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新型iPhone発売から2日目なのになぜApple Store銀座では警察沙汰の事件が発生したのか

新型iPhone発売から2日目なのになぜApple Store銀座では警察沙汰の事件が発生したのか

昨日2014年9月19日、Appleが新しいiPhoneであるiPhone 6及びiPhone 6 Plusを発売しました。Apple Storeでは午前8時より恒例のカウントダウンにつづき、これら新型iPhoneの販売が開始しました。

新しいiPhoneを待っていたAppleファン、iPhoneファンにとってはこれほどうれしく楽しい日はありません。

新型iPhone発売の初日 転売屋の横行が目立ったApple Store

ところが、発売初日のApple Storeの雰囲気は昨年までとは大きく異なっていました。

「Apple Storeにふさわしくない、ホームレス風のひとたちが行列にかり出されているらしい・・・」

マスメディアの報道やソーシャルネットからそのような情報が伝わってきたので、いったいApple Storeはどうなってしまったのかと私も案じておりました。

結局Apple Store心斎橋では警察が介入するトラブルになるなどしたことから、本日販売2日目よりApple Storeでは予約販売のみとなり、店舗のフリー在庫はなしということなりました。

例年フリー在庫はApple Storeでは用意されていました。iPhone発売の初日は金曜日といつも決まっていますが、この金曜日に並ぶことができない勤め人の方は、「昨年までと同様土曜の朝イチに並ぼう」と考えていた方も多いと思います。よって今回の決定により、残念な販売2日目となりました。ところがフリー在庫の販売中止だけでは済まなかったのです。

2014年9月20日午後8時過ぎのApple Store銀座の出来事

さて私は本日9月20日、Apple Store銀座を訪れました。目的はiPhone 6/6 Plus のケースを購入するためです。ウェブサイトに掲載されている商品の色だけではなかなかつたわらない手触り感や感触がありますから、それを実際に自分の目で見て確認したかったのです。

私がApple Store銀座に入店したのは午後8時過ぎのことです。閉店が9時のApple Storeはその時間でもたくさんのお客さんで文字通りごったがえしておりました。

お客さんの波をかき分け進もうとすると、私は一人の警察官の方とすれ違いました。

「あれ? なにかあったのかな?」

昨日の一件もありましたので、店舗内のなにかぴりぴりした雰囲気を感じ取りながら店舗内のエレベーターの方へ向かうと、Apple Storeの店員さんに急に止められました。

iPhoneケースを買いにきた旨を店員さんに伝えると、

「iPhoneケースなら2Fへどうぞ。あちらのほうからお回りください。」

と険しい顔とともに、少し強い口調で店員さんに言われました。彼の後方を肩越しに見ると、Apple Storeの店員さんら数名がとある一角を通せんぼをしていました。

「いったいなにがあったんだ・・・」

私は訝しく思いましたが、閉店時間までケースをじっくり選びたいという気持ちから、階段を上って2Fに行きました。

Apple Store銀座の2Fにはペリフェラル(周辺機器)のコーナーがあります。iPhoneのケースもそこに陳列されています。

Apple Store銀座内で転売屋の怒声が響き渡った

私はiPhone 6とiPhone 6 PlusのApple純正ケースを品定めしだしました。すると1Fから怒声が聞こえてくるではありませんか。

「店長さんに話したいよ! 店長さん出してよ!」

その外国語訛りの日本語からは、おそらく数年は日本に滞在した人物であろうことが伝わってきました。

まさかApple Storeで大きな怒鳴り声が聞こえてくるとは想像だにしなかったので、私の聞き間違えかと思ったほどです。

ところが、2回目の怒声「逮捕しろよ! 逮捕してみろよ! ほら!」が聞こえたときに、それは確信へと変わりました。

「SIMフリーiPhone の転売屋がごねてるんだ・・・」

Apple Store銀座は2Fが吹き抜けになっています。1Fで起こっていることは2Fから丸見えです。

怒声の主である男性がApple StoreのMacBook Proが展示されている机の上に座り込み、その前を連れの女性が立っていました。

その2人の周りを警察官約10名が取り囲むという異様な光景が私の眼下に広がっていました。

警察の方と転売屋が押し問答でしきりに怒声がするものですから、私はケースを品定めするどころではありませんでした。

2Fにいるお客さんはみな「何事か」と吹き抜けからやり取りを窺っていました。

Apple Storeの女性の店員さんが気を使って「うるさくてごめんなさいね」と私に話しかけてくれました。店員さんの方こそ、いったい同僚がどうなるのかと気が気でならなかったことと思います。

