2014年4月、東京都黒苺市。静かな町に、泥棒が現れた!
「キャー! だれかー! ひったくりよー! あたしの携帯、かえしてー!」
「わっはっはっは。歩きながら携帯をいじっているのが悪いのだ、ばかめ。このオレ様 京ぽんマンがこの町の携帯を全部盗んでやるのだ・・・!」
「助けてー!あたしの携帯!だれかー! あたしの個人情報がいっぱい詰まった携帯電話をとりもどしてー!」
「わっはっはっは。オレ様の32kパケットの俊足にかなうわけがないのだ。誰も追いつけないのだ。」
「ああ、あたしの携帯が取られちゃった・・・・」
絶望にうちひしがれた女性の前に、突如一人の男が現れた!
「ちょっとまて、京ぽんマン! か弱い女性の携帯電話を奪う、にっくき悪党め! 成敗してくれる!」
「なにを・・・・? この京ぽんマンに偉そうな口をたたく、貴様はいったいだれなのだ!」
「ふふふ、よくぞ聞いたな」
「私があの正義の味方、モバイル戦士SIMフリーマンだ!」
「なにぃ? SIMフリーマンだと? モバイル戦士?笑わせるな! このオレ様の邪魔をしようっていうんだな。食らえ! オペラブラウザビームなのだ!!」
シャキーン! シャキーン!
「そうはいくか、京ぽんマン! SIMフリーLTEビーム!」
「うわぁ・・・!! 」
「ははは、京ぽんマン。まいったか。もう悪事はやめたまえ! 素直に携帯電話を彼女に戻すんだ!」
「くぅ、いやなこったなのだ。食らえ、SIMフリーマン!EDGEキーック!」
京ぽんマンの素早いキックをSIMフリーマンはひらりとかわした!
「どういってもむだなのか、京ぽんマン! 最後のとどめだ、SIMフリーiPhone 5sボンバー!」
「ぎゃぁーーーー!!!! SIMフリーマン、覚えておくのだ。この恨み、いつか晴らしてくれるのだ!!」
そういって京ぽんマンは一目散に逃げ去った。SIMフリーマンは奪われた携帯電話を京ぽんマンから取り戻した。
「はい、これ。あなたの携帯電話ですよ」
「SIMフリーマン、ありがとう!」
「なあに、お易い御用ですよ。悪事を働くやからがいる限り、このSIMフリーマンが退治してみます!」
「あ、あの、SIMフリーマン・・・・」
「なんです? お嬢さん」
「あたしのなまえは、ケイ子。柄ケイ子といいます・・・」
「ケイ子さん。ステキな名前だ。ぜひともその携帯電話でステキなモバイルライフを送ってくださいね!」
そういうやいなや、SIMフリーマンは去っていった。
「正義の味方、モバイル戦士SIMフリーマン! まぁ、なんてステキな方なのかしら・・・・。あんなヒーローとオンリー・ユー契約を組みたいわね 」
モバイル戦士「SIMフリーマン」次回に続く!