先日、Phone 15 を購入しました。今回購入したのは iPhone 15 のブラック 128GBモデルです。
こちらは、iPhone 13 からの乗り換えで、家族が使用する目的です。
これまで使っていたiPhone 13からiPhone 15へデータを移行しましたが、実に簡単に完了しました。
移行作業は何度もやってきましたが、2024年においてもやはり簡単でした。ほぼ全てのデータがあっさり新型iPhoneに移行されます。アイコンの配置もそのまんまです。この辺り、Appleの凄さを感じます。
本記事では「iPhoneのデータ移行」について、私の実体験も交えてご紹介しますね。
目次
iPhoneのデータを移行する(いくつか方法がある)
これまでお使いだった iPhone から、全く新しい iPhone に移行する際の手順です。
データ移行については、「クイックスタートを利用する方法」、「iCloudを経由する方法」、「Mac/PCを経由する方法」という3つの方法が主にあります。
どれもAppleが推奨している方法ですが、特にAppleは「クイックスタートを利用する方法」と「iCloudを経由する方法」をお勧めしています。
ただ、私は「Mac/PCを経由する方法」が一番確実で簡単だと感じています。「クイックスタート」は失敗したことがあるからです。
簡単に、これら3つの移行する方法についてまとめます。
クイックスタートを使ったデータ移行
クイックスタートは、iOS 12.4以降で利用できる機能で、iPhone同士を直接通信させてデータを移行します。Wi-Fi環境が必要ですが、iCloudストレージやMac/PCは不要で、最も簡単にデータを移行できる方法です。
メリット
- iPhone2台のみでデータ移行可能
- パソコンが不要
デメリット
- 容量が多いと時間がかかることがある
iCloudを使ったデータ移行
iCloudは、アップルが提供するクラウドストレージサービスです。iCloudを使うことで、Wi-Fi環境と2台のiPhoneさえあれば、データを簡単に移行できます。
メリット
- Wi-FiとiPhone2台だけで移行可能
デメリット
- Wi-Fi環境が必要
Mac/PCを使ったデータ移行
MacのFinder、PCのiTunesを使ったデータ移行方法です。いったん iPhone のバックアップデータをMac/PCに作成します。次に新しいiPhoneにそのバックアップを復元します。
この方法はWi-Fiがなくても使えますが、Mac/PCが必要です。
メリット
- 比較的早くデータ移行ができる
バックアップデータを複数持てる
デメリット
- Mac/PCが必要
- Mac/PCの環境を確認する必要がある
- Mac/PCの操作に慣れている必要がある
まずは新規で購入したiPhoneの初期化とソフトウェアアップデート
データ移行を始める前に、旧iPhoneと新iPhoneのソフトウェアのバージョンを合わせておきます。バージョンが異なると失敗する可能性が高まります。基本的には、新旧どちらのiPhoneも最新のバージョンに揃えておくべきでしょう。
また新しいiPhoneが初期化されていることを確認します。以下の手順で初期化が可能です。
クイックスタートを使ったデータ移行、またはiCloudを使ったデータ移行
クイックスタートを使ったデータ移行、またはiCloudを使ったデータ移行については、下記のAppleのビデオが参考になります。
これをよくみると良いです。概要欄には、関連情報のリンクが貼ってあります。これを完全に理解し、手順通りに行うと失敗せず移行できます。
Mac/PCを使ったデータ移行
さて、私がお勧めするMac/PCを使ったデータ移行についてです。これについては、Appleはビデオを作成していないようです。
Mac/PCを使ったデータ移行についてAppleがビデオを作成しない理由はわかります。いちいちMac/PCを有線でかませると、話がややこしくなるからです。ただそれはサポートする側の論理です。
Mac/PCを使ったデータ移行は昔ながらの方法です。ただこれで私は失敗したことがないのです。私自身はクイックスタートで失敗して時間を無駄にしたことがあるため、あえて積極的に使おうとは思いません。
一個人ユーザの立場としては、Mac/PCを用意し、バックアップ用にローカルの空き容量を十分確保しさえすれば、こんなに楽に移行できるのかと拍子抜けします。
移行方法は下記の通りです。
Mac/PCを使ったデータ移行
- 旧iPhoneをパソコンに接続します。
- 「このコンピューターを信頼しますか?」の表示で[信頼]をタップ。
- Macのファインダ、PCのエクスプローラーで、iPhoneアイコンをクリック。
- それぞれiPhone の設定する画面まで進めます。
- [ローカルバックアップを暗号化]にチェックを入れ、パスワードを設定。
- [今すぐバックアップ]をクリック。
- バックアップが完了したら、新しいiPhoneを接続し、初期設定を進め、バックアップを復元」を選択。
- 各バックアップの日付を見比べて、適切なものを選択。
- [バックアップを復元]をクリック、
- 暗号化したバックアップのパスワードの入力し、「復元」をクリックして、復元が終わるまで待つ。
デバイスが再起動したあとも接続したまま、コンピュータとの同期が終わるまで待ちます。
同期が終わったら接続を切ります。
データ移行の注意点
すでにご紹介しましたように、「クイックスタートを利用する方法」、「iCloudを経由する方法」、「Mac/PCを経由する方法」のいずれかの方法を用いると、簡単にデータ移行が終わります。
ここでは、注意すべきポイントをお伝えします。
新しいiPhoneのストレージ容量に注意
新しいiPhoneの容量が古いiPhoneより少ない場合、移行できない場合があります。もしかしたらこれはレアなケースかもしれません。しかし私は過去にこのような状況で移行しようとして失敗したケースがあります。
当たり前ですが、古いiPhoneのデータをあらかじめ減らしておく必要がです。
SIMの入れ替えは移行作業が終わってから。
どこかのタイミングでnanoSIMを入れ替えたり、eSIMを移行したりする必要がありますが、それらは全てデータの移行作業が終わったから実施します。
eSIMの移行が、深夜はできないケースもあります。気をつけて下さい。
移行作業が終わったら新しいiPhoneで動作確認をしっかり行う
Mac/PCを経由する方法で移行作業をするとほとんど同じ状態が引き継がれます。ただ、アプリはログアウトしているものもあります。特にセキュリティに厳しいアプリです。
LINEやApple Payなど金融系のアプリは動作するか、しっかり確認します。新端末でログインするにあたり、旧端末が必要な場合もあります。
鉄道系は、営業時間内に移行する前提のものがあるので、深夜の移行作業は気をつけて。
Apple Accountとパスワードは絶対に忘れない
多くの人が、Apple Accountを利用していると思いますが、このアカウントとパスワードは絶対に忘れないことです。これを忘れたら、全てが水の泡です。
最後に
以上、iPhone のデータ移行についてお伝えしました。
AppleはクイックスタートやiCloudを利用して移行することを推奨しています。
もしMac/PCをお持ちで、操作に慣れているのならば、Mac/PCを経由して行うと早いです。Mac/PCのローカルストレージの容量を気にするとか、暗号化パスワードを用意するとか、多少手間はかかります。
しかし、Mac/PCに iPhone を有線で繋ぐことは、逆に言えば確実にデータ転送が行われるということです。エラーが仮に出ても、原因分析がしやすいです。
Mac/PCを持っていない人は、クイックスタートを使えばいいでしょうが、Mac/PCがあればこちらにバックアップをとって、復元する方法が、確実であり、失敗する可能性が低いというのが私の過去の体験談です。