転売屋の2人のうち男性の方は激情してずっと大声を張り上げていました。警察の方々も粘り強く「机から降りなさい!」と説得するも、2人は全く聞くそぶりを見せませんでした。

緊りつめた空気の中で、とりあえずiPhone用純正ケースを入手

私は、大好きなApple Storeの店内において、Apple Storeの店員さんに対して、警察を交えて怒声のやり取りがなされているという信じられない事態を目の当たりにして、ただただ動揺して身がすくむ思いでした。

1Fにいたお客さんたちも、転売屋たちが「なにかとんでもないことをしでかすのではないのか」と注意深く凝視しながら新型iPhoneを触っていました。とても楽しい気分ではなかったと想像します。

転売屋の通常では考えられない行動に気が気ではありませんでしたが、とりあえず iPhone 6のApple純正ケースをチェックしました。

Apple Store銀座の2FではiPhone 6用、iPhone 6 Plus 用の純正ケースが展示されていました。すべての純正ケースを手持ちのiPhoneに自由に装着して試すことができますから、感じがよくわかります。

下はデモ用に陳列されたAppleの純正ケース。自由に試せる。

20140920iphone6pluscase2

いろいろ熟考し試した上で「iPhone 6レザーケース – (PRODUCT)RED」と、iPhone 6 Plus用のApple純正ケース「iPhone 6 Plusシリコンケース – ブルー」の会計を済ませました。

 

目を塞ぎたくなるような行為がApple Store銀座で行われた

買い物の支払いを済ませたものの、私はしばし2Fにていつ店内を出れば良いか見計らいました。警察の方が大勢いらっしゃったので大丈夫だとは思いましたが、用心のため1Fの様子を伺ったのです。気がつくと、私は脇に妙な汗をかいていました。

転売屋の男性は一心太助よろしく、Apple StoreのMacBook Proのディスプレイのための机に座り込み、警察の方々と押し問答をしていました。机の上にはクリスタルの「MacBook Pro」という案内板が設置してあるのですが、男性の背中が触れたことで、案内板が倒れて、MacBook Proの天板に大きくあたりました。器物損壊だと私は思いました。

男性は「私は普通の生活が送りたいんだ! あなたわかる? 普通の生活だよ!」と警察の皆様がたに大声で主張していました。その主張は私には全く理解不能でした。

 

Apple Store銀座の閉店後、事態は残念な結果を迎えた

午後8時50分になり、Apple Store銀座は消灯されました。お客さんはどんどん退店するよう促されました。契約で残っていたわずかなお客さんを残して、午後9時にストアはクローズしました。

私も隙を見て1Fに駆け下り、転売屋には目もくれずさっと退店しました。するとお店の前には大勢の野次馬で黒山の人だかりができていました。

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店内を不安そうに覗き込むApple Storeのお客さんと野次馬たち

 

いっぽうお店の中央通りには大きな警察車両が止められており、背広の警察官が追加で投入されApple Storeに入っていきました。

クローズされた店内では、Apple Storeの責任者らしきひとがずっと転売屋を説得していました。店舗外からは何を言っているのか分かりません。身振り手振りからおそらく「出ていってくれ」という趣旨のことだと思います。けれど転売屋は机の上から全く動こうとしません。

そしてついに午後9時23分。転売屋の男性と女性はとても残念な結果を迎えました。具体的に何がおきたのかについて詳しく述べるのは控えますが、逮捕という、誰もが望まない結果です。

転売屋たちがいなくなり、警察の皆様や、ストアの店員さんがいなくなりました。転売屋が占拠していた机の寸法を測ったり、写真を撮ったりする人がいました。おそらく物損があったため、証拠を記録したのだと推測されます。

そうして野次馬達は解散し、私も帰路へつきました。

 

Apple Storeは単なる商行為の場所ではないのだ

Apple Storeとは私たち消費者にとっていったいどんな場所なのでしょうか。まずパソコンやスマートフォン、タブレットを販売する場所です。最新のMacやiPhone, iPad を私たちは購入することができます。そしてサードパーティのソフトウェアや周辺機器を販売する場所でもあります。さらにMacやiPhone、iPadの修理を受け付けたり、機器の使い方をトレーニングしたりする場所です。またApple製品についての知識を伝授する教育の場であり、コンサルティングの場でもあります。

Apple Storeは単なるビジネスの場ではないのです。ものを右から左に流す場所ではありません。

くさい言い方かもしれないけど、Apple Storeは人々が夢と希望をテクノロジーに乗せる場所です。夢と希望にあふれる人々の思いが詰まった場所です。MacやiPhoneやiPad、iPodを通して、私たちAppleユーザはそれぞれの思いを実現したいのです。Apple Storeは学びの場です。

そういう場所なればこそ、2011年に創業者のスティーブ・ジョブズさんがなくなったとき、Apple Store前に大勢の人が献花に集まったのでした。

多くの人が大切に考えているApple Storeという場所がわけのわからぬ転売屋の怒声で汚されているのを見て、私は本当に残念で、残念で、無念な思いがしました。

我が国のApple Storeは今年、発売初日よりSIMフリーのiPhoneを発売しました。これは初めてのことです。

Apple Storeの店員さんは単にSIMフリーiPhoneを売ることが仕事ではありません。iPhoneを通じて、ユーザの生活や仕事、勉強がより実りあるもの、そしてエキサイティングなものになることを願って、日々職務に従事されているのだと私は想像しています。

だから中国の転売屋にSIMフリーiPhoneを売ることは、再輸出目的の販売は行わないという規約以前に、Apple Storeの職業倫理に反する行為であると私の理性は考えます。Appleは転売屋のためにiPhoneを作ったわけではないのです。

ジャーナリスト「Appleの対策・準備不足としか言いようがない」?

ジャーナリスト / コンサルタントの神尾寿さんが次のようなことtweetしています。

「転売屋を跋扈させた責任はAppleにある」と神尾寿さんはおっしゃっています。なるほど、ジャーナリストなれば、切れ味鋭い、バサっとした物言いですね。シンプルで明快です。「Apple、お前が怠ったのだ」と。

私は神尾寿さんのツイートには全く賛成できません。一私企業の小売店舗内で怒声を上げるなど、モラルが欠如した個人のエゴイズムが引き起こした行為です。いったいどこにApple側に責任があるのだというのか。

Apple Store銀座の店長さんや店員さんが対策・準備不足だったから、机の上に座るなどという行為が正当化されるなどとは、私はみじんも思いません。

転売屋が自己の傲慢な利益のために「SIMフリーiPhoneを売れ!」と、勝手な主張を繰り返しただけです。Appleにも、警察にも、何の事情も知らない周りのお客さんにも迷惑をかけた転売屋本人に責任があります。

たしかにApple側にももっとできたことがあったかもしれません。昨年とは違う事情であることに対して、もっと敏感になるべきだったのかもしれません。

しかし、公共の場で大声を出すだけではなく、器物損壊や営業妨害、公務執行妨害など日本の法律違法行為を働いたさまを直接目の当たりにした私は、「Appleの対策不足」などという、神尾さんの物知り顔のツイートを聞いたら、長時間にわたり怒声・罵声を浴びせられ続けたApple Storeの店長さん・店員さんや警察官の皆様方があまりに不憫でなりませんよ。

iPhoneの販売は明日以降も続きます。明日以降はもちろんですが、来年の新型iPhone発売に際してはこのようなことがないことを希望します。いちファンからの切なる願いです。

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