昨日Appleが2014年度第4四半期の決算発表を行いました。この場、Macの世界規模での最も高いマーケットシェアを獲得したことがあきらかになりました。これは1995年以来のことです。
2013年度と比較して、2014年度はMacの売上が21%も伸びました。iPhoneが16%増、iPadが13%減、iPodが24%減であることをかんがえれば、Macの存在感が大きいことがわかります。
とりわけ2014年度第4四半期、Macの売り上げはiPadの売上を超えました。これは注目に値する数字ですよ!2014年度第4四半期の決算発表のコンファレンスコールにおいて、AppleのCEOティム・クック氏は「バックトゥスクール商戦では、Macが勝った」とのべ、Appleのノート型パソコンの売り上げの力強さを強調しました。
2014年秋冬のMacのラインナップ
Appleの人気パソコンといえば、MacBook AirとiPad Retinaディスプレイモデルです。普通の消費者がまず検討するのがこれらのノート型Macです。それぞれ2014年4月29日と7月29日にアップデートされました。
そしてデスクトップに目を移せば、6月18日に1,099米ドルという廉価版iMac 21インチがリリースされ、つい先日の10月16日に499米ドルのMac miniMac miniが発売されました。これらは
「Macは試してみたいんだけど、懐がちょっと寂しくて」
という、値段に敏感な消費者層に大きくアピールするでしょう。
そしてMac誕生30周年の今年にふさわしい iMac Retina 5Kディスプレイモデルは、現在のデスクトップパソコン市場において最高峰の製品であると言って過言ではありません。
またMac Proは Late 2013 モデルながら、じっさいのところすぐに発注しても今年の年明けに届いたという人が多い製品です。1年弱しかたっておらず、Intel Xeonを搭載した製品の魅力は依然として輝いています。
そしてハードウェア以上に重要なのが OS X Yosemite の存在です。私は MacBook Air 11インチと MacBook Pro Retina 15インチにインストールしましたが、トラブルもなく、快適に使えています。とても使いやすいOSですよ。
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さきのコンファレンスコールでAppleの最高財務責任者ルカ・マエストリ氏が新興国では前年比46%もの売り上げ増となっていることを指摘しました。
ポストPC時代といわれますが、そのような時代環境のなかで、最も気を吐いているパソコンメーカーのひとつがAppleであると私は認識しています。この秋冬、AppleのMacは大きな人気を呼ぶであろうと私は予想しています。