【2017年4月12日更新】
いま、iPad が大変な話題を呼んでいます。
2010年にAppleのCEO、故スティーブ・ジョブズ氏が発表したiPadは年を追うごとに機能が追加され、ますます便利になっています。
特にAppleのタブレットである「iPad Pro」は新しい周辺機器である「Apple Pencil」を用いて手書き入力やイラストの描画ができたり、あるいはキーボード「Smart Keyboard」を装着することができます。
「iPad Pro」は従来の9.7インチだけではなく、12.9インチという非常に大きなサイズのものも選ぶことができます。この12.9インチのiPadは、まるでノート型パソコンのような感があります。実際、iPad Pro はパソコンとほぼ同等のことができると言っても過言ではありません。
iPad Proの人気が高まっているさなか、「新しい iPadは何を選ぼうかな」と考えている方も多くいらっしゃることでしょう。
そこでご紹介したい iPad があります。それは「iPad mini 4」です。この記事ではiPad mini 4の魅力について紹介します。
目次
刷新されたiPad mini 4の魅力
Appleのタブレット「iPad mini 4」は2015年9月に登場しました。7.9インチサイズのiPadです。
12.9インチのiPad Proと同じタイミングでの登場ということもあり、iPad mini 4はいささか影が薄いようですね。
しかし、iPad mini 4 は従来のiPad mini 2、iPad mini 3から大きな飛躍を遂げていることは注目に値します。
iPad mini 4はiPad mini 3の後継です。このiPad mini 3は2004年に登場しましたが、前年に発売されたiPad mini 2とはほとんど機能の面で差がありませんでした。iPad mini 2にTouch IDがついただけのモデルがiPad mini 3でした。
iPad mini 4は、チップセットがApple A8 を搭載。画面はRetinaディスプレイで、フルラミネーションディスプレイを搭載することで、iPad mini 2及び3よりも綺麗になりました。反射防止コーティングがなされています。
iPad mini 4はiPad mini 2よりも1.4mm薄くなり、37g軽くなっています(セルラーモデル)。これははっきりと体感できるレベルです。モバイルデバイスで37g軽いというのは非常に大きい差です。
またiPad で写真やビデオを撮影することを楽しんでいる方も多いと思います。iPad mini 4の背面カメラでは8メガピクセルの写真が撮影できるようになりました (iPad mini 3は5メガピクセル)。また動画機能ではスローモーションビデオを撮影することができるようにもなりました。
iPad mini 4の最大の魅力は小型軽量とその取り回しの良さ
7.9インチディスプレイを採用したiPad mini 4には様々な魅力があります。私は取り回しの良さがiPad mini 4の最大の魅力であると考えています。シリーズの中で最も小型軽量なiPadなのです。
私はiPad mini を初代から使っています。その使用経験から「モバイルするならiPad mini サイズが一番いいなぁ」と感じています。
他の9.7インチ、12.9インチiPadももちろん持ち運び可能です。けれど、カバンにサッとしまえるかというと疑問です。特に12.9インチiPadは持ち運びのためのカバンを選ぶほど大きいです。
一方、iPad mini 4 は大抵のカバンにすっぽり収まります。「カバンの中にこっそり忍ばせておく」という表現がもっとも適切なのがiPad mini 4です。
iPad mini 4 は薄くて軽いので、カバンの中に入れてあることを忘れてしまうほどです。中にはボディバッグのような小さなバッグで持ち歩く人もいるほどです。
現行iPad シリーズの比較
ここでiPad シリーズの特徴を比較してみます。
12.9インチiPad Pro | 9.7インチiPad Pro | iPad | iPad mini 4 | |
---|---|---|---|---|
重量 | 713 g | 437 g | 469 g | 298.8 g |
持ち運びしやすさ | 持ち運びしにくい | やや持ち運びしやすい | やや重い | 非常に持ち運びしやすい |
チップ | 超速い A9X |
超速い A9X |
かなり速い A9 |
すごく速い A8 |
メモリ | 4GB | 2GB | 2GB | 2GB |
Apple Pencil・Smart Keyboard | ◯ | ◯ | × | × |
Bluetooth キーボード | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
値段 | △ 80,800円〜 |
◯ 60,800円〜 |
◎ 37,800円〜 |
◎ 43,800円〜 |
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この表でわかるように、iPad mini 4の重量298.8 gは驚異的な数字です。このiPad mini 4の重量のメリットをご存じない方が結構いらっしゃるのではないでしょうか。
外出先でモバイルデバイスを取り出すとき、デバイスの重量はきわめて重要なスペックです。チップの性能・メモリの容量と同じぐらい、あるいはそれ以上に重要な評価ポイントが重量です。
このiPad mini 4の軽さは特筆すべきことです。
iPad mini 4の使用感(私のiPad mini 4の使いかた)
私は 「iPad mini 4 (セルラーモデル、色はゴールド)」を使用しています。ここで私の使用感についてお話しいたします。
iPad mini 4はメモリ2GBがすごい
iPad mini 4を手にして最初に気づくことはメモリが2GBに増量されていること。メモリの効果がiPad を触るさまざまな局面で体感できます。
メモリが増えると、例えばSafariを使っていたとき、リロード回数が減ります。これはユーザ体験にプラスに作用します。
iPad mini 4を使う前、私は iPad mini 2 を使っていました。iOS 10時代、もはやメモリ1GB機種である iPad mini 2には戻れないですよ。今や iOS デバイスは iPadもiPhoneもメモリ2GB欲しいですね!
iPad mini 4 は画面が綺麗
iPad mini 4は画面が綺麗になりました。フルラミネーションディスプレイを搭載しているので、画面が見やすくなったのです。
かつてiPad mini 2はその色域が狭いと批判を浴びたこともありました。しかし iPad mini 4はとても綺麗です。
私は電子書籍を読むのにiPad mini 4は最適だと思います。AmazonのKindleデバイスは、私は買うつもりがありません。iPad mini さえあれば十分です。自炊したPDFファイルも入れて閲覧しています。
また私は楽天証券のアプリ「iSPEED for iPad」を利用しています。比較的大きな画面で各種レート・チャートを見ることができます。iSPEEDはiPhoneにもありますが、iPad 用の方がはるかに見やすいです。
iPad mini 4は iPhoneと組み合わせるとさらに便利だ
iPad mini 4はiPhoneと一緒に使うとさらに便利です。同じApple IDを使えば、様々な情報が共有できます。またアプリも使い回すことができますし、iCloud経由でメールやお気に入り、メモ、住所録などが共有できるほか、写真や書類も簡単に共有できます。
同一のネットワークにあれば、iPad mini 4からiPhone を経由してメッセージアプリからSMS/MMSを送ったり、FaceTimeオーディオコールだけではなく、電話をかけたりすることができます。このあたりの統合はAppleの真骨頂です。
またiPad mini 4を使うようになってから、その分iPhoneを使わないため、iPhoneのバッテリーが減りにくくなりました(笑)。これは副次的な効果ですが、決して無視できない効果ですよ。
iPad mini 4のデメリット
さてiPad mini 4のデメリットについて触れます。
まず第一にチップがA8であること。iPad ProにはA9Xが、iPad Air 2にはA8Xが搭載されています。一方、iPad mini 4はA8です。A8はiPhone 6・6 Plus に使われているチップです。
このA8はちょっと劣ります。そのためグラフィックスなどを重視するユーザーさん、ゲーマーさんはiPad mini 4では物足りなく感じる人もいるかもしれません。そのような方はiPad Proをお選びになるべきです。
なお私自身はiPad mini 4でゲーム「Minecraft」を子どもたちと一緒に遊んでいます。とても快適にプレイできますよ。
第二にiPad mini 4は、Apple Pencil・Smart Keyboardが非対応であること。現在、これらAppleの純正周辺機器はiPad Pro用となっています。もしApple Pencil・Smart Keyboardを使いたいならば、iPad mini 4ではなく、12.9インチ、もしくは9.7インチiPad Proを選ぶしかありません。
結論:モバイル人生に必要なタブレットは「iPad mini 4」でキマリ!
以上、iPad mini 4の魅力についてご紹介してきました。
iPad mini 4は取り回しの良い優れたデバイスです。外出先において大きな画面でiOSを使いたい時、とっても良いサイズ感です。
すでに述べましたように、iPad mini 4は Apple Pencil やSmart Keyboard が使えません。この点は確かに残念なポイントと言えるかもしれません。
ただ私自身は、自分にとってApple Pencil やSmart Keyboard が必要ないものだと判断しました。私はイラストを描けるわけではないし、外部キーボードも要りません。もし外部キーボードが必要ならば自宅にある安価なBluetoothキーボードを使えればそれでOKだと感じました。(Smart Keyboardは16,800ー19,800円もします。結構高価なのです。)
Apple Pencil やSmart Keyboardのような機能はもちろん魅力的です。でも、私がiPadに強く求めているのは「デバイスの軽さ・取り回しの良さ」です。
「外出先で大きな画面でiOSデバイスをさっと使う」ということが自分にとって最優先順位がより高いです。そう考えた時、Apple Pencil やSmart Keyboardが使えるiPad Proよりも小型軽量な「iPad mini 4」が一番いいなぁと確信しました。
そしてiPad mini 4は値段が比較的安いことも理由です。iPad mini 4は46,800円から購入できます。128GBのストレージがあります。いつも金欠でヒイヒイ言っている私でも手が出しやすい値段です。
iPad mini 4はセルラーモデルを選べ
そしてiPad mini 4で何より重要なのはセルラー機能です。いま「格安SIM」が大変流行っています。月々数百円でデータ通信できるSIMを簡単に利用できます。中には0円のSIMさえあります。
私もiPad mini 4 セルラーモデルで格安SIMを使っているのですが、全く問題ありません。実に快適に通信できています。たった月々数百円で通信できるのだから、是非ともセルラー機能活用したいところです!
Wi-Fiモデルを選んで自宅に置きっぱなし、なんてもったいないですよ!
さらにiPad mini 4セルラーモデルにはGPSが付いているのもポイントが高いです。iPad には標準で「マップ」アプリが付いてくるほか、「友達を探す」機能が付いてきます。これらを活用するのに、GPSは有用です。
結論
iPad mini 4を選ぶならば「iPad mini 4(Wi-Fi +セルラーモデル)」がオススメです。小型軽量なiPad mini 4は外に持ち出したくなるサイズです。Apple公式サイトでは、SIMフリーのiPad mini 4(Wi-Fi +セルラーモデル)が販売されています。これが一番いいです。
「ズボンのポケットにはかさばらない、小さなスマホを入れておく。そしてカバンやボディバッグにSIMフリーiPad mini 4を入れて格安SIMを刺しておく。そうすれば、いつだって大きな画面のiOSデバイスをさっと取り出して楽しむことができる。」
これが私の好きなiPadスタイルです。小型で軽量で取り回しに優れたiPad mini 4 は、モバイルデバイスに関心のある方にオススメしたいです。