日本マイクロソフト株式会社が、本日2015年9月30日より新しいOffice「Microsoft Office 2016」の提供を開始することを発表しました。

「Microsoft Office 2016」はMac版とWindows版とがあります。「Office 2016 for Mac」は Windowsに先行してすでに Office 365 solo ユーザには提供済みであることは当サイトでもレポートしました。

これまでのOffice for Macは、Windows版Officeとちょっと違っていて、逆にそこが面白かったりしたのですが、しかし2016年版からは両者は限りなく近づきました。モバイルデバイスの進展ともに、PC/Mac 用Officeは見た目はほぼ同等です。

「Office 2016 for Mac」はRetinaディスプレイに対応するようになりました。Office for 2011は部分的な対応でしたからね。また、マルチタッチジェスチャーにも新たに対応し、 オンラインのテンプレートも利用できるようになりました。

Office 2016 for Macはすべての Mac ユーザにとって見逃せない存在に仕上がっています。

「Office 2016 for Mac」はOffice 365に加入する方法と、永続ライセンス版を購入する方法があります。

サブスクリプション版Office 365

まずOffice 365についてです。これは購読型サービスで月額制/年額制です。

一般消費者であるわたしたちにとっては「Office 365 Solo」というパッケージが用意されています。私も「Office 365 Solo」の加入者の一人です。

「Office 365 Solo」に加入すれば、月々わずかなお金でOffice を最新の状態で利用することができるばかりか、WindowsやiOS、Androidでも Office をフルで楽しむことができます。

永続ライセンス版 Office for Mac

次に永続ライセンス版についてです。Office 365は月額制/年額制であるのにたいして、永続ライセンス版は昔ながらの売り切り型。

一度に支払う方法は高いかもしれませんが、いつまでもOfficeを利用することができます。長い目で見るとこちらのほうがオトクだと考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。

サブスクリプション版Office 365

Office 365 Solo ¥12,744 (税込)

Office 365 Soloは、1 年間のサブスクリプション型です。PC または Mac 2 台、iPad、Android、Windows などのタブレット 2 台、スマートフォン 2 台でオフィスをフルに楽しむことができます。
1TB のクラウド ストレージが利用できますし、Skypeを毎月 60 分間使えるので、電話代を浮かせることができます。
永続ライセンス版 Office for Mac
Office Home and Student for Mac ¥25,704 (税込)
Office home and Business for Mac ¥37,584 (税込)

統合パッケージ版として、「Home and Student」と「Home and Business」の2つがあります。いずれも2 台の Mac で使用可能です。Word、Excel、PowerPoint、OneNote の完全版のインストールが可能

なお「Home and Student」と「Home and Business」の違いについてですが、商用目的でOfficeを利用する場合は、ライセンス規約上「Home and Business」を選ぶ必要があります。

いっぽう、単体版もあります。
Word 2016 for Mac ¥15,984 (税込)
Excel 2016 for Mac ¥15,984 (税込)
Outlook 2016 for Mac ¥15,984 (税込)
PowerPoint 2016 for Mac ¥15,984 (税込)

当サイトではOffice 2016 for Macの魅力を引き続きレポートしてまいります。

【2015年10月14日追記】Office 2016 for Macのセキュリティアップデートが更新されました

2015年10月14日、Office 2016 for Macのセキュリティアップデートが更新されました。

MS15-110: Description of the security update for Office 2016 for Mac: October 13, 2015

Office 2016 for Macがリリースされてから初の大型セキュリティアップデートです。ユーザは、Microsoft AutoUpdate for Macから簡単にアップデートすることができますので、ぜひとも更新されることをお勧めいたします。