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iPhone のデュアルSIMを活用する方法(ソフトバンクのプリペイドSIM)

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iPhone のデュアルSIMを活用する方法(ソフトバンクのプリペイドSIM)

現在販売されている iPhone はどれもデュアルSIMに対応しています。nano-SIM と eSIM が使えます。

またiPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR 以降はデュアル SIM に対応しています。

それらデュアルSIM対応のiPhone をお使いの方でも、「SIMはひとつしか使っていないよ」という方がいらっしゃるかもしれません。

しかしiPhoneでSIMが2つ使えると、使い方の幅に広がりが出ます。SIMを2つ使うことで、毎月の通信費用を削減できるかもしれません。

本記事では、iPhone のデュアルSIMの活用方法についてご紹介します。

ソフトバンクのシンプルスタイル(プリペイド)が激安で販売されていた

まず最初に取り上げるのは、ソフトバンクのプリペイドSIMです。ソフトバンクでは、プリペイド(前払い)によるサービス「シンプルスタイル」を提供しています。

プリペイドのプランの料金は、後払いポストペイドよりもやや高い金額設定がなされております。しかし、最初にお金を払っておけば、その分だけしか請求されないので、使いすぎの心配がありません。前払による支払い方式は、使い方によっては安心できます。

現在のプリペイドサービスでは、スマートフォンとSIMを販売しております。2020年暮れから2021年1月頭まで、ソフトバンクのオンラインショップではHUAWEI nova lite 2付きのシンプルスタイルが5501円でアウトレット販売されていました。

これはまたとないチャンスだと思い、私は購入しました。(このアウトレットセールはすでに終了しております)

HUAWEI nova lite 2
HUAWEI nova lite 2

nova lite 2は2018年のAndroid端末です。一括購入なので、SIMロック解除が即時で行なえます。この端末はいわゆる格安スマホのラインアップに位置づけられており、性能は低いです。

まして3年経った2021年のいま、nova lite 2を使うのはあまりおすすめできません。私も使うつもりはありません。

今回、私がnova lite 2付きのシンプルスタイルを購入したのは、端末が目的ではありません。シンプルスタイルのSIMを利用することが目的なのです。

▶︎▶︎ ソフトバンクオンラインショップでシンプルスタイルを見てみる

シンプルスタイルの仕組みと魅力

ソフトバンクのシンプルスタイルを購入するとプリペイドカードが発行されます。

ソフトバンクのシンプルスタイルのSIMカード
ソフトバンクのシンプルスタイルのSIMカード

こちらのカードを登録すると、翌日から60日間が発着信可能です。また短期間の間、モバイルデータ通信が使えます。

60日間が経ったあと、プリペイドカードを追加で購入することもでき、発着信可能な期間は最長360日間まで延長可能です。

今回のアウトレットセールではプリペイドに5000円分の残高がチャージされていました。ただし、初期費用(3300円)やユニバーサル料金(数円)がここから差しひかれることになります。利用期間は2ヶ月です。

シンプルスタイルの回線から、ダイヤル1400でプリペイド残高や残高の使用期限などが確認できます。(無料) たとえば、私ののシンプルスタイルは、下記のような状態になっています。

・残高は1693円。
・残高の使用期限2021/3/7まで。
・2022/3/2までにカードを追加登録すると同じ電話番号を続けて利用できる。

 

さて、シンプルスタイルの魅力とはいったいなんでしょうか?

それは音声回線を激安で一定期間持つことができる点です。

シンプルスタイルの残高は一定期間内は発信も着信もできます。ただし期限が来れば残高はゼロになってしまいます。

しかし、電話は360日間受けることができます。SMSも受信することができます。

アウトレット nova lite 2に5501円を支払うことで、360日間待受できる音声回線が手に入るというわけです。待受専用とはいえ、音声回線がほしい人にとっては、格安ということができるでしょう。

なおシンプルスタイルはMNPもできます。

iPhone ではシンプルスタイルを利用可能

このソフトバンクのシンプルスタイルのSIMを私の iPhone 12 Pro Max にいれてみました。

iPhone 12 Pro MaxにシンプルスタイルのSIMカードを挿入する
iPhone 12 Pro MaxにシンプルスタイルのSIMカードを挿入する

すると、問題なく発着信ができることを確認しました。

低スペックな nova lite 2は使わずに、いつも持ち歩いているiPhone 12 Pro Max でシンプルスタイルを楽しめるというわけです。

すでに述べましたように、プリペイドには有効期限があります。もし通話をしたければ追加でチャージしてあげればいいでしょう。

しかし、私はこの回線は受話専用、SMS受信専用で全く構いません。例えば、LINEはSMSを使いますよね。またTelegramなどもSMSを使います。受信用SMSは大変重宝します。

▶︎▶︎ iPhone 12 Pro/Pro MaxをApple公式サイトで見てみる

iPhone でデュアルSIM機能を活用する

iPhone 12 Pro Max (日本版)はデュアルSIM機能を備えており、nano-SIMに加えてeSIMを利用することができます。

今回、私は nano-SIMにはソフトバンクのシンプルスタイルSIMを使い、その音声サービスを利用します。

一方、eSIMには楽天モバイルを利用することにしました。楽天モバイルは物理SIMに加えて eSIM を提供しているのです。

主回線としてソフトバンクのシンプルスタイル、副回線として楽天モバイルを利用するのが狙いです。

楽天モバイルはキャンペーンを行っており、どれだけパケットを使っても無料です(1年間)。

このデュアルSIMにより、通話用の電話番号をふたつ持ち、さらに楽天モバイルの無料回線を使うことができます。ランニングコストは360日で5501円と激安です。

このように、iPhoneのもつデュアルSIMのメリットを生かして、iPhoneで2つの電話番号を扱えるようにし、iPhone利用の可能性を広げることができました。

キャリアがeSIMに対応してきた。iPhoneユーザは使わない手はない。

いま通信キャリアは、大きな変革期を迎えています。政府からの通信料金値下げを要請されています。

これまで、eSIMを展開する会社は楽天モバイルやIIJぐらいしかありませんでした。

しかし、ドコモのahamoやソフトバンクのLINEMOはオンライン専用プランとしてeSIMに対応します。本記事執筆時点ではauのpovoは不明ですが、おそらくeSIMに対応するでしょう。

これからの iPhone ユーザは、物理SIMを使わずに大手通信キャリアの提供するeSIMだけでiPhone を利用することができます。

今後私達が選ぶべきSIMはeSIM です。まずは eSIM を提供している通信キャリアを第一に考えるべきです。

そして空いた nano-SIMスロットには好みのSIMを入れます。

今回の私のように激安待受SIMを入れるということもできるでしょう。仕事で使っているSIM(たとえばドコモのFOMA)を入れるというアイデアもあります。

またときどき激安回線を見かけることがあります。ソフトバンクの大容量データ再販SIM(例えば月に100GB使えるとか、300GB使えるとか)を安価に入手することができれば、こちらを iPhone に入れるという可能性もあります。

デュアルSIMのおかげで通信サービスをより柔軟に使うことができるようになります。

通信キャリアが新しい通信サービスを展開する状況の中で、常に通信料金を削減したいと思っている私にとっては、iPhone のデュアルSIMがますます面白くなっています。

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