五木寛之さんの著作が4月19日、多数 Amazon Kindle 化されました。五木さんの名作がKindle 化され、またお安くなったので、手に取りやすくなりましたね。この流れ、大歓迎です。
Amazonでは、ベストセラーになった「大河の一滴」「人生の目的」「運命の足音
」などの幻冬社の本が販売されているほか、講談社の「親鸞」も Kindle になっています。
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私は高校生のころ五木寛之さんのファンです。そのころ、エッセー「風に吹かれて」を読んだり、あるいは五木さんのラジオ「五木寛之の夜」(2004年9月26日終了)を聞いていました。ラジオはけっきょく最終放送までおつきあいしました。いまでも録音した最終回のMP3を大事に保管しています。
五木さんにはいろいろ教えてもらいました。ファドのアマリア・ロドリゲスを聞くようになったのも五木さんの影響ですし、五木さんの「夜明けのタンゴ」を読んで、神保町の喫茶店「ミロンガ」にもしょっちゅういきました。最近ご無沙汰ですが・・・。
五木寛之と野坂昭如がわたしのアイドルなんです。昔から、将来こういうジジイになろうと昔から思っていました(爆)。
五木さんの本はだいたい暗いものが多いです。世間は暗いものをあまりよしとはしませんが、逆に五木さんはネガティブなものに価値を見いだしそこに力があると言っています。若い頃、五木さんのそういう姿勢に共感したものです。
五木さんの人生訓が述べられたエッセー集がとくに「大河の一滴」「人生の目的」「運命の足音」です。古い本ですが、内容は依然として通用するものがあると思っています。^^