2013年のIT市場の国内販売動向を発表したジーエフケーマーケティングサービスジャパンによると、タブレット端末が伸びており、前年比79%増の545万台となったとのことです。これは驚くべき数字です。さらにこの調査では「法人への導入進展により数量が伸びた」としており、法人によるタブレットへのIT投資が活発であったことを述べています。(PDFより引用)
このことを裏付けるのがアスキーの記事です。Appleのタブレットデバイス「iPad」が様々な企業で大量に導入されています!
企業・団体名 | 台数 | 主な対象者 |
---|---|---|
資生堂 | 1万1000台 | 美容部員 |
全日本空輸 | 8500台 | 乗務員 |
野村證券 | 8000台 | 営業担当者 |
東日本旅客鉄道 | 7000台 | 乗務員 |
日立システムズ | 2000台 | 保守・営業部門 |
ダイキン工業 | 6000台 | 営業・代理店 |
スターフライヤー | 70台以上 | 乗務員 |
大谷大学 | 840台以上 | 人文情報学科学生と教職員 |
佐賀県議会 | 38台 | 議員 |
※「企業はなぜAndroidではなく、iPadを選ぶのか」より引用 スマホのかたは横にしてご覧ください
驚くべき導入台数のiPadがだれもが知っている大企業において導入されている事に気づきました。これほどまでに企業が熱心にApple製品を導入した事はかつてあっただろうかと思わされます。
目次
企業がiPad を導入した理由
これらの企業や学校などがiPadを導入した理由はなんでしょうか。さきのアスキーの記事のよると次の事柄が挙げられています。
- セキュリティーの確保
- OSの汎用性
- 運用上のサービス
- 操作感・速度感
- 専用アプリケーションを利用できる拡張性
- ウイルス対策をはじめとしたセキュリティー
- アプリの汎用性
Appleは初代iPhoneを発売した2007年から法人利用を狙っていたことはよく知られています。Microsoft Exchange Serverと連携したり、VPNが使えたり、アプリを一斉に配布する仕組みを備えていたりしました。またセキュリティも重要なポイントひとつです。
iPadはiPhone以上に法人市場を見据えています。もともとMac向けだったアプリiWorkもiPad対応がはじめからなされておりました。
私はiPadのKeynoteを使った企業のプレゼンテーションを頻繁に見ます。
オフィスにおいては依然としてMicrosoft Windows + Microsoft Officeが支配的です。しかし、ソフトとはOffice「PowerPoint」かもしれないけれど、再生するのはiPadのKeynoteでなんら問題ありません。互換性はたいへん高いです。
またKeynoteのアニメーション機能がすぐれているのは申し上げるまでもありません。
企業がAndroidタブレットやWindows8タブレットを敬遠した理由
いっぽう企業がAndroidタブレットやWindows8タブレットを選ばなかった理由はなんでありましょうか。
「Androidはセキュリティーの脅威が問題となり、Windows 8は既存リソースを生かせるというメリットがあるものの、情報システム部門がまだ模様眺めの状態で、タブレットならではのアプリがまだ少ない」と述べられています。※「企業はなぜAndroidではなく、iPadを選ぶのか」より引用
昨今のビジネスシーンにおいてセキュリティを意識しない企業は規模を問わず存在しないと思います。すくなくとも名の通った会社においてはきちんとセキュリティ対策を講じていることでしょう。
Androidタブレットは企業で利用できるだろうか(私の体験)
私は昨年7インチタブレット「Nexus 7」を購入して、しばしAndroidの世界を楽しみました。iOSと異なりAndroidはいろいろと自由です。制約がかなり少ないです。ファイル単位で操作できるメリットがあります。
しかし、もし仮に私が企業のセキュリティを預かる立場だったとしたら、Androidタブレットはいろいろ問題があるなあと感じます。
まずひとつ目はSDスロットです。Android端末にはだいたいSDスロットがあるのですが、私は懐疑的です。SDスロットがあることでいろいろな危険なことができてしまいます。
二つ目は信頼のできないサイトからアプリがインストールできてしまうことです。これは怖いと私は感じています。情報流出の原因となってしまいます。Android を使う以上、Google Play縛りが必要だと私は考えています。
個人で使う分にはいいんですよ。なにがあろうと自己責任ですから、自分で対処を考えられます。個人情報をいれなかったり、大事なファイルは扱わなかったりすればいいわけです。
しかし企業で使う分にはそうはいきません。組織として100台、1000台、10000台となると、線をきっちり引いた運用を考えないととんでもないことになってしまいます。セキュリティは企業の生命線といっても過言ではないからです。
まとめ:iPadをビジネスの場に活かす!
iPadがこれからもますますビジネスの場で取り上げられる事でしょう。いまiPadを買うとiWorkが無料でついてきます。これはすごいことです。
オフィスファイルをパソコンで作って、あとはiPadにほうりこんでやればいいんです。そうすればデスクで造ったオフィス文書をモバイルで最大限活用できます。
クラウドにファイルを上げてやればiPhoneからでもiPadからでも修正できる。そして即時で反映される。このクラウドのメリットを最大限ビジネスに活かしたいのです。
iOSはセキュリティも安心です。iOSがけっして完全無欠などとは申し上げません。しかしSDスロットがなかったり、iTunes Store縛りがあったりするのは、管理の面からはより安心できるといえます。
仕事も遊びもiPadがいいです。セキュリティも比較的よい。タブレットデバイスは、iOSで決まりです。
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