Fiksu社が、これまでのiPhoneのローンチに対するiPhone 6 and 6 Plusの普及率(iPhone 6 and 6 Plus Adoption Relative to Prior iPhone Launches)を発表しています。
Fiksu iOS 8 Tracker | Fiksuスマートフォンアプリのマーケティング会社であるFiksuがローンチからの経過時間とともに Fiksuのクライアントアプリを用いたアクティブになったiPhone機器の割合を示したのが下記の図です。
iPhone 6 and 6 Plus Adoption Relative to Prior iPhone Launches
Fiksu iOS 8 Tracker | Fiksu より引用 クリックすると大きくなります。
iPhone 6/iPhone 6 Plus は日本においては2014年9月19日8時にローンチしました。
当記事執筆時点である9月23日2時においては、すでに90時間が経過しております。
いっぽう米国時間では時差の関係で日本よりも遅れてのローンチです。上記の表は80時間が経過した段階での最新の状況を表したものです。
Fiksuの表から分かること
ローンチ後80時間経過した各デバイスの普及率
Fiksu iOS 8 Tracker | Fiksu より引用
iPhone 6 の普及率
Fiksuの表からは、iPhone 6 Plus が0.26%、iPhone 6 が1.75%を占めており、iPhone 6とiPhone 6 Plusの比較ではiPhone 6が圧倒的にアクティベートされていることが分かります。
iPhone 6のグラフにはこれまでにない勢いがあります。
iPhone 6のアクティベーションの率は過去のどのiPhoneよりも上回っております。
過去の比較では、同じ経過時間の比較で、iPhone 5sは0.61%でした。昨年あの大人気だったiPhone 5sのざっと3倍もの割合のiPhone 6がアクティベートされております。
使っているiPhone 5が2年を経過したので買い替えようという気になったこと、大画面iPhoneへの渇望、カメラ機能の向上などiPhone 6がアクティベートされる理由はたくさんあります。
iPhone 6がこれほどまで人気である理由については、別途当サイトでも考察してお伝えしたいと思います。
iPhone 6 Plusの普及率
いっぽう iPhone 6 Plusについていえば、iPhone 6 Plus の普及率が0.26%ということですから、昨年でいうと iPhone 5cと同程度であると結論づけられるかと思います。これは低い部類に入ります。
Appleは本日先週末3日間におけるiPhone 6及びiPhone 6 Plusの販売台数が1000万台を越えたと述べたことは当サイトでもお伝えしました。
iPhone 6/iPhone 6 Plus が最初の3日間で1000万台販売されたと発表(Apple)
今回ご紹介したFiksu社の表から、この1000万台のうち大部分がiPhone 6であったことがうかがえます。
なぜ普及率が小さいかというと、これまたさまざまな理由が考えられるでしょうが、主要な理由の1つは、マーケットに出回っているiPhone 6 Plusの数量が少ないことがあげられます。
iPhone 6 Plus は製造がやや困難であるという報道がありましたが、時間が経過するにつれ生産の問題は改善し、歩留まりも良くなっていくと思われます。したがって、アクティベーションされるiPhone 6 Plus の率もまた高まってくると考えられます。