Appleが2015年10月27日、2015年第4四半期の決算を発表しました。
純売上高は515億ドルで前年同期比で22%増となりました。
とくに iPhone の売上が好調で36%増となっています。iPhoneの販売台数は4804万台で、売上は322億ドルです。
純利益では111億2000万ドルであり、前年同期84億7000万ドルであったところから大きく増加しました。
今回の決算発表を通じてわかったのは、中国での売上が依然として好調であるということです。中国は前年同期99%増とほぼ倍増です。ヨーロッパ地域の売上を上回っています。ワールドワイドでみたとき売上に占める中国の割合は24.3%です。
昨今中国市場の景気が冷え込んでいるといわれますが、Apple製品についてはその兆候は見られていません。Appleにとって中国市場はきわめて重要な地域です。
また日本の売上は前年同期比で9%増となっています。ワールドワイドでみたとき日本は売上の7%の割合を占めています。私個人的には10%程度はいってほしいと思います。
つぎにiPad については、前年同期比で売上も販売台数も20%減となっています。iPad の売上減少には歯止めがかからないという状況です。
いっぽうMacは売上も販売台数も微増です。Macはマーケットは小さいですが、依然として人気の商品でありつづけているといえます。
今後の見通しについては、Appleは2016会計年度第1四半期(10-12月期)、755億ドルから775億ドルの売り上げになると見込んでいるそうです。iPhone 6s・iPhone 6s Plus、そしてiPad、Mac、Apple WatchがひきつづきAppleの人気商品として消費を牽引すると考えられます。