このサイトにはしばしば登場する、私の愛用機種「MacBook Air (11-inch, Mid 2011)」。
本記事執筆時点の2024年9月のいまもサブとして遊んでいます。13年前のモデルなのですが、実は動きます。キビキビ動きますとは決して言えません。しかし、まぁ動きます。
こちらの2011年製MacBook Air (11-inch)に、OCLPを利用して、最新の macOS Sequoia をインストールしてみました。本記事はそのレポートです。
目次
この Mac のハードウェア仕様
私が利用しているMacBook Air (11-inch)の使用は下記の通りです。
ディスプレイ 11.6インチ 1,366 x 768ピクセルサイズおよび重量 高さ:0.3〜1.7 cm、幅:30 cm、奥行き:19.2 cm、重量:1.08 kg
ストレージ 128GBフラッシュストレージ
デュアルコアIntel Core i5、4GB 1,333MHz DDR3オンボードメモリ
Intel HD Graphics 3000。
USB2.0ポート(最大480Mbps)x 2、Thunderboltポート x 1
OCLPを用いて macOS Sequoiaをインストール
Open Core Legacy Patcher (OCLP)という素晴らしいプロジェクトがあります。
こちらのOCLP製アプリを利用すると、古いMacでも最新のmacOS がインストールできることがあります。
私が利用しているMacBook Air (11-inch)は2011年モデルであり、元々は「OS X Lion」がプリインストールされていました。
その後さまざまなOSを経て、High Sierraが最終サポート版です。とうに打ち切られてしまっているわけです。
今回、最新のmacOS 「macOS Sequoia 」がリリースされことをきっかけに、OCLPを用いてインストールしてみたいと思いました。
macOS Sequoiaをインストールするのに要した時間
OCLPはいくつかの手順があります。それはこちらのサイトに有志の方がまとめていらっしゃいます。
これを参考にUSBインストーラーを作成し、MacBook Airにインストールしました。
夜21時に開始して、終了したのが大体0時でした。大体3時間ぐらいの作業時間となりました。
やることは単純で、OS をダウンロードして、USBに書き込み、インストールする。これにパッチを当てる作業が加わります。全く複雑ではありません。
MacBook Air (11-inch, Mid 2011)には無事インストールでき、起動を確認できました。
やったぜ、ベイビー!
macOS Sequoiaは13年前のMacBook Airで動く?
MacBook Air にmacOS Sequoiaをインストールしたのですが、すぐにさまざまな問題に直面しました。
まずブートにものすごく時間がかります。
非Metal機種なので、グラフィックス周りの不具合は覚悟しておりました。スクリーンセイバーもすぐに切りました。
しかし、ファンが回り続けたり、動作がいちいち遅かったり、半端なかったです。Apple Accountの設定も苦労しました。念のためと思って、扇風機で風を送りました。
また次の日には、ついにログインできなくなってしまいました。Apple Accountからのログアウトもできません。トホホ・・・。再起動を繰り返したらやっと動作して、ログインできました。とにかく不安定です。
ただWi-Fiは繋がりました。これはよかったです。もしかしたら Wi-Fi に繋がらないかもしれないと有線LANを準備していたためです。
2011年MacBook Airに最適なOSは?
まとめると、macOS Sequoiaのインストール自体はできたものの、ありと2011年MacBook Airあらゆることが緩慢といった感じです。システム設定にもなかなか入れません。
13年前のハードウェアでは、最新のOSは荷が重すぎる。シンプルにそう感じました。当たり前の事実を当たり前に再確認した、という次第です。
もっとも、2017年のmacOS High Sierraの時点で、MacBook Air (11-inch, Mid 2011)にとってはすでに重さを感じていました。2011年Macには、El Capitanあたりが一番よかったと思います。しかしEl Capitanももう継続使用は難しいです。
最終的に他のMacで、High SierraのUSBインストーラーを作成し、OSをMacBook Air (11-inch)に再インストールしました。この辺りはもう何度もやっているので、目を瞑っていてもできます。
なおインターネットリカバリーから、High Sierraをインストールはできませんでした。
もう色々サービス終了しているようです。
まとめ
以上、2011年製MacBook Air (11-inch)に、OCLPを利用して、最新の macOS Sequoia をインストールしたことをお伝えしました。
13年前のMacBook Airは、最新のOSには全く対応していませんでした。それ自体を自分の目と手で確認できてよかったと思います。
至極当たり前なのですが、最新のテクノロジーを楽しもうと思ったら、やはりハードウェアもアップデートしていかなければなりません。
2011年製MacBook Air (11-inch)にはとりあえずHigh Sierraを入れはしましたが、今後は余生を鑑賞用として利用したいと思います。いままでありがとうございました。
なお当サイトでは MacBook Air のセール情報をお伝えしております。Apple Mチップが搭載されたMacBook Airのセールは、下記の情報をご参考になさってください。