先月行われたWWDC 2013の基調講演では、大方の予想通り MacBook Air がアップデートされました。
これにさきだち、Vintage Computer の社長が MacBook AirとMacBook Pro Retina ディスプレイに1TB フラッシュストレージが搭載されると予想しました。
AirとRetinaは、1TB SSD が来ます。ソースは内緒。
— Muto Hideki (@VC_Inc) June 6, 2013
MacBookでフラッシュストレージが1TB積める?! ハンパない!!もはやSSDはHDDと同等の容量を備えています。
しかしその予想とは反して、アップデートされたMacBook Air は従来通りCTOで最大512GBを選べるのみということが判明しました。またMacBook Pro Retina ディスプレイも変わらずでした (CTOで768GBのフラッシュストレージ)。
VC社長のブログでも次のように述べられています。
「それから、極秘情報を元に事前にAirとRetinaのSSD 1TBを予想しましたが、新型Airは最大512GBのまま。どうやら、ガセだったようです。ごめんなさい!」
VC社長日記:WWDC 基調講演で新型Mac Proを発表 – livedoor Blog(ブログ)
結果的に空振りに終わった訳ですが、おそらく事情通から何らかの情報、根拠を得ての発言であったようです。
目をPCパーツに向ければ、たとえば Crucial は「M500」というSSDを出しており、960GB の大容量です。こちらのパーツは価格は75000円超と値は張るものの、一昔前(2007年頃)なら64GBが10万円以上していましたから、相対的に手が出しやすくなっています。円安のためPCパーツ全体で見れば値上げの傾向にありますが、それでもこちらの商品M500 960GBは値下げの傾向にあります。
いまCTOをするならば、MacBook Airは 512GB, MacBook Pro Retinaは756GBが最大容量です。これはAppleのマーケティング上の理由でそうしているのでしょう。
MacBook Airは価格の面ではノート型のエントリークラスという扱い(もっともその性能はすでにエントリーと呼ぶには相応しくはないですが)であり、MacBook Proはハイエンドユーザ向けという位置づけの戦略があるため、あえて微妙なヒエラルキーを出しているのだと思われます。
私個人としては、これは本当にビミョーな差なので、MacBook Air でも756GBを選べるようにしたらよいのにと考えます。
ただVC社長が予想したように、Air でも Retina でも1TBのフラッシュがCTOでも選べるようになるのでしょう。時期はクリスマス商戦時期の10月、11月になるのではないかと思います。1TBのフラッシュストレージを搭載したMacBook Air や MacBook Pro Retinaを早く見てみたいと思います。^^