iPad mini セルラーは、SIMロックフリー版のものを私は愛用しています。
本エントリではSIMロックフリー版iPad miniをなぜ選んだかついて述べます。
iPad 及びiPad mini にはWi-FiモデルとWi-Fi+セルラーモデルがあります。違いはAssisted GPSと携帯電話通信機能が搭載されているか否かという点です。
どちらのモデルがよいかというと、コストなどさまざまなファクターがあり一概には言えないのですが、もし費用の面を無視するならば、単純に機能のおおいセルラーモデルが優れていると言えます。たとえていうならば、iPhoneとiPod touchの違いと言ってもいいでしょう。
私はiPad mini セルラーを愛用しています。iPad miniでどこでもインターネットが使えるという点、地図アプリでGPSを使えるという点があります。そのため外出時はいつでも携行しています。
iPad mini を買おうと思ったとき、当初はWi-Fiモデルも検討しました。しかしiPad miniは片手に収まるほど小さいのですから、外に持っていって自由に通信したくなると考え、Wi-Fiモデルは排除し、セルラーモデルを検討しました。
またセルラーモデルは、国内のキャリアが販売しているモデルではなく、SIMロックフリーを選びました。これはいくつかの理由があったためです。
目次
SIMロックフリーの理由: auスマートバリューが使えなかった
auは「auスマートバリュー」というサービスを展開しています。これがなかなか美味しいプランなのです。
自宅にてauひかりを使っている場合、auのiPhone, iPadから最大2年間1480円割引してくれます。最大10台まで適用されますので、もし2台お持ちの場合、毎月2960円割引されます。これはオイシイ。
iPhone 5 も iPad mini セルラーもLTEを普通に使えて、1台あたり3500円/月のコストだったら私は納得です。
なので、私もぜひauスマートバリューを使いたいと思ったのですが、自宅マンションがau光に対応しておらず、フレッツ光しか使えないのです。
そのため auのiPad mini セルラーは諦めたという次第です。これは消極的理由であります。
SIMロックフリーの理由: Verizon版は日本国内でさまざまなキャリアのSIMを刺せる
そこで国内キャリアの販売するiPad miniはやめて、海外のiPadに眼を向けました。ご承知のように海外のiPadはSIMロックフリーです。電波の種類とSIMの形状さえ合えば、iPad に刺して使うことが出来ます。
私は Apple Store (US) でiPad mini (Verizon版)を購入し使用しています。iPad mini (Verizon版)が面白いのは、日本国内において使用するばあい、さまざまなキャリアのSIMを使用できる点です。
例1) NTTドコモのLTE「Xi」のnano SIM をiPad miniに刺すことが出来ます。
下記の例が参考になります。
SIMロックフリーiPad mini をNTTドコモnano SIMでLTE接続する – PBWEB.jp
例2) SoftBankのnano SIM をiPad miniに刺すことが出来ます。
下記の例が参考になります。
SIMフリーiPad miniレビュー③ SoftBankのLTEネットワークに接続成功
こちらの例では、SoftBank版 iPhone 5のnanoSIMをiPad miniに刺しています。ネットワーク共有は出来ないと報告されています。
例3) EMOBILE LTEのSIMをチョッキンしてiPad miniに刺すことが出来ます。
下記の例が参考になります。
SKYBLUE MOBILE » Blog Archive » EMOBILE LTEがiPad miniで使えた件について
EMOBILEのSIMはnanoサイズが存在しないので、自己責任でチョッキンすることになります。また iPad miniは、EMOBILE 3Gには対応していないという点にも留意されるべきでしょう。
EMOBILE LTEは、最安月額料金:3880円(「LTEフラット にねん」契約時)という点も注目に値します。
例4-1) ドコモMVNO のSIMが利用できます。たとえば「OCN モバイル ONE」です。
OCN モバイル ONE | OCN プロバイダ(インターネット接続)
受信時最大112.5Mbpsの高速LTE通信が可能。1日当たりのデータ通信料の上限は30MBです。
月額980円でLTEが使えます。合計通信量が30Mバイトに達した場合、当日23時59分まで通信速度が送受信時最大100kbpsになります。
iPad mini で安価にLTEを使うなら、一番アツいSIMがこちら「OCN モバイル ONE」でありましょう。
例4-2) もうひとつMVNOの例を取り上げます。IIJの「IIJmio高速モバイル/Dサービス」です。
こちらも、月額料金945円と安価にLTEを利用できます。通信速度は最大200kbpsです。クーポンを購入すれば下り最大112.5Mbpsで通信できます。
IIJmioの面白い点はファミリーシェアプラン。SIMを3枚貰え、分け合うことが出来ます。いまどき多くの方が複数の端末をお使いですから、こちらを利用すれば総コストを下げることが出来るでしょう。
OCN でいくか、IIJmioでいくか、検討してみたいとおもいます。
例5) au 版 iPhone 5 のnano SIMをiPad mini (Verizon版)に刺すことが出来ます。
私はこちらで運用しています。下は私のiPad miniの様子です。
まとめ:SIMロックフリー版iPad miniを選ぶ理由
まとめるとiPad miniには自由があります。さまざまなキャリア/MVNO事業者のサービスを比較検討し、個人にあったものを自由に選ぶことができます。国内版iPad miniの料金は2つのキャリアのいずれかにより一律に決められていますが、SIMロックフリー版であればユーザの思うサービスを使用できます。
当エントリの冒頭で、「費用の面を無視するならば」と申し上げました。たしかに国内キャリアでつかえば、月額コストは5000円、年間60,000円かかります。さらに2年以内に契約を解除すれば10,000円弱の費用がかかります。iPad mini セルラーの使用料はけっこう高いのです。
しかし、MVNOはLINEモバイルがオススメです。月額500円でLINEが使いたい放題です。
端末自体の値段についていえば、国内版よりもSIMロックフリー版は1万円から2万円ほど高価にはなりますが、ユーザの運用次第でトータルコストを小さくすることもできます。SIMロックフリー版iPad miniは積極的に検討すべき魅力がたくさんあります。