同期されないこと。Yosemiteと同様、El Capitan では新しいプロトコルに対応していません。とはいえ、「これはいい機会だ」と思い直して、Firefox を全面的に導入することにし、Safariの使用を中止しました。

Firefoxに対しては昔から使っている人ほど悪いイメージを持っているかもしれません。しかし、Firefox バージョン 61 はサクサク動きますよ。Firefox Quantum とも呼ばれる現行バージョンは様々な機能で刷新されています。

Firefoxのいいところはマルチプラットフォームに対応しているところ。Macだけではなく、Windows、Mac、Linuxといったパソコンや、iOS・Androidでも使えます。Firefoxアカウントを入れれば簡単にブックマーク情報等を同期してます。

またFirefoxはプライバシーを大切にするという姿勢もすごく好感が持てます。

もう一つの困ったことはアプリの互換性。中には Sierra 以降である必要があるアプリもあります。まいっちゃいますね。

例を挙げますとMarsEdit 4やScrivener 3です。これらはいずれもSierraから。まいっちゃいますねw ただいずれも前バージョンのライセンスをもっています。少々不便かもですが、まったく使えないというわけではないので、回避策はあります。

iOS、watchOSは最新がいいけど、macOSは2世代前で枯れてる方が丁度いい

以上、iMac 5KにOS X El Capitan を今さら入れてみたお話でした。

私はiOS、watchOSは絶対に最新がいいと思っています。iPhoneは最新バージョンが快適で、古いOSを使い続ける意味はないと考えています。

しかし、macOSの場合、かならずしも最新がいいというわけではないと思います。macはいつでも買った時のOSに戻せるのがいいですね。

OS用であれば、16GBタイプものが最適です。8GBではダメです。

いつでもOSを戻せるように、あらかじめ複数のUSBメモリを用意して、複数のOSをブート可能にしておくことをお勧めします。

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