Mac用日本語ワープロ「egword Universal 2」の開発版バージョン2.1がリリースされました。(2017年11月16日)
▶︎▶︎ egword Universal 2.1のアルファリリース
*macOS 10.11(OS X El Capitan)以降で動作します。
目次
egword Universal 2は macOS High Sierraでは動作しなくなった
egword Universal 2という名前を聞いて、懐かしいと感じていらっしゃる方もいるかもしれません。
日本語ワープロ「egword Universal 2」は、エルゴソフトのワープロソフト。Macで動作するワープロソフトとして、Microsoft ワードと並んで定番でした。
当時のMac専門雑誌には、egwordの広告がよく載っていましたね〜。
しかしegword Universal 2はその後2008年1月28日に販売が終了。販売元のエルゴソフトも解散となりました。
egword Universal 2はその後もmacOS Sierra上で動作していましたが、最新のHigh Sierraでは動作しないことが判明しました。
macOS High Sierraに対応したegwordはアルファ版ながら快適
エルゴソフト出身の物書堂がegword等の開発資産を2017年9月に取得。新たにHigh Sierraで動くようにしました。
現在はアルファ版です。通常、アルファ版は一般ユーザが使うようなレベルではありません。
私自身、このアルファ版をダウンロードして試してみたところ、とても快適に使えました。サクサクと動くし、Retina表示には対応しているし、「これでアルファ版?」という印象を抱きました。そして原稿用紙に執筆してみて、ソフトウェアの出来に感動しました。
egword Universal 2はクリーンなインターフェイスを備えたアプリです。とても使いやすいワープロアプリです。
中には「いまさら Mac版アプリ? いまさらMac版ワープロ? iOSとどう連携するの?」などという声も聞こえてきそうです。
しかし、私は自分のHigh Sierraでegword Universal 2を触ってみて、「製品版がリリースされたら、是非とも購入したい」と思いました。
原稿用紙に縦書きで執筆できる。これは日本語を扱う私たちにとってとても価値のあることだと改めて思いました。
アルファ版ではあるものの、egwordは既に私にとって価値あるソフトウェアです。
新egwordの完成が楽しみだ
物書堂はシンプルでクリーンなインターフェイスのアプリを iOS で多数リリースして成功を収めてきた実績があります。High Sierra対応のegword Universal 2の完成を今から楽しみにしています。
- 完成版は、egwordの名前が冠されるのか?(流石に Universal はもういらないよね?)
- 価格は、いくらになるのか?(サブスクリプション型になるのか?)
製品版は一体どうなるのでしょうか。新しい Mac 用アプリのリリースに胸が踊ります。
アルファ版は、過去のシリアル番号は必要ありません。もしバグ報告など、開発に貢献したい意欲的な方は是非ともインストールして試してみたらよろしいかと思います。ファイルサイズは16.80 MBです。昨今のファットなアプリに比べて、とても小さいです。
私自身、バグレポートを行なっていきたいと考えています